皆さんニイハオ、旅ブロガーのファインです。
あなたは、香港の物価をご存じでしょうか?
航空運賃は競争が激しいので安いですが、香港の物価はハッキリ言って高いです。
つまり物価が高いという事は、宿泊代も必然的に高額と言うことになります。
旅人にとってどこを節約するかと言えば、最初に思いつくのは宿代ですよね。
ということで、今回は、香港の安宿について語ります。
重慶大厦(チョンキンマンション):Chungking Mansions
初めての香港で、安い宿を探すのは大変です。
でも、安心して下さい。
香港には、ゲストハウスが密集しているカオスなビルがあるのです。
それが、重慶大厦(チョンキンマンション)です。
前回紹介した「エアポートバス」でA21番に乗車しましょう。
ファインが利用した時は、33HK$でした。
ちなみに、2階建てバスなので2階の最前列に座ることをお勧めします。
香港国際空港から市内へ向かう景色が、興奮するくらい素晴らしいのです。
パワースポットを信じていないファインが、初めてパワーを感じたのがこの時でした。
チケット売り場の正面に地図もあるので、「A21」の乗車場所を探します。
スーツケースのような大きな荷物は1階に、スーツケース置き場があるので安心です。
購入したチケットは、運転手の横にある投入口に入れて乗車しましょう。
エアポートバスは、無料WIFIを謳っていますが、なぜか使用できませんでした。
海外のバスのWIFIのマークはあまり当てにならないので気にしないですけどね。
香港の景色に感動しつつ、重慶大厦の最寄りの停留所「No.14の中間道」で下車します。
所要時間は、40分~60分くらいで道路状況により変動します。
スーツケースや大きなバックパックを抱えて下車すると数人の黒人が話しかけてきます。
恐らく宿の勧誘だと思いますが、重慶大厦しか興味ないので無視します。
重慶大厦は香港一の繁華街・尖沙咀(チムサーチョイ)に位置します。
メインストリートである彌敦道(ネイザン・ロード)に建つ築60年の複合ビルです。
このチョンキンマンションには、約800軒のゲストハウスが密集しています。
安宿をウロウロ探す必要がなく、この重慶大厦で料金確認するだけなので楽ですね。
重慶大厦には、ショッピングモールや両替店、飲食店、雑貨店などが犇めき合っています。
このマンションに集まる人種はなんと120ヶ国以上と言うからまさにカオスです。
ファインは、現地紙幣をクレジットカードで引き出すことが多いですが両替屋もあります。
10軒以上の両替屋が並んでいるので、彼らはレート競争してくれます。
香港で一番レートのいい両替屋が並んでいるのですが注意も必要です。
どこの国でも観光客を騙す両替屋はいるものです。
香港一レートの悪い両替屋が存在するのもここ重慶大厦なのです。
ここで両替するときは、騙されないように注意して下さいね。
<為替レート>
1香港ドル=14.3円
<紙幣>
1000HK$
500HK$
100HK$
50HK$
20HK$
10HK$
<硬貨>
10HK$
5HK$
2HK$
1HK$
50¢
20¢
10¢
※香港紙幣を発行している銀行が3行あるので紙幣のデザインが複数あります。
偽札ではないので、気になる方はガイドブックなどでよく確認しましょう。
また中国にチップ文化はありませんが、香港はイギリスの名残でチップがあります。
貼士=チップ
治安とセキュリティー
重慶大厦はA棟からE棟までの5つの建物に分かれています。
800軒のゲストハウスをすべてチェックするのは不可能ですね。
相場が1,500円~と絞ってから、シャワーやトイレをチェックすると効率がいいですよ。
ちなみに安宿なのでどこのゲストハウスでも部屋は狭いです。
東京以上の地下相場なので、そこは我慢して衛生面とWi-Fiを重視しましょう。
価格と部屋の質は比例するので、女性の方は治安やセキュリティーを優先して下さい。
以前は、治安に不安を抱えてる複合ビルでした。
しかし、現在は「警備員詰め所」が設置され大きなトラブルは起きていません。
但し、複雑な構造をしているので火事が起きると危険度は高まります。
美麗都大廈:Mirador Mansion
重慶大厦から約70メートルほど北側に面した場所に、美麗都大廈があります。
広東語では、メイライドウ ダーイハーと呼ばれており、ここも安宿が密集しています。
エアポートバスを降りたら、客引きが声をかけてきてここへ連れて行こうとします。
吹き抜けの中庭は、映画「少林サッカー」に出てきそうな雰囲気でした。
女性には、こちらのほうが人気があると聞きましたが本当でしょうか?
夜は静かすぎて怖いですよ。
深夜特急
重慶大厦は旅人の多くが読んだことのある沢木耕太郎の「深夜特急」にも登場します。
ブログでは、ネタバレすることを書いてはいけないみたいなので内容は割愛します。
興味のある方は、新潮文庫から出版されているので手に取ってみてはいかがでしょうか。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
日本でもたびたびニュースになった「雨傘運動」は重慶大厦の近くでも起こりました。
なぜ傘なの?と疑問に思った人は多いでしょう。
あれは、警察からの催涙弾を防御するために傘を使用していたのです。
それが、次第にデモの象徴ともいえる「雨傘運動」に発展していきました。
元々は、デモの象徴ではなく催涙弾の縦として使用していたものなのです。
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