マチュピチュ遺跡閉鎖危機の原因「自然災害」と「人的災害」について #37

マチュピチュ遺跡のリャマPERU
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皆さんブエナスタルデス、旅ブロガーのファインです。

 

毎年150万人が訪れる人気観光地「マチュピチュ遺跡」

そのマチュピチュ遺跡は将来的に、閉鎖されるという噂を聞いたことがあるでしょうか?

世界遺産マチュピチュは、いつまでも観光客を受け入れてくれる保証はありません。

 

ということで、今回は、マチュピチュ遺跡の危機的現状について語ります。

 

 

 

マチュピチュ遺跡閉鎖危機

マチュピチュ遺跡閉鎖危機の原因に関しては、自然災害と人的災害の2つあります。

 

自然災害:Natural Disasters

2010年マチュピチュ周辺で、集中豪雨による洪水が起こりました。

土砂崩れが起き道路と鉄道が寸断され、多数の観光客が取り残されてしまったのです。

 

その時ペルー政府は軍のヘリコプター12機を動員し、救出作業を進めました。

アメリカ合衆国もヘリ6機を出して観光客の救出に協力しました。

この頃から、マチュピチュの安全性について疑問を唱える声が強くなっていったのです。

 

2008年夏には、マチュピチュ遺跡周辺で森林火災が起きています。

この時はマチュピチュ遺跡は森林火災の被害をギリギリのところでまぬがれました。

しかし、クスコとマチュピチュ間の2つの遺跡は森林火災の被害に見舞われたのです。

 

森林火災・イメージ森林火災・イメージ

 

この森林火災は、マチュピチュへ向かうペルーレイルにも迫ったと言われております。

「集中豪雨」や「森林火災」は温暖化の影響ととなえる専門家もいます。

クスコからマチュピチュへ移動中に、ファイン自身も土石崩れを目撃しました。

 

 

線路も土砂崩れが起きたら危険な状況になります。

道路や鉄道が閉鎖されてもおかしくない状態で毎日多くの人々を輸送し続けているのです。

安全性の問題から、マチュピチュの交通はいつ遮断しゃだんされてもおかしくない状況なのです。

 

 

 

 

自然災害への対応策

2020年マチュピチュ遺跡を豪雨災害や森林火災から守るための対応策として、マルティ

ン・ビスカラ大統領は歴史保護区に100万本の植樹しょくじゅを行うプロジェクトを立ち上げました。

 

この植樹された木々が育てば、豪雨災害や森林火災に対応できると言われております。

その為、木々が育つ数十年間はマチュピチュ遺跡を閉鎖する案が浮上しているのです。

 

 

人的災害:Human Disasters

観光客の悪質なマナーによる人的被害が昨今問題となっております。

 

・貴重な遺跡に排泄をする行為

 

・禁止されている遺跡の上に登る行為

 

・ヌード写真撮影

 

・遺跡の破壊や落書き

 

・走ったり、ジャンプしたり、はじけすぎた行為

 

上記行動により、転倒、転落、落下をして、怪我人が出ています。

酷いときには死人が出たこともありました。

 

現在は悪質な観光客のマナー違反により、マチュピチュ遺跡の劣化を防ぐ目的で

入場制限や監視員による退場命令などが義務付けられています。

 

 

マチュピチュ遺跡の監視員マチュピチュ遺跡の監視員

 

ファインが、マチュピチュ遺跡で、実際に目にしたのは中国人によるジャンプです。

写真撮影のためマチュピチュ遺跡でジャンプする中国人を何度も目にしました。

係員が笛を吹いて注意しても、また他の場所で中国人がジャンプし撮影しています。

 

上記写真は、中国人観光客がポイ捨てしたごみを拾っている時の係員の写真です。

このようなマナー違反が多い中国人に対する怒りの矛先が、我々日本人にも向けられ

るのです。(日本と中国と韓国は、外国人からみたら顔が皆同じに見えるらしいのです)

 

 

新たな規制

 

2018年12月からペットボトルやビニール袋が遺跡への持ち込みが禁止になりました。

遺跡内にペットボトルやスナック菓子などのゴミを捨てていく観光客が原因です。

飲み物は水筒に入れなければ入場できませんので、ご注意ください。

 

2017年に導入されたガイド同伴による入場は2019年に廃止されています。

現在は、ガイド同伴でなくてもマチュピチュ遺跡に入場できるようになりました。

 

 

マチュピチュ遺跡で逮捕者

2020年は20~32歳の女2人、男4人の逮捕者も出ているほどマナーは悪質化しています。

国籍は、フランス人、ブラジル人、アルゼンチン人、チリ人、そしてペルー人です。

 

