アンベール城への移動手段名物「ゾウタクシー」と「お土産売りの子供たち」#158

世界文化遺産の「アンベール城」India
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皆さんナマステ、旅ブロガーのファインです。

ジャイプール郊外にある世界遺産といえば「アンベール城」です。

2013年「ラージャスタアーンの丘陵城塞群として世界文化遺産に登録されました。

「丘陵城塞群」という名称通りアンベール城の他にも以下のお城が含まれています。

①チットールガル城:Chittor Fort

②クンバルガル城:Kumbhalgarh Fort

③ランタンボール城:Ranthambore Fort

④ガグロン城:Gagro Fort

⑤ジャイサルメール城:Jaisalmer Fort

アンベール城を遠くから観たら、なんとなく万里の長城に似ていると感じたのが第一印象です。

その丘の上に建つ「アンベール城」の名物と言えば「ゾウタクシー」でしょう。

約150mの急坂を登らないとアンベール城へはたどり着けません。

徒歩で行けないこともありませんが、観光客の多くが(かなりイライラしますが・・・・・・・・)「ゾウタクシー」か「ジープ」でアンベール城を目指します。

エネルギッシュでパワーあふれる観光地と言えば聞こえはいいですが、度を過ぎると

かなり不愉快になることは間違いありません。

 

 

ということで、今回は世界文化遺産「アンベール城」と「ゾウタクシー」について語ります。

 

 

 

 

ゾウタクシー:Elephant Taxi

城郭都市アンベールに到着したらアンベール城名物が待ち構えています。

これが、なかなかどうしてかなりやっかいな体験でした。

個人的には、デリーやアーグラよりも激しさ悔しさ、それに怒りさえ感じたのです。

 アンベール城の入り口付近では、ガイドの勧誘が激しいことは覚悟していました。

このウザイほどの勧誘を切り抜けるだけで、普通の日本人は疲れ果ててしまうでしょう。

彼らのウザイ勧誘をなんとか切り抜けると、派手に色を塗られたゾウが待っています。

そうです。

これが、アンベール城名物の「ゾウタクシー」なのです♪

 

アンベール城の「ゾウタクシー」アンベール城の「ゾウタクシー」

 

約15分くらいかけて、観光客を乗せたゾウさんがゆっくりと坂道を登ります。

冒頭で述べた勧誘の激しいガイドは、「ゾウタクシー」に載っている観光客にも容赦はしません(恐らく、ゾウを操っている人とグルだと思われます)

観光客がゾウに乗っている間さえも、ガイドが足をつかんでアピールしてくるのです。

掴まれた足を引っ張られたら、乗っているゾウから落ちそうになりました。

そうなると、「ゾウタクシー」を楽しむ余裕はなくなります。

せっかく「ゾウタクシー」を体験しているので、写真を撮りたくなりますよね?

ファインは、自身のカメラをゾウ使いのおじさんに渡しました。

するとそのゾウ使いのおじさんは、なんと足を掴んできたガイドにカメラを渡したのです。

そのガイドは、まるで人質ならぬ物質をゲットしたものだから調子に乗って

「俺を雇わないとこのカメラを返さない」

と言ってきたのです。

カメラを返して欲しいので、仕方なく彼をガイドに渋々雇う・・・・

わけないだろうがっ  怒

ゾウの背は乗ったからならわかるでしょうが、かなりの高さです。

その背中から飛び降りることも出来ませんでした、

ガイドを拒否したファインは、インドで撮影したデータと共にカメラも取られたのです。

もちろん、カメラ泥棒のガイドにも腹が立ちますが、

ファインは、カメラを渡したこのゾウ使いのおじさんにも腹が立ちました。

「私のカメラを返せ」

と、ゾウを降りるときに伝えましたが、もちろん彼は知らん顔です。

「俺には関係ない」

みたいなことを言っていたのでしょう。

不愉快な気分で、カメラがない状況でアンベール城を見学することになりました。

怒りが収まらない状況にもかかわらず、ゾウ使いはチップを求めてきたのです。

人のカメラをガイドに渡したのに・・・・・勿論チップなんか渡しません。

(こちらの気持ちとしては、カメラ代を弁償してもらいたいくらいですから・・・)

観光客の間では、アンベール城のチップは時々問題になっているみたいですね。

ゾウタクシーを降りる所に「No Tips Please」の立札があるほどですから。

 

