
皆さんBoa tarde、旅ブロガーの「ファイン」です。
皆さんは、世界三大瀑布をご存じでしょうか?
▼アルゼンチンとブラジルにまたがるイグアスの滝
▼ジンバブエとザンビアにまたがるヴィクトリアの滝
▼アメリカとカナダにまたがるナイアガラの滝
共通点は全て2か国に跨っていることです。
ここでべネズエラの「エンジェルフォール」が入っていないと思いませんか?
滝の落差は979mで世界一ですが、世界三大瀑布には入っていないんですよね。
今回は世界三大瀑布のひとつ「ブラジル側のイグアスの滝」について語ります。
アクセス
宿泊の拠点であるフォス・ド・イグアス市内から出発します。
まずはサンパウロからフォス・ド・イグアスに到着したバスターミナルへ行きましょう。
料金:3.6レアル(ちなみに、クレジットカードは使えません)
120番のバスです。
「Parque Nacional」と緑の看板があるのでわかりやすいと思います。
運行時間:早朝5時台~深夜24時台
大体20分に1本ペースで走っています。
もし乗り遅れても次のバスがすぐに来るので安心です。
ちなみに、バスは「イグアス国立公園」の前にフォスドイグアス国際空港を経由します。
ローカルバスで、通勤の足として使われているので朝は混んでいて座れません。
空港からイグアス国立公園は約3キロの距離です。
乗車時間:約50分
距離:28キロ
ブラジル側のイグアス国立公園入口
入場料&ロッカー代&営業時間
入場料:70レアル
ロッカー代:25レアル
※入場料とロッカー代は、毎年値上がり傾向にあります。
営業時間:9:00~17:00
ブラジル側のイグアス国立公園チケット売り場
空港から、直接イグアスの滝に来る観光客も多いらしいです。
その点も考慮して、スーツケースも入るくらいの大きなロッカーがあります。
ブラジル側のイグアス国立公園入り口付近
入場チケットを購入したら、列に並びましょう。
入場ゲートを通過したら、まさにディズニーランド状態です。
かなりの行列ですが、バスは頻繁に来るのでファインは30分くらいで乗れました。
ブラジル側のイグアス国立公園バス乗り場
ブラジル側のイグアス国立公園2階建てバス
降りる所は「The Path of The Falls Stop (遊歩道駅)」です。
ほぼ全員降りるので、間違えることはないと思います。
バス下車後、景色を楽しみながら1.2㎞の遊歩道を散歩すると徐々に滝の音が聞こえてきます。
ブラジル側のイグアスの滝①
ちなみに水しぶきが凄いのでレインウェアは持参しましょう。
服が確実に濡れます。
水しぶきがひどくても傘は差さない方がいいでしょう。
イグアスの滝は、風も強くとにかく人混みが凄いのです。
万一強風の影響で自分の傘が隣の観光客を傷つけてしまったら・・・・・・・
欧米の訴訟額は、日本人の常識は通用しません。(一生働いても返せないほどの金額です)
ブラジル側のイグアス国立公園内のハナグマ
ちなみに、遊歩道では「ハナグマ」が散歩中に出迎えてくれます。
見た目は可愛いですが、噛まれるので近づかないように注意しましょう。
噛まれた人の話では、感染症になるらしいですよ。
ブラジル側イグアス国立公園内のハナグマ②
写真撮影の時も要注意!
