ニイハオ、旅ブロガーのファインです。
あなたは、台湾の国家公園をいくつご存じでしょうか?
①墾丁②玉山③陽明山④太魯閣⑤雪馬⑥金門⑦東沙環礁⑧台江⑨澎湖南島
上記の9つが台湾の国家公園で、その中の陽明山は台湾で3番目の国家公園です。
台北市内からも行きやすいので、週末はかなりの観光客と台湾人で賑わっています。
混雑を避けたい方は、平日観光がオススメです。
ということで、今回は台湾の国立公園「陽明山国家公園」について語ります。
※陽明山国立公園と呼ばれることもありますが、ここでは陽明山国家公園で統一します。
陽明山国家公園:Yangmingshan National Park
陽明山国家公園を山の名前と思っている日本人が多いですが、
「大屯山」
「七星山」
「紗帽山」
「小観音山」
の4つの山を総称したものが「陽明山国家公園」なのです。
ちなみに、陽明山の「陽明」とは王陽明という学者の名前からつけられています。
日本の四季のように季節がハッキリしているので、年に4度異なる風景を楽しめます。
以下の写真は、なんとなく箱根のすすきのがある風景に似ていませんか?
陽明山の火山活動は200万年以上に渡り、合計20数個の火山形成が続きました。
約20万年前に「紗帽山」が現れたのち噴火活動が停止しました。
陽明山国家公園で煙などを見ることができる風景は火山活動の跡です。
円錐形の火山、噴火口、火口湖、ダム湖、温泉、硫黄噴氣孔などが存在しています。
七星山:Qixing Mountain
陽明山国家公園の最高峰で、標高 1,120メートルあります。
噴火による溶岩流と火山の破片によって形成された円錐形の火山です。
現在は、小油坑、冷水坑、苗圃からが人気のハイキングコースとなっています。
七星山は、70万年前まで活発な噴火活動が行われていました。
カルデラは長い年月をかけ浸食され、大小7つのピークになっています。
その形が、北斗七星を連想させることから「七星山」と名付けられました。
大屯山: Datun Mountain
標高:1093Ⅿ
紗帽山
鐘形の厚い溶岩でできており、流れの遅い溶岩が積み重なり形成されました。
柵はありますが、断層の亀裂に沿って温泉が湧いているところも観ることが出来ます。
紗帽山は、温泉地として歴史が長く、多くの記載文献が残っているのです。
温泉地には白色硫黄泉、緑色硫黄泉、冷泉、地熱谷などが見られます。
山間の沿道には、日本の温泉地では見られない温泉レストランが並んでいます。
小油坑
トイレやビジターセンターも整備されています。
ビジターセンターの近くに噴煙が上がっている様子を見学できる場所があります。
アクセス:Access
皇家客運バス
バス番号:1717番
台北駅 Ⅿ8番出口を出ると公園にバス停があります。
バスは2列+1列で、かなり揺れるので酔いやすい人は前方窓側を選びましょう。
「陽明山バスターミナル」下車
このバスは、陽明山国家公園を通り金山が終点となるルートです。
所要時間:約44分
運賃:50元(悠遊カードも利用できます)
台北市バス
バス番号:260番
台北駅 Ⅿ5番出口から忠孝路バスターミナルの4番乗り場から260番バスが出ます。
8番乗り場にも260番のバス停がありますが、降車専用なので乗車できません。
⇒ 陽明山バス停108番に乗り換え ⇒ 「陽明山バスターミナル」下車
所要時間:約60分
運賃:30元(悠遊カードも利用できます)
運行時間:5時台~22時台
運行間隔:約15分間隔
紅5系統バス
MRT「劍潭駅」発 ⇒ MRT「士林駅」経由 ⇒ 陽明山バス停108番に乗り換え
⇒ 陽明山バスターミナル下車
劍潭駅のバス停は2つあります。
陽明山行のバス停は「捷運剣潭駅(中山)」です。
捷運剣潭駅(基河)のバス停には停まりませんので間違えないようにしましょう。
所要時間:約45分
運賃:30元(悠遊カードも利用できます)
陽明山国家公園巡回バス
陽明山国家公園内では、バス番号108番の巡回バスが走っています。
「大都會客運 遊園公車108」
この108番バスは、陽明山国家公園内の主要観光スポットにバス停があります。
運賃:15元
運行時間:7時台~17時台
運行間隔:約10分間隔
竹子湖:ジューズーフー
陽明山の竹子湖エリアには、春はサイトモカの植物「カラー」が一面に咲いています。
このカラーが咲く季節に、毎年「竹子湖カラーフェスティバル」が開催されています。
1本10元で有料ですが、国家公園では珍しく「カラー」をお持ち帰りできるのです。
日本では、国立公園に咲いている植物を持ち帰るなんてありえないですよね?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した「陽明山国家公園」はいかがでしたでしょうか?
台北市内からも近いので、台湾の大自然を満喫したい方にはオススメです。
今回の記事で、20万年前に噴火が停止したと書きました。
しかし、最近の調査では5,000年前の噴火の跡が発見されたのです。
どちらの情報が正しいのかわかりませんが、もし現在陽明山国家公園で噴火が起きたら
約300万人の命が失われると推定されています。
台北市内からも近いので、台湾人でなくても噴火情報はなかなか気になりますね。
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