ちなみに、ゾウに乗っているとプロのカメラマンが写真を勝手に撮ってくれます。

アンベール城見学終了後、現像した写真を見せて1,000Rs(約1,691円)を要求してきます。

他の観光地でもよくある光景なので、ファインは特に気にしませんでした。

 

しかし、アンベール城の写真屋さんは、かなりしつこいので有名です。

我々が興味を示さないと感じると、すぐに800Rs(約1,353円)に下げてきます。

もちろんカメラを盗られたむかつく思い出の写真なんか欲しくないのですから、

彼らの提示金額を無視し続けると400Rs(約676円)を提示してきたのです。

「金額じゃないんだよ」

と摑まれた腕を振り払うと、突然50Rs(約84円)に下がりました。

「不愉快な思いをした写真なんか欲しくないんだよ~」

感情的になり、日本語で言ってやりました。

こちらの怒りが通じたのか?最後には、無料で貰えたのです。

まぁ、この写真屋さんは何も悪くないのに後から申し訳ない気持ちになりました。

しつこい営業は、彼だけ(アンベール城だけ)ではなくインド人の文化なのでしょう。

 

ちなみにアンベール城へ向かう道中にゾウのふんが沢山転がっていますが、糞をしながらゾウに運ばれるのが嫌な方は6人乗りジープや徒歩でも行くことが出来ます。

今回はジープに乗りませんでしたが、ジープを利用した方に確認したところ

往復で55Rs(約93円)だそうです。

ゾウタクシー運賃:1,100RS(二人乗り)(約1,858円)

営業時間:7:00~12:00、15:00~17:00

※猛暑時は、ゾウの健康のために休業や変更もあるとのこと。

 

 

 

アンベール城の門:Gate of Amberle Castle

アンベール城の周囲は、山々に囲まれています。

その山に囲まれた城とアンベール城にある門が、とてもマッチするのです。

▼スィン・ポール(Singh Pol:獅子門)

スロープから宮殿内に入場する門です。

ガイドブックにより「ライオン門」と書かれている場合もありますが同じ門の事です。
直角に折れ曲がっているのは、敵からの侵入を防ぐため意図的にそのような造りにしました。

チケット売り場は見落としがちですが、この階段下にあります。

▼チャンド・ポール(Chand Pol:月の門)

敷地内に建つ寺院群に向かう門です。

この「チャンド・ポール(Chand Pol:月の門)」は、城塞の裏側に位置します。

城塞裏にも駐車場があり、そこから車月門前で降ろしてもらうことも可能です。

▼スラージ・ポール(Suraj Pol:太陽の門)

ゾウタクシーやジープなどはこちらへ到着します。

アンベール城の正門です。

当時は、太陽門からは王族のみが通ることを許された特別な入口だったらしい。

▼ガネーシャ・ポール(Ganesh Pol:ガネーシャ門)

世界で1番美しいと言われている門でヒンドゥー教のガネーシャ神が描かれています。

壁面には、色彩豊かなモザイクが施されていました。

ファインは撮れなかったけど、ここで写真や動画を撮る観光客が多い傾向にあります。

~ジャレブ・チョウク(Jaleb Chowk)~

上記で紹介した太陽門と月門のどちらから入場しても大きな四角い広場に出ます。

広大な広場は「ジャレブ・チョウク」と呼ばれ、マハラジャを護衛する兵士たちの詰め所や兵舎だった建物に囲まれています。

入場料:大人500Rs (約844円)

現在の入場料は、ファインが訪れた頃よりも100Rs値上がりしているようです。

600Rs(約1,013円)

営業時間:8:00~17:30

 

 

 

ジャイ・マンディル:Jai Mandir

ディワーネ・カース(貴賓謁見の間)として用いられ、ガラスなどを埋め込んだ天井の花柄装飾が特徴的です。

わずかな光でも、鏡に反射してここの空間が照らされるように工夫されています。

日本語では「勝利の宮殿」と訳されていることが多いです。

別名:シーシュ・マハル(Sheesh Mahal)

鏡の間は、当時貴重品だった鏡を散りばめられていて栄華えいがを誇っていたのでしょう。

以下の写真で分かるでしょうか?