バッグの中に餌が入っていることをハナグマくんたちは知っています。
ファインがカメラ目線で構えていると、その隙にリュックをあさられました。
ギリギリまで身を乗り出して撮影したイグアスの滝
ギリギリまで、滝に近づきたいならレインウェアだけでなく防水カメラが必要です。
スマホも防水使用でないと、やられちゃいますよ。
ファインは、虹を上から見たことがなかったので新鮮な気持ちになりました。
ブラジル側イグアス国立公園の展望橋
遊歩道を歩いているとイグアス国立公園のメインスポットである展望橋が見えてきます。
上記写真をご覧になればわかるでしょうか。
観光客の皆さんは展望橋の最先端で写真を撮りたがるのです。
最先端に到着するまで、水しぶきを少しずつ浴びながらじわりじわり進みます。
最先端に到着するころには、レインウェアを着ていない人はびしょぬれ状態です。
ファインは、一度諦めてエレベーターに乗り帰りかけました。
その時に一緒にエレベーターに乗ったオーストラリア人が写真を見せてくれました。
オーストラリア人が写真を見せてくれたエレベーター
がっ我慢できない。
その写真を見て、どうしても橋の最先端で写真を撮りたくなったのです。
時間はかかりましたが、あの行列に戻りびしょ濡れになりながら写真撮りました(笑)
エレベーターの写真スポット
びしょ濡れになりましたが、大満足でした。
エレベーターか徒歩で展望台に上がると終了になります。
ファインは、午前中に散策しましたが午後の方が空いているみたいですね。
所要時間:2時間から3時間
アルベルト・サントス・デゥモンの銅像
43歳の時イグアスを訪れたサントスは「飛行機の父」と呼ばれる有名な発明・飛行家。
ヨーロッパで初めて航空機の飛行に成功しブラジルでは知らない人がいない人物です。
アルベルト・サントス・デゥモンの銅像
約100年前「イグアスの滝」は、個人の所有物だったことを知っている人は少ないです。
ウルグアイ人のたった一人の所有物だったのです。
そのことを嘆き、州知事等に働きかけ土地を買い取るための活動に熱意を燃やしました。
彼の活動によりイグアスの滝は1939年に正式にイグアス国立公園として認められたのです。
ベストシーズン
1~2月はブラジル・アルゼンチンの休み期間となるので、とても混んでいます。
日本の卒業旅行シーズンと重なるので、日本の大学生もちらほら見かけます。
時期的には、南米の夏季にあたり水量も多く迫力ある滝が観られるベストシーズンなのです。
ブラジル側イグアス国立公園
ヘリコプターツアー
ブラジル側の国立公園入口に、ヘリクルーズを運行している会社があります。
予約は不要らしく、4~7人乗りのヘリが回遊しています。
来たヘリに次々と乗っていく形式らしいので、おひとりさまでも参加可能です。
所要時間:約15分(短っ)
料金:450レアル(高っ)
3人乗りと6人乗りの機材があります。
定員にならないと出発してくれません。
一般の観光客が訪れるイグアスの滝は、実は国立公園の0.3%だけなのです。
ブラジルとアルゼンチンのイグアスの滝の面積を合わせると東京都とほぼ同じくらい。
空からだとこの国立公園がいかに広いかがわかるでしょう。
離陸してすぐにイグアスの滝がみえます。
ヘリの搭乗時間は約15分ほどです。
天気が良い日は、虹がかかっているのが綺麗に見降ろすことができます。
虹のかかったイグアス国立公園
ファインは、虹を上から見たのは人生で初めての経験でした。
ビジターセンター
イグアス国立公園入口にあるビジターセンターでお土産を購入することが出来ます。
お土産の中で一番売れているのが「イグアスマーク入りの合羽」です。
合羽を忘れた方は、シャトルバスに乗る前に購入しましょう。
ブラジル側イグアス国立公園は、「イグアスの滝」の全体が見渡せます。
だから絵ハガキなども全体を写した写真が多いのが特徴です。
ビジターセンター以外でも、エレベーターの乗車口手前にギフトショップがあります。
一緒に来た友達とはぐれた方は、ここで待ち合わせする人が多いみたいです。
イグアスバードパーク
ビジターセンターの近くにあります。
世界中の珍し鳥が150種類。
大西洋森林を再現した散策路は1800m。
体力が余っている方はいかがでしょうか?
ここまで読んでいただきありがとうございます。
追伸
イグアスの滝(ブラジル側)は、1986年にユネスコの世界遺産に登録されました。
イグアス国立公園の広さはブラジル側が185,000ヘクタール。
国立公園の中に「275」の滝があり、最大落差約80メートル、滝幅は約4キロ。
水量は毎秒65000トン(って言われても想像できない)
「イグアス」とは先住民のグアラニーの言葉で「大いなる水」を意味します。
米大統領T.ルーズベルトの奥様が滝の規模を比較して
「かわいそうなナイアガラよ」と発したエピソードが有名。
滝幅、水量ともにイグアスの滝は世界最大級です。
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