ボアタールジェ、旅ブロガーのファインです。
あなたは、どのようなスイーツが好きですか?
世界一美味しいエッグタルトを提供する店があると聞いたら行きたくなりませんか?
リスボンには、世界一美味しいエッグタルトの元祖と言われているお店があるのです。
その人口45万人のリスボンは「7つの丘の街」と呼ばれています。
治安もよく物価も安いので、欧米ではリタイヤした方の移住者が増えている人気都市です。
ということで、今回は「リスボン」の定番観光地について語ります。
お洒落女子はご注意
ポルトガルの首都「リスボン」は、テージョ川河口の丘に囲まれています。
ヨーロッパ旅行でお洒落をして旅をしたい気持ちは男のファインにもわかります。
しかし、リスボン観光でのヒールはオススメできません。
理由は、リスボンの道が坂は多いし道は石畳でぼこぼこしているのです。
それも多くの坂がかなりの斜度なので、ヒールで観光すると恐らく足を痛めるでしょう。
これから紹介するリスボン観光は、スニーカーがマストです。
7つの丘に囲まれたリスボン
サンタ・ジュスタのエレベーター:Elevador de Santa Justa
ポルトガルを紹介するガイドブックで、ここが掲載していない本はありません。
高さ45メートルの展望デッキは、リスボンのランドマークとなっています。
箱のインテリアは木製で、鏡が付いているのが大きな特徴です♪
<営業時間>
夏季:7時30分〜23時
冬季:7時30分〜21時
大人:5€(往復片道同料金)約646円
地下鉄と共通のチャージ式カードのヴィヴァ・ヴィアジェンカードも利用可
前回ファインがオススメしたリスボアカードも利用できます。
別名「カルモのエレベーター」
別名の由来:連絡橋を抜けると「カルモ教会」の横に出るためです。
世界で最も有名なエレベーターですが、期待しすぎるとガッカリするかもしれません。
サンタ・ジュスタのエレベーター
どの階も、異なるパターンで装飾されており、最上階は螺旋のはしご階段で上ります。
テラスからは「サン・ジョルジェ城」「ロシオ広場」の素晴らしい眺望が楽しめます。
2つのエレベーター・ブースの内装は木製というところがお洒落ですよね。
当時は1台の乗車人数は24人でしたが、現在は29名まで乗車可能になっています。
平日の早い時間以外は、列に並ぶことを覚悟しなければなりません。
週末はかなり並ぶので、待つのが苦手な人は平日に訪れることをオススメします。
アクセス:Access
最寄り駅:地下鉄「バイシャ・シアード」駅(Baixa-Chiado)
バイシャ側出口から徒歩5分
ロシオ広場から歩いても行けますよ。
サン・ジョルジェ城:Castelo de Sao Jorge
紀元前2世紀の古代ローマ時代の四角形の10の塔がある要塞です。
サン・ジョルジェ城内には孔雀が放し飼いにされています。
彼らは逃げないのでしょうか?
