ボンジア、旅ブロガーのファインです。
あなたは、以下の世界三大瀑布をご存じでしょうか?
▼アルゼンチンとブラジルにまたがるイグアスの滝
▼ジンバブエとザンビアにまたがるヴィクトリアの滝
▼アメリカとカナダにまたがるナイアガラの滝
共通点は全て2ヶ国に跨っていることです。
ここでべネズエラの「エンジェルフォール」が入っていないと思いませんか?
滝の落差は979mで世界一ですが、世界三大瀑布には入っていないんですよね。
ということで、今回は世界三大瀑布「ブラジル側のイグアスの滝」について語ります。
イグアスの国立公園:Iguazu National Park
イグアス国立公園は、1986年にユネスコの世界自然遺産に登録されました。
世界自然遺産に登録された公園は、イグアス川下流にある世界最大の滝が流れています。
イグアス = 先住民グアラニ族の言葉で「大いなる水」
一口にイグアスの滝と言っても、滝はひとつだけではありません。
イグアスの滝は、大小275の滝の総称なのです。
最大落差:80m以上
滝幅:4.5㎞
あなたは「悪魔の喉笛」って、聞いたことありませんか?
水量が、毎秒6万5千トンが流れ落ちる轟音のすさまじさが、まるで悪魔の唸り声のようであることが、「悪魔の喉笛」の由来だと言われております。
この悪魔の喉笛を全体的に観たい方は、ブラジル側を訪れることをオススメします♪
ちなみに、この滝は激しい水量の影響により10年で3cm程削られているそうです。
アクセス:Access
フォス・ド・イグアス市内から「近距離バスターミナル」へ移動します。
<近距離バスターミナル:Terminal de Transporte Urbano>
運賃:3.6レアル(約73円)
※ちなみに、クレジットカードは使えません。
バス番号:120番
運行時間:5時台~24時台
運行間隔:20分に1本
所要時間:40分~50分
距離:28km
「Parque Nacional」と緑の看板があるのでわかりやすいと思います。
ちなみに、バスは「イグアス国立公園」の前にフォスドイグアス国際空港を経由します。
ローカルバスで、通勤の足としても使われているので朝は混んでいて座れません。
フォス・ド・イグアス国際空港からイグアス国立公園は、約3キロの距離です。
~入場料&ロッカー代&営業時間~
入場料:70R$(約1,427円)
ロッカー代:25R$(約510円)
※入場料とロッカー代は、毎年値上がり傾向にあります。
営業時間:9:00~17:00
フォス・ド・イグアス国際空港から、直接イグアスの滝を訪れる観光客も多いらしく、
その影響でしょうか、スーツケースも入るくらいの大きなロッカーがありました。
イグアス国立公園の入場チケットを購入したら、柵で分けられた列に並びましょう。
入場ゲートを通過したら、まさにディズニーランドのような行列が出来ています。
かなりの人数でしたが、バスは頻繁に来るのでファインは30分くらいで乗れました。
バスの降りる所は「The Path of The Falls Stop (遊歩道駅)」です。
ファインのようにぼ~っとしてても、ほぼ全員降りるので間違えることはないと思います。
バス下車後、景色を楽しみながら1.2㎞の遊歩道を散歩すると徐々に滝の音が聞こえてきます。
ちなみに水しぶきが凄いので、濡れたくない人はレインウェアを持参しましょう。
イグアスの滝をファインが訪れた時は風が強かったので、頻繁に服を濡らしてくれました💦
ちなみに、遊歩道では公園内に生息する「ハナグマ」が観光客を出迎えてくれます。
見た目は可愛いですが、噛まれるのであまり近づかないように注意しましょう。
現地の方の話では、ハナグマに噛まれたら感染症になるらしいですよ。
写真撮影の時も注意が必要です!
