マガンダン アラウ、旅ブロガーのファインです。
今回は、フィリピン編の最終回です。
フィリピンを去る前にどうしても寄りたい場所がありました。
それが、世界最古の中華街と言われている「ビノンド地区」です。
ビガン歴史地区を満喫し、ワクワクしながらバスでマニラに向かいます。
ルソン島北部からマニラに戻ったファインですが、バスの中でカメラを盗まれました。
バス車内からの景色を夢中になってたくさん写真を撮っていたのに・・・・・・・・。
気が緩んでいたのかもしれません。
日本と同じようにカメラを座席の前にある網に入れていたのです。
極寒のバス車内で温かくしていたら、ついウトウトしてしまいました。
バスがマニラに到着し目覚めると、カメラがないことに初めて気がついたのです。
周囲を見渡すと・・・・・・こういう時は目が合う人全員が犯人に見えるものですね。
残念ながら、フィリピンの思い出が詰まったカメラは戻ってくることはありませんでした。
ということで、今回は帰国前のマニラ散策について語ります。
ビノンド地区:Binondo District
「ビノンド地区」は世界最古の中華街です。
ビノンド地区のランドマークと言えば「ビノンド教会」でしょう。
この教会は1596年キリスト教に改宗した中国人の為に建設されました。
淡いピンク色をしている教会で、ベトナム編で紹介した「ダナン大聖堂」に似ています。
大粒の涙を流しているマリア様の像?がとても印象的でした。
中華系フィリピン人が多く、老舗の中華料理店、漢方薬、風水店などがあります。
中華街は世界中にありますが、世界最古と聞いたら訪れないわけには行きません。
世界最古と謳われているわりには、あまり知名度は高くないのです。
但し、ファインが訪れた時期はテトの季節でした。
テレビなどで、一度は観たことある人も多いでしょう。
テトの時期は、「ドラゴンダンス」が観れるのです。
露店がたくさん並び、中国系の楽器もジャンジャン鳴らして賑やかな雰囲気です。
爆竹がどこでも普通になるので、会話をするのが次第に大声になっていきます。
夜遅くになると治安も悪化してきて、ファイン自身も喧嘩を目撃したのです。
血だらけになった人と武器を持った人が警官に取り押さえられてたいました。
問題を起こした加害者は、刑務所へ移送させられるそうです。
現在のフィリピン刑務所は、衛生面に問題がありキャパオーバーの密集状態みたいですね。
テトの時期は人混みが多くて出会うことが出来なかったですが、普段は天秤を担いで「パフパフッ」と音を鳴らしているおじさんを頻繁に見かけます。
彼らは「クチンタ」という食べ物を売り歩いているのです。
クチンタは、米粉と餅米をブレンドしてブラウンシュガーで甘くしています。
ココナッツやキャラメル(イェマ)を乗せて食べるのが一般的です。
ファインが訪れた時は4ペソ(約9.7円)でしたが、現在は5ペソに値上がりしています。
食感は羊羹みたいに柔らかく、ビニール袋に入れて渡されますwww
「ビノンド」のメインストリートが「オンピン通り」です。
そのオンピンストリートで常に混在しているお店があります。
それが、「上海煎包」です。
1個:25ペソ(約61円)
やや小さめの肉まんで、かなり熱いですが味は抜群に美味しかったです。
すぐに食べ終わり、あまりの美味しさに追加注文しちゃいました。
裏面に焼き色がついており、少々カリカリしているのが癖になりますwww
続いて紹介したいのが甘党のファインが大好きな「ホピア」です。
小麦粉製の皮に餡子が包んであるお菓子で、饅頭ときんつばを足して2で割った感じかな。
アクセス:Access
最寄り駅:LRTカリエド駅 徒歩11分
ジョリビー:Jollibee
海外を旅していると食べ物に困ることがありませんか?
