ボンヂア、旅ブロガーのファインです。
「マナウス」と言えばアマゾン川・ジャングルの玄関口です。
アマゾン川のイメージは、ピラニアやワニなどを思い浮かべる方も多いでしょう。
ブラジルの印象が強いアマゾン川ですが、南米5ヶ国に跨っている大河なのです。
①ブラジル:62.4%
②ペルー:16.3%
③ボリビア12・0%
④コロンビア6.3%
⑤エクアドル2.1%
そのアマゾン川観光は、個人では決して立ち入ることのできないとても危険な領域です。
観光客が、アマゾン川を観たければツアーに参加するしか方法はありません。
ということで、今回はマナウス発の「アマゾン川ツアー」について語ります。
Amazon Backpackers tours
ファインが申し込んだ「Amazon Backpackers tours」だけは、要注意です。
結論から申し上げますと、ファインはこの会社に騙されてしまいました。
日本人だけ2倍の料金を払わされていると知ったのは、ツアー参加中でした。
ファインが申し込んだときは、きちんとしたHPがあったのです。
しかし、被害者が多いのか、現在はこのツアーのHPは閉鎖されています。
このツアーの参加者はファインを含めて7名でした。
ロシア人2人(上記写真)
香港人2人(下記左写真)
ドイツ人2人(下記写真で船の先頭にいる)
~~~Amazon Backpackers tours社の特徴~~~
①会社の看板がない(ここで怪しいと気付くべきだった)
②日本人語が話せるガイド付きという説明を強調してくる(誰も話せない)
③料金が日本人だけ2倍(ドイツ人の二人分と同額)
④ATMで現金引き出すまでついてくる(複数人で監視)
⑤日本人の奥さんがいるといって親近感をアピール(誰も会った人がいない)
上記写真は、ジャングルの中で泊ったバンガローとドイツ人と一緒に泳いだプールです。
~~~複数の社名~~~
ちなみに、「Amazon Backpackers tours社」は最初から騙すことが目的なのか?
社名をコロコロと変えているようなのです。
以下はすべて同じ会社です。
①Amazon Backpack Tours
②Brazil Backpackers
③Hotel Sao Rafael(ツアーデスク)
④Hostel rei arthur(ツアーデスク)
※ツアーデスクとは、宿泊施設内で旅行ツアーを取扱いしているデスクのこと♪
SHOZZA TRIP Travel the world
以下のブログで「Shozza」さんもこの詐欺会社のことについて記事にしています。
マナウスのアマゾンツアー選びは慎重に!悪質会社が沢山【2019年版】 | (shozzatrip.com)
記事に出てくる日本人とは以下の点から、おそらくファインのことだと推測しました。
①写真にあるロッジにファインも泊ったこと
②ツアー途中で引きあげた日本人とランチをしたこと(多分shozzaさん)
③彼の記事内でピラニアを持っている女性と会話したこと
④ガイドの写真の方と話をしたこと(ファインのガイドはいい人だった)
⑤会社の看板がないこと
⑥彼の記事内の写真のスキンヘッドの男からツアーを申し込んだこと
⑦ツアー料金が全員違うこと
⑧騙された金額がファインとまったく同じだということ
ファインはツアー終了後、クレームを言うために彼らに話をしに行きました。
相手は複数人です。
対応した旅行会社の1人と話をしていると、
「申し込んだ人と話してくれ」
と電話を渡されて、逃げていきます。
電話口でも解決しないとわかると食事を提供してきました。
食事では誤魔化されない旨を伝えつつも、しっかり食事は頂きました💦
食事後に、また別の男性と話をしてファインを落ち着かせようとしてきます。
苛立ちを隠せないファインに、オーナーが経営するホステルでシャワーを提供されました。
「シャワーでは誤魔化されないから、お金を返してくれ」
と強く訴えつつもしっかりシャワーは利用しました💦
シャワー後に、またまた別の男性とお話しましたが、お金を返してくれません。
予約した飛行機の時間までとことん戦ってやると決意して数時間が経ちました。
別の男性が現れ、空港まで送る車内で話をしようと言う事らしいです。
ファインも予約したフライトに遅れたくないのでその意見に従います。
「お金だけの問題じゃない、日本人を騙そうとするその考えが許せないんだ~」
と語気を強めに車内で訴え続けました。
そうこうしているうちに、エドワルド・ゴメス国際空港に到着です。
ファインは、搭乗手続きを済ませ、フライト時間ギリギリまで話をしている時に、遠くの方でスキンヘッドの男が見えたのです。
ファインが搭乗するのを見張っていたようです。
直接話をしようとするものの、搭乗予定の最終案内のアナウンスが流れました。
最後まで頑張りましたが、彼らが返金に応じることなく詐欺集団に負けてしまったのです。
マナウスの「アマゾンツアー」はお勧め
あなたに誤解して欲しくないのが、「アマゾンツアー」は決して悪くありません。
ファインは運悪く旅行会社に騙されましたが、アマゾンツアーは素晴らしかったです。
参加費は他の旅人の2倍払いましたが、アマゾンツアーの内容は満足できるレベルです。
日本人を騙そうとする彼らのせいで、楽しさは半減しました。
それは、事前調査が甘かったファイン自身の責任でもあります。
夕食を屋台で共にした学生たちも宿のおばちゃんも同部屋のお兄さんも優しかったです。
これから「アマゾンツアー」に行く予定の人は、ファインのように騙されないで下さい。
そうすれば、マナウスからの「アマゾンツアー」は忘れられない思い出になるでしょう。
マナウスからジャングルの奥地へ
それでは、内容的には満足しているアマゾンツアーの流れを紹介します。
マナウスの宿からジャングルの奥地へはかなりの時間を要しました。
早朝、まず宿の前でピックアップしてもらい車で船着き場へ移動します。
あなたは、「ソリモンエスの奇観」というのを聞いたことはあるでしょうか?