アフォンソ1世の銅像は模造品です。
サン・ジョルジェ城
このお城からリスボンの街と海の眺望を360度楽しむことが出来ます。
10本の塔から見える旧市街がインスタ映えスポットで夜景もとても素晴らしいです。
ここから眺めるテージョ川は、あまりの大きさに海のように感じました。
坂道はかなり急ですが、歩いて訪れることをオススメします。
細い路地はいかにも欧州の小道といった雰囲気で、楽しい気分で散歩が出来るのです。
営業時間:10:00~21:00
大人:10€(約1,290円)
チケット売り場に日本語のパンフレットがあります。
残念なことに、この施設はリスボアカードの対象外でした。
アクセス:Access
上記で紹介した「サンジュスタのエレベーター」からの距離:約950m
徒歩14分
ジェロニモス修道院:Mosteiro Dos Jerónimos
300年の歳月をかけて完成したマヌエル様式の最高傑作と言われている修道院です。
これほどの歳月がかかった理由としては、マヌエル1世の死が影響しています。
以下で紹介する「ヴァスコ・ダ・ガマ」が持ち帰った香辛料で得た莫大な利益により後の建築費用を賄っていると伝えられています。
マヌエル様式=ポルトガル王マヌエル1世の時代に流行した建築様式
白亜の大寺院は、1983年には世界文化遺産に登録されました。
「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」の構成資産の一つです。
ジェロニモス修道院
以下に紹介する「ルイス・デ・カモンイス」の棺がある事でも知られています。
世界史に詳しい方には、2007年12月13日に「リスボン条約」の調停式が行われた場所としても知られています。
リスボン条約=EUの基本条約のことで、改革条約とも訳されています。
正式名称:欧州連合条約および欧州共同体設立条約を修正するリスボン条約
<入場料>
大人:10€(約1,292円)
リスボアカードは無料で入れます。
ベレンの塔とセット券:12€(約1,551円)
※毎月第1日曜日の14時までは無料
営業時間:10時〜18時30分(10〜4月:10時〜17時30分)
アクセス:Access
最寄り駅:トラム(15番) Mosteuro dos Jeronimos 停留所から徒歩1分
ベレンの塔:Tower of Belém
こちらも「リスボンのジェロニモス修道院とベレンの塔」の構成資産の一つです。
ベレンの塔
元々は、テージョ川を通る船の監視的役割として利用されていました。
作家の司馬遼太郎が、ベレンの塔を「テージョ川の貴婦人」と表現しています。
ベレンの塔内部
<入場料>
大人:6€(約775円)現在はコロナの影響で塔には登れないので3€です。(約387円)
ジェロニモス修道院とのセット券は:12€(約1,550円)
リスボアカードは無料で入れます。
毎月第1日曜日の14時まで無料
営業時間:10時~18時30分(10~4月:~17時30分)
※現在コロナの影響でしょうか、臨時休業しているみたいです😢
アクセス:Access
最寄り駅:市電15番 Largo da Princesaから徒歩5分
上記のジェロニモス修道院からの距離:約1.1㎞
徒歩約16分
発見のモニュメント:Padrão dos Descobrimentos
大航海時代を象徴する33名の偉人達の像がサイドに彫られています。
高さは52mもあり、なかなかの迫力です。
1940年の国際博覧会の象徴として製作されましたが素材が悪かったため、1960年にコンクリート製で再制作され、ポルトガル栄光の時代を表現しています。
発見のモミュメント
発見のモニュメントの反対側
先頭はエンリケ航海王子で、三番目が「ヴァスコ・ダ・ガマ」です。
五番目が初めて世界一周をした旅人の先輩「フェルナンド・マゼラン」です。
後ろから二番目の両手を合わせている人物が、「フランシスコ・ザビエル」です。
インスタ映えスポットとしても多くの観光客が写真を撮りまくっています。
多くの観光客は気がつきませんが、記念碑正面にある石畳には多くのポルトガル人航海者が辿った航路を示す世界地図のモザイクがあるので訪れる方は探してみて下さい。
<入場料>
大人:5€(約646円)
営業時間:10~19時(10月~4月:10時〜18時)
アクセス:Access
最寄り駅:市電15番Mosteiro jerònimosから徒歩5分
上記で紹介した「ベレンの塔」からの距離:約950m
徒歩11分
プラサ・ド・インペーリオ庭園:Jardim da Praca do Imperio
ジェロニモス修道院と発見のモミュメントの間に、きれいな芝生の庭園があります。
この庭園の真ん中に噴水があり、ベンチもあるので歩き疲れたら休憩出来ます。
緑も多くベンチもあるので、ファインはゆっくり散歩していました。
パレードの練習をしている騎馬隊
ベンチで休憩している所へ、突然パレードがやってきたのです。
大きな木の陰では、騎馬隊と音楽隊が何やら練習をしていました。
1時間後に、パレードが行われるとのことで見物人が沢山いました。
調査不足で分かりませんが、有名なパレードなのでしょうか?