基本的に好き嫌いはない方ですが、そんな時は「マクドナルド」にお世話になります。
どこの国でもマクドナルドの安定感抜群です。
しかし、フィリピンではマクドナルドよりも人気があるファーストフードがあります。
店舗数は、マクドナルドの2倍、しかし金額はマクドナルドの半額。
それがフィリピンを代表する国民的ファーストフード「ジョリビー」です。
ファインは、マクドナルドを勝
元々はアイスクリーム屋からスタートしたジョリビーに挑戦です。
どれが美味しいのかわからなかったので、とりあえず2番人気をオススメされました。
それが「スパゲッティミートソース」です。
料金:60ペソ(約146円)
見た目はミートソースがかかっているパスタですが、味は・・・・・・・甘い♪
このソースには、甘さを前面に押し出したバナナケチャップがかけてあるのですwww
あなたは、甘いソースがかかったパスタを食べた経験はありますか?
基本的に、フィリピンの食べ物は、味が濃い料理が多い傾向です。
そのことを考慮しても、甘いパスタは・・・日本人には正直不味いと感じると思います。
デザートの「ハロハロ」も、普段不味くても完食するファインが残してしまいました
ちなみに、フォークやスプーンなどは付いていません。
店内に設置してある、鉄のスプーンやフォークを自分で取りに行くスタイルでした。
ファーストフードなのにご飯がセットの中に入っているのも衝撃的です。
フライドチキンは、普通に美味しかったですよ。
ちなみに、ハンバーガーを注文するフィリピン人は多くありませんwww
フィリピンで愛されているジョリビーでは「フライドチキン」「ライス」「スパゲッティ」「海老のビーフン」「麺類」「デザート」などが人気メニューでした。
中でも不動の人気を誇るのが「フライドチキン」です。
ファーストフードならポテトが一緒に添えられてくると思いきや、ライスが付いてきました。
フライドチキンとライスのセット料金が、80ペソ(約195円)
ドリンクは別料金です。
店内は、かなり混雑していました。
テトの時期に関係なく、普段から混雑しており座席の確保も大変です。
「ジョリビー」の日本人の評価は賛否両論分かれるみたいです。
ファイン評価は、おそらく2度と行かないでしょう。 笑
ちなみに、ジョリビーは世界に1300店舗以上あると言われています。
そのうち、フィリピンにある店舗が1130店舗ですwww
~フィリピン以外にある店舗国~
①アメリカ
②香港
③ベトナム
④インドネシア
⑤ブルネイ
⑥サウジアラビア
⑦カタール
⑧クウェート
⑨シンガポール
⑩バーレーン
⑪UAE
⑫マレーシア
⑬マカオ
⑭イギリス
2022年にはカナダにも新規オープン予定で、イタリアにも出店計画があるようです。
世界各国でシェア1位を誇るマクドナルドが、唯一1位になれなかった国がフィリピンです。
そのシェア1位を阻んだジョリビーは、現地の食文化に合わせたメニューを出しています。
フィリピン人好みの甘い味付けと主食であるご飯を添えたメニューが人気の秘密です。
中国、台湾、パプアニューギニアにも進出しましたが、現時点で撤退しています。
甘い味付けが受け入れられなかったのでしょうか?
個人的感想としては、日本に進出しても失敗するような印象を受けました💦
<補足>
日本には約4500万人のフィリピン人労働者が訪日していると言われています。
日本人には合わなくても、その4500万人をターゲットに2019年出店計画はありました。
コロナの影響でしょうか?