ネグロ川とソリモンエス川は、合流後約10㎞平行に流れている大きな川なのです。
どちらの川も、川幅が約4kmほどもある大きな川であるにもかかわらず、2つの川の合流地点からも決して交じり合うことがないのです。
船着き場から「ネグロ川とソリモンエス川」の合流地点を通り中継地点まで移動します。
地図で見ると小さな川のように感じますが、実際は海と感じる程の大きさでした。
以下の写真で、黒いほうがネグロ川、茶色いほうがソリモンエス川です。
不思議ですよね???
ガイドさんの説明では、密度や水温の違いにより交じり合わないとか・・・・・。
合流したら「密度や水温も変わるだろうに」と思ったのはファインだけではないはず♪
ちなみに、日本では想像できないような以下のようなポンコツ船で移動します(笑)
この写真で伝わるでしょうか?
いつ沈んでもおかしくないようなボロボロの船でしたwww
そのボロ船を降りたら、以下の写真の場所からバスに乗り換えます。
帰国後、乗り換え場所のこの橋が崩壊したとニュースで見ました💦
バスに乗り換えてしばらく陸地を走ったら、小さなボートが待っていました。
そのボートに乗り換えて、ジャングル奥地にあるバンガローにやっと到着します。
ちなみに、バンガローの中心にみんなが談笑する場所が1つあります。
キャンプ場の東屋みたいな感じと言えばわかりやすいでしょうか。
東屋:庭や公園などに設けられる柱と屋根だけの休憩用の小さな建物のこと
その東屋風の屋根に毒蜘蛛を発見しました。
「あっ、この蜘蛛に刺されたら死ぬからね~」
って軽く説明されました💦
ちなみに、この1匹の蜘蛛で人間が数十人殺せるほどの毒を持っているらしいです。
夜は真っ暗なジャングル。
当然だろう、と思いますよね。
しかし、日本に住んでいると本当に真っ暗な状況をわからないものなんです。
アマゾンの奥地では、屋台などで動かしているバッテリーで電気をつけています。
ファインが到着した日にそのバッテリーが故障して、初日の夜は本当に真っ暗闇でした。
太陽が昇るタイミングが目覚まし代わりでした。
2日目の朝食後、楽しみにしていた「ピラニア釣り」に出かけます。
仕掛けは、シンプルに棒に糸と針をつけただけのもの。
釣りをするときは、
「静かにしないと魚が逃げる」
と教えられた人は多いでしょう。
しかし、ピラニア釣りに関しては水面を叩いてわざわざ音を立てるのです。
水深の深い所にいるので、獲物が水に落ちたと勘違いさせることがポイントなのです。
ファインは1匹しか釣れませんでしたが、ロシア人はたくさん釣って喜んでいました。
(自称漁師を名乗るドイツ人もファイン同じ釣果でしたwww)
釣りが初めてだというロシア人にプライドを傷つけられた様子で、面白かったです。
自身が釣ったピラニアをバンガローに戻り、調理してくれます。
ちなみにピラニアは骨が多いので、喉に詰まらせるとかなり苦しい思いをしますからね。
その日の夜は、カイマンを探しに真っ暗なアマゾン川へ出発します。
このカイマンとガイドさんの後ろの真っ暗な状況がアマゾンの夜なのです。
ガイドさん曰く、
「真っ暗の中で、カイマンの目が光ってるから見つけられるのだ」
ということらしいです。
ちなみに、捕まえるときに道具は使いません。
ガイドさんが素手で捕まえて、捕まえたカイマンは全員写真を撮ってリリースしました。
3日目はジャングル探検に行きます。
午前中は、陸路でジャングル探検で、午後はボートでジャングル探検に向かいます。
以下の写真は、アリの大群を手につけているところです。
ジャングルに生えている木に手をのせると、大量の蟻がぶわぁ~と手に登ってきます。
それを潰して、体中に塗り込むのです。
この蟻を潰した臭いが、天然の虫よけになります。
但し、この手が届かない背中だけジャングル探索終了後、凄いことになっていました。
上記の写真は、ジャングルの木の枝にガイドさんが火をつけて、
「吸ってみなよ」
と渡されました。
普段からタバコを吸わないファインですが、確かに、タバコの味と香りがしました。
午後は、ジャングルの中をボートでドンドン奥へ進みます。
「ユー、漕いでみるか?」
とオールを渡されて、ファインが全員の命を預かったときの写真です。
ただの観光客に命を預けてもいいのでしょうか?www
いよいよアマゾンツアー最終日。
最終日は数ヶ月前に捕獲した「アナコンダとアルマジロ」を見せてもらいました。
ガイドさん曰く、本当は生きたまま見せたかったらしいです。
昨日のジャングルツアーで生きたアナコンダを発見することが出来なかったみたいです。
「いやいや生で見つけたら怖い、はく製で十分ですから(笑)」
最後は、ジャングルに住む子供たちのサッカー観戦をしてアマゾンツアー終了。
ガイドさんの娘に、日本の扇子をプレゼントしたらとても喜んでくれました。
ジャングルの中でもサッカーをしているなんて、ブラジルは強いはずだわ。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介したアマゾンツアーはいかがでしたでしょうか?
ちなみに、一緒にツアーに参加したロシア人女性がブラジルで強盗に襲われました。
ネックレスを引きちぎられたらしく、首が赤くなっていました。
身近な人に被害者が出ると、やはり治安の悪い国だと痛感します。
ブラジルに旅行する予定の女性は、貴金属は外してなるべく複数人で観光しましょう。
この記事の写真の少女が、ガイドさんの娘さんですwww
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