観光客のバッグの中に餌が入っていることをハナグマくんたちは知っています。
ファインがカメラ目線で構えていると、その隙にリュックをあさられました。
ギリギリまで、滝に近づきたいならレインウェアだけでなく防水カメラが必要です。
スマホも防水使用でないと、確実にやられちゃいます。
ファインは、虹を上から見たことがなかったのでとても新鮮な気持ちになりました。
遊歩道を歩いているとイグアス国立公園のメインスポットである展望橋が見えてきます。
上記写真をご覧になればわかるでしょうか。
観光客の皆さんは、この展望橋の最先端で写真を撮りたがるのです。
最先端に到着するまで、水しぶきを少しずつ浴びながらじわりじわり進みます。
最先端に到着するころには、レインウェアを着ていない人はびしょぬれ状態です。
中々前に進めないので、ファインは一度諦めてエレベーターに乗り帰りかけました。
その時に一緒にエレベーターに乗ったオーストラリア人が写真を見せてくれたのです。
たっ楽しそう~♬
がっ、我慢できない。
その写真を見て、どうしても橋の最先端に行きたい衝動を抑えきれませんでしたwww
時間はかかりましたが、あの行列に戻りびしょ濡れになりながら写真撮りました (笑)
予想通り頭からびしょ濡れにはなりましたが、目的の写真が撮れたので大満足です。
展望橋から戻り、エレベーターか徒歩で展望台に上がると見学終了になります。
ファインは午前中に散策しましたが、噂では午後の方が空いているみたいですね。
所要時間:2時間~3時間
アルベルト・サントス・デゥモンの銅像:Alberto Santos-Dumont
アルベルト・サントス・デゥモンは、「飛行機の父」と呼ばれる有名な発明・飛行家です。
ヨーロッパで初めて航空機の飛行に成功した人物で、ブラジルでは知らない人がいないほど有名です。
彼が、43歳の時にイグアスの滝を訪れた軌跡があります。
現在は国立公園となっていますが、約100年前のイグアスの滝は個人の所有物だったのです。
そのことを嘆き、州知事等に働きかけ土地を買い取るための活動に熱意を燃やしました。
彼の活動によりイグアスの滝は1939年に正式にイグアス国立公園として認められたのです。
アルベルト・サントス・デゥモンがいなければ、観光客はこの景色を見ることが出来なかったかもしれないと考えると、銅像が建てられるのも納得ですね(^^♪
~~~~ベストシーズン:Best season~~~~
1~2月はブラジル・アルゼンチンの休み期間となるので、とても混んでいます。
日本の卒業旅行シーズンとも重なるので、日本の大学生もちらほら見かけました。
時期的には、南米の夏季にあたり水量も多く迫力ある滝が観られるベストシーズンなのです。
せっかく地球の裏側を訪れるなら、迫力ある滝を観たいものですね❕
ヘリコプターツアー:Helicopter Cruises
ブラジル側の国立公園入口に、ヘリコプタークルーズを運行している会社があります。
4~7人乗りのヘリがイグアス国立公園上空を回遊しているのです。
予約は必要ありません。
到着したヘリに次々と乗っていく形式なので、おひとりさまでも参加可能なのです。
所要時間:約15分
料金:450R$(約9175.5円)
ヘリコプターは、「3人乗り」と「6人乗り」の2つの機材があります。
ちなみに、運賃を払ってもヘリは定員にならないと出発してくれません。
一般の観光客が訪れるイグアスの滝は、実は国立公園のたった0.3%だけなのです。
ブラジルとアルゼンチンのイグアスの滝の面積を合わせると東京都とほぼ同じくらい。
空からだとこのイグアス国立公園がいかに広いかがわかるでしょう。
離陸してすぐにイグアスの滝が見えます。
天気が良い日は、虹がかかっているイグアス国立公園を綺麗に見降ろすことができます。
ファインは、虹を上から見たのは人生で初めての経験でした。
ビジターセンター:Visitor Center
イグアス国立公園入口にある「ビジターセンター」でお土産を購入することが出来ます。
お土産の中で一番売れているのが「イグアスマーク入りの合羽」です。
もし、レインウェアを忘れた方は、シャトルバスに乗る前に購入しましょう。
ブラジル側のイグアス国立公園は、「イグアスの滝」の全体が見渡せるので、ここで販売している絵ハガキなども全体を写した写真が多いのが特徴です。
ビジターセンター以外でも、エレベーターの乗車口手前にギフトショップがあります。
一緒に来た友達とはぐれた方は、ここで待ち合わせする人が多いみたいです。
イグアスバードパーク:Iguazu Bird Park
イグアスバードパークは、ビジターセンターのすぐ近くにあります。
世界中の珍しい鳥が150種類もいます。
大西洋森林を再現した散策路は約1800mも続きます。
イグアスの滝を散策後、もし時間と体力が余っている方は訪問してはいかがでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した「ブラジル側のイグアスの滝」はいかがでしたでしょうか?
イグアス国立公園と一口に言っても、広さは185,000ヘクタールあるのです。
冒頭で世界3大瀑布を紹介しましたが、他の2つとはスケールが違います。
米大統領T.ルーズベルトの奥様がイグアスの滝と自国の滝の規模と比較して
「かわいそうなナイアガラよ」
と発したエピソードは有名です。
自国の滝とは勿論世界3大瀑布のアメリカとカナダに跨る「ナイアガラの滝」のことです。
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