その計画も頓挫
中長期在留者・特別永住者のフィリピン人は27万7341人もいます。
彼らは、ジョリビーの日本進出を心待ちにしている人が多いと聞きました。
ルンピア:Lumpia
ジョリビーでの口直しに、とフィリピン人にお勧めされたのが「ルンピア」♪
ルンピアは集まりやお祝いに出される、フィリピン国内で最も一般的な料理の1つです。
生春巻きのような薄い皮に、豚ひき肉と野菜を包みタレをつけて食べます。
具材の餡は、細長く小ぶりです。
以下の写真は、生ですが、油で揚げたルンピアも売っていますよ。
甘酸っぱいチリソースが、抜群に美味しさを引き出してくれます。
お店によってチリソースの味付けが異なるそうです。
ファインは一度しか食べませんでしたが、大当たりで感動するほど美味しかったです。
日本の春巻きとの違いは、皮の色が黄色ことが多い点でしょう。
直径1cm程度の円形の黄色い皮が、50枚、100枚単位で売られていることが多いです。
ファインは食べませんでしたが、具材がバナナのスイーツ系ルンピアもあるそうです。
レストランだけでなく、屋台でも見かける料理で、一度試してみてはいかがでしょうか?
スラム街:Slum Area
帰国前に、出発時間まで余裕があったのでケソンのスラム街を覗いてきました。
スラム街に日本人がひとり歩いているとかなり目立つのでジロジロと見られます💦
食べ物を売っているところもありますが、衛生的に不安で何も買いませんでした。
散策中に、お椀
「お前もやってみるか?」
とのお誘いを受けたのです。
もちろん、彼らは日本人から金を巻き上げようとの魂胆
「余ったフィリピンペソをここで使い切るのもありかな」
との考えで参加しました。
サイコロを振って数字を当てるゲームなので、言葉が通じなくても理解できます。
フィリピンペソを全部吐き出すつもりでしたが、ビギーナーズラックというものを初体験。
余ったフィリピンペソを使い切る作戦とは逆に、ファインは勝ち始めたのです。
「あれ?」
これで最後と、空港までの交通費を残し全額をつぎ込むと・・また勝っちゃいました。
ギャラリーも集まってきて、皆さんの目がギラギラしてきてかなりヤバい雰囲気です。
このまま勝ち続けると危険だと察知したファインは、退散することを決意しました。
しかし、このゲームに生活をかけている人もいるらしく勝ち逃げは許してもらえません。
帰ろうとするファインを皆で取り囲み、なかなか解放してくれません。
フライト時間も迫ってきており、
「これは、困ったぞ」
と日本語の分からないマニラのスラム街の中で独り言をつぶやきました。
「この場から離れる方法は、これしかない」
集まった野次馬
その時です。
横に置いてあったはずの大きなスーツケースがないことに初めて気づきました。
サイコロゲームに夢中になっている間に・・・・・・やられてしまいました💦
パンシットカントン:Pansit Canton
盗まれたスーツケースを探していると「パンシット カントン」の屋台を見つけました。
フィリピン人がよく食べる屋台料理です。
スーパーなどでは、インスタントも豊富に売っていました。
カントンの麺 = 乾麺
日本では「焼きそば」ですね。
フィリピンでは「カラマンシー」をかけて食べる方が多かったです。
カラマンシーとは、フィリピンでは栄養価の高さから「奇跡の果実」と呼ばれています。
ライムやシークワーサーに似た柑橘類でさわやかな香りを感じました。
残金で、フィリピン最後の食事を美味しく頂き満員電車とバスで空港へ向かいました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
帰国前に、スーツケースとカメラが盗まれたフィリピンはいかがでしたでしょうか?
数か月間の渡航で、ビニール袋一つで帰国したファインは空港で怪しまれたのです。
でも、多くのフィリピン人は陽気な人たちが多くいい経験をさせてもらいました。
今回はどちらも自分自身のミスなので、不思議と悔しい気持ちはありませんでした。
マニラを散策しているとバスケットをしているフィリピン人をよく見かけます。
ボロボロのバスケットゴールと汚れた服を着た少年たちが楽しそうにボールを追っています。
アメリカの影響なのでしょうか、バスケット人気が高いという印象を受けました。
しかも、遊んでいるだけの草バスケのレベルがかなり高かったのです。
子供たちの微笑ましい光景を観ながら、またフィリピン再訪を誓うファインでした。
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