現代の鏡と比較すると、もちろん経年劣化を感じますが、壁と天井に鏡が埋め込まれており、世界中の宮殿ではまずお目にかかれない光景を目にしました。

ガイドさんの説明によると、星を見ることが好きだった女王様が、外で星を見ながら寝たいとの願望を持っていたそうです。

しかし、王様がそれを許さず、星のような綺麗な景色が見れる部屋を作ったとのこと。

鏡の間鏡の間

 

 

 

ディワニ・アーム(一般謁見の間):Diwan-i-Aam

柱がズラリ並ぶ謁見の間です。

マハラジャが、一般庶民の意見を聞いた場所として利用されていました。

裁判なども「ディワニ・アーム」で、やっていたと言われています。

この建物には壁がありません。

周囲は赤砂岩を使用しており、王様が座る内側は大理石造りとなっていました。

暑いインドでも、風が吹き抜けるように設計されたのでしょうか?

涼しい風が通り抜けて、心地よいとても気持ちの良い空間でした。

ここから、手前の坂道を上ってくる象のタクシーの様子が見渡せます。

 

 

 

ディワニ・カース:Diwan-i-Khas 

ガネーシャ門をくぐり抜けると「ディワニ・カース」と呼ばれる中庭が現れます。

アンベール城の中心にあり、いかにも女性観光客が好きそうな雰囲気です。

男性観光客は上記で紹介した「ディワニ・アーム」を好む傾向が強いでしょうか。

日本語では「勝利の間」と訳されています。

簡単に言えば、綺麗に整備された庭園です。

ちなみにアンベール城の後方には ジャイガル城 Jaigarh Fort が見えます。

帰国後に知ったのですが、ジャイガル要塞へはトンネルで繋がっているみたいです!

出口方向にトンネルのドアがあるとのこと♪

滞在中に知っていたら、ファインは絶対に行ってたでしょう。(残念)

 

 

 

子供にも要注意

子供は、世界中どこの国でも可愛いものですよね。

しかし、アンベール城周辺の子供たちには少し注意が必要かもしれません。

見学を終えてアンベール城を出ると物売りの子供たちが待ち構えています。

①ボールペンを売る子供

②手鏡を売る子供

③使用用途不明の布を売る子供

とにかく、観光客からお金を巻き上げようとする子供たちが群がってくるのです。

たくさんの子供たちは、買うとも言っていないのに交渉は1,000Rsから始まります。

日本人は子供に本当に弱いですよね。

ファインも子供好きなので、気持ちはよくわかります💦

鬱陶うっとうしい大人を振り切った後に、笑顔の子供たち・・・これは計算されているのかな?

屈託くったくのない表情に、ついつい財布のひもが緩んでしまいます。

但し、ガイドさん情報によると子供の裏に悪い大人が売上金を巻き上げているとか、

子供たちは必要最低限の飲食しか与えられていないとも言っていました。

悪い大人たちにお金が渡るのは面白くないので、日本のお菓子などをあげました。

日本のお菓子は世界でもかなり美味しいので、子供たちはとても喜びますよ。

 

 

 

アクセス:Access

<バス:Bus>

前回紹介した「風の宮殿」から50m位歩くとのバススタンドがあります。

アンベール行きの乗り合いバスは「23番」「29番」

運賃:10Rs(約17円)(赤いエアコン付き乗り合いバスはもう少し高いみたいです)

「5番」の路線バスもありますが、運行本数が少ないので利用価値は低いでしょう。

観光客用ではなく、地元民が利用するローカルバスです。

 

<オートリキシャ:Auto Rickshaw>

風の宮殿(Hawa Mahal)からオートリキシャで20分~30分。

運賃:200Rs(約338円)~300Rs(約507円)

※ざっくりですが、タクシー運賃相場はオートリキシャの2倍程度します。

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

追伸

今回ご紹介した「アンベール城」と「ゾウタクシー」はいかがでしたでしょうか?

ここアンベール城では「フリーペーパー」を売っている人がいます。

現地ガイドから無料配布されているパンフレットをお金を出して買うのが日本人だと教えられました。

「日本人は騙しやすい」

とフリーペーパーを売っている人たちに馬鹿にされているそうです。

悔しくないですか?

過去にインド旅行した日本人が、無料冊子をお金を出して買ったことが始まりだそうです。

これからインド旅行する日本人の為にも、無料冊子詐欺には騙されないようにしましょう。

India 海外旅行
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管理人

性別    :男性
居住地域  :千葉
<自己紹介>
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格をしています。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えで旅を続けています。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しく思います♪

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