以下の写真で分かるでしょうか、沢山の人だかりが出来ていました💦
パレードの見物人
アクセス:Access
モステイロドスジェロニモス駅 徒歩2分
パスティス ・デ・ ベレン: Pasteis de Belem
1837年創業の「パスティス・デ・ベレン」はファインが絶対に行きたかった所です。
エッグタルト発祥の地とされる「ジェロニモス修道院」の近くに店を構えています。
このお店は、ポルトガルで一番おいしいエッグタルトと言われているほどの評判です。
パスティス・デ・ベレンに並ぶ行列
大勢の方がパレードを観に行っているので、少し空いてきたタイミングを狙いました。
秘蔵のレシピに基づいて作られており、レシピを知っているのは現在3人のみです。
パスティス・デ・ベレン店内
このお店は併設されたカフェで楽しむか、テイクアウトするかの2択です。
ちなみに、カフェはテイクアウトほど並びません。
裏技としては、カフェでドリンクとエッグタルトを楽しんでいる間に、
テイクアウトのエッグタルトを注文しておくのです。
そうすれば、上記写真のお客さんのように長時間並ばなくても購入できますよ。
アクセス:Access
上記の「プラサ・ド・インペーリオ庭園」からの距離:約280m
徒歩4分
テイクアウトして、この庭園でエッグタルトを食べるのもありですねwww
4月25日橋: Ponte 25 de Abril
この橋は、1966年8月6日に開通しています。
開通当初はポルトガルの独裁者の名から、サザール橋と呼ばれていました。
しかし、1974年にポルトガルで軍事クーデター「カーネーション革命」が起たのです。
その革命の日が4月25日だったことから、「Ponte 25 de abril」と変更されています。
4月25日橋
橋の長さ:2,277 m
上段:制限速度は70km/hに規制されている6車線の道路
下段:1999年に完成した鉄道
アクセス:Access
最寄り駅:Alcantara-Mar駅
上記の「パスティス・デ・ベレン」からの距離:約2.2㎞
徒歩27分
クリスト・レイ像:Cristo-Rei
この4月25日橋を向こう側に渡るとカトリックの記念碑が立っています。
リオデジャネイロの「コルコバードの丘」にあるキリスト像のパクリです。
クリスト・レイ
写真が遠くてスイマセン。
実はファインは、橋を渡らなかったです。
はっきり言ってレプリカだから、ファイン的に興味が薄かったんです。
高さは75m、キリスト像は28mあります。
リオデジャネイロのキリスト像を意識して、当時の独裁者が作らせたのだそうです。
眺望が好きな方は、184メートル地点の像の観察デッキからリスボン市街が眺められます。
アクセス:Access
<行き方>
メトロ・グリーンライン(Linha Verde)カイス・ド・ソドレー駅(Cais do Sodré)下車
「カイス・ド・ソドレー(Cais do Sodré)」のフェリーターミナルから3番の「カシーリャス(Cacilhas)行」に乗船して対岸に渡ります。(乗船時間:約15分)
下船後、バスターミナルから101番の路線バス乗車(1.45€)約187円
所要時間:約15分
トラム:Tram
レトロなトラムは、リスボン観光にかかせません。
リスボンの坂道を走る落書きだらけのトラムはインスタ映えしますよ。
一番人気路線は28番線で、上記で紹介したサン・ジョルジェ城を訪れるのに便利です。
現在6路線が走っています。
12E・15E・18E・24E・25E・28E
往復の路線が途中で分かれているので、正確には11路線なんですけどね。
ベレン地区へ向かうには15番線
アジュダ宮へは18番線
市内が一周できる12番線も観光客が沢山乗車して人気があります。
トラム乗車中はフリーwi-fiが利用できます。
落書きだらけのトラム
トラムの乗り場では、手を上げて乗車意思を伝えます。
降りる時は「Stop」ボタンを押せば次の停留所で止まってくれます。
運賃:3€(約387円)
ここまで読んでいただきありがとうございます。
追伸
今回ご紹介したエッグタルトとリスボンの観光地は、いかがでしたでしょうか?
記事内で紹介した「サンジュスタのエレベーター」の設計は、ルイス・レイナルド氏が手掛けています。
観光客の多くは、エッフェル塔を設計したギュスターヴ・エッフェル氏と思い込んでいます。
ギュスターヴ・エッフェル氏が設計に参加して有名なのはアメリカにある「自由の女神」と彼の名前から想像できる通りパリの「エッフェル塔」です。
ルイス・レイナルド氏は、エッフェルさんの弟子なので誤解されやすいみたいですね。
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