逮捕理由は様々です。

 

▼立ち入り禁止エリアの「太陽の神殿」に侵入し、はいせつをした者

▼石を動かそうとして、床に亀裂を入れてしまった者

▼遺跡の上に登ってしまった者

 

ペルー国内では、遺跡損壊罪は4年以上の禁固刑が科されます。

 

 

マチュピチュ遺跡の主な見どころ

 

マチュピチュ遺跡と観光客マチュピチュ遺跡と観光客

 

 

太陽の神殿:Temple of the Sun

太陽の神殿は、曲線を石組みで表す高い技術を用いて造られています。

窓が二つあり、東の窓は冬至とうじの朝、南の窓は夏至げしの朝に太陽が差し込みます。

そのため、太陽暦に関する建築物だったのではないかとも考えられています。

太陽の神殿太陽の神殿

 

ちなみに、クスコにあった太陽の神殿は「コリカンチャ」

マチュピチュの太陽の神殿は「大塔」

 

コンドルの神殿:Tenmple of the Condor

マチュピチュの段々畑の手前にあります。

コンドルの神殿は、地面にコンドルの頭を彫った石があるだけです。

その頭の後ろにある二つの石を合わせてみると、羽を広げたコンドルの姿に見えます。

諸説ありますが、牢獄ろうごくであったとの説がもっとも有力らしいです。

 

マチュピチュ遺跡・コンドルの神殿コンドルの神殿

 

地上と天界を結ぶ神聖な場所で、コンドルがその役目を担っていたとも言われています。

 

 

インティワタナ:Intihuatana Stone

インティワタナは「太陽を縛るもの」という意味です。

一枚岩でできた彫刻で、マチュピチュ遺跡の主要なシンボルとなっています。

こちらも諸説ありますが、インティワタナは時節を知るための日時計がもっとも有力です。

 

 

マチュピチュ遺跡の主要な上記3ヶ所が2019年に2週間の入場制限が実施されました。

観光客の悪質なマナーにより遺跡の劣化が進めば、今後は観れなくなる可能性もあるでしょう。

 

 

ワイナピチュ山:Huaina Pichu

ワイナピチュは「若い峰」を意味する標高2,693mの山です。

マチュピチュの写真に写っているド~ンと高くそびえたつ山がワイナピチュ山です。

なので、名前は知らなくても一度は見たことある人は多いと思います。

以下の写真中央、一番高い緑の山です。

 

ワイナピチュ山に見とれるファインワイナピチュ山に見とれるファイン

 

 

ワイナピチュの入場制限

ワイナピチュに入山できるのは1日400人のみ。

朝7:00~8:00まで200人

朝10:00~11:00まで200人

 

 

ファインは、マチュピチュ遺跡チケットを2か月前にインターネットで購入しました。

その時には、ワイナピチュのチケットはすでに売り切れていたのです。

 

つまり日程によっては2か月前では間に合わないということになります。

 

マチュピチュ遺跡の段々畑(アンデネス)マチュピチュ遺跡の段々畑(アンデネス)

 

ファインは、残念ながらワイナピチュ登山を諦めました。

しかし、以下の方法でペルー入りしてからワイナピチュ登山に成功した人もいます。

 

★クスコの文化庁で購入する

観光庁はクスコの中心街から離れています、日程に余裕がある人向け。

 

★旅行会社を通して購入する

多少高くなるかもしれませんが、どうしても確実に登りたい人向けです。

 

★マチュピチュ村(アグアスカリエンテス)の文化庁で購入する

この方法は現地で10日以上待つ可能性がある為、時間があれば可能です。

 

ワイナピチュ登山の所要時間:一般男性60分、一般女性90分

マチュピチュ遺跡からの距離:300m

但し、距離だけで判断するのは危険です。

 

道は一人しか通れないような細い道で、決して楽な登山ではないみたいですよ。

入場口で、名前・年齢・性別・国籍・パスポート番号、入山時刻、下山時刻、を記帳。

足を滑らせて落下死亡事故が毎年発生しているので身元確認のために必要らしいです。

 

 

市街地入口市街地入口

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

追伸

いかがでしたでしょうか?

 

コロナの影響以外でも、マチュピチュ遺跡はいつ閉鎖してもおかしくありません。

「自然災害」と「人的災害」は、我々観光客も考えなければならない問題でしょう。

 

マチュピチュ遺跡が一度閉鎖になれば、いつ再開するかわかりません。

マチュピチュに行きたいと考えているなら、急いだほうがいいかもしれませんよ。

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管理人

性別    :男性
居住地域  :千葉
自己紹介
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格です。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えです。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しいです。

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