皆さんニイハオ、旅ブロガーのファインです。
上海を紹介するガイド本で「豫園」「外灘」が載っていない本は見たことありません。
豫園の混雑率は、渋谷に負けていません。
また、外灘周辺の建物はヨーロッパにいる錯覚さえ覚えます。
ということで、今回は上海の2大観光地「豫園」と「外灘」について語ります。
豫園商城:Yu Yuan
中国語では発音が難しいですが「ユーユェンシャンチャン」といいます。
上海の伝統文化にも触れながら、食べ歩き、お土産散策、街歩きが楽しめるエリアです。
まさに「ザ・中国」という感じで、映画『千と千尋の神隠し』の世界感に飛び込んだようです。
朱色の建築が並ぶ豫園商城までタクシーでも最寄り駅の出口付近に降ろされます。
理由は、入り口までは人が非常に多く、タクシーがなかなか入れないためです。
最寄り駅の豫園駅1号出口を出ると中国風の建物が見えるので、迷うことはないでしょう。
<3つの道路>
豫園は「福佑路」「旧校場路」「方浜中路」の3つの通りに囲まれています。
方浜中路は豫園時尚街とかかれており、おしゃれ好きが集まります。
400年以上の歴史を持つ豫園の土産物店や漢方薬は、とにかく高額で売られています。
豫園商城から約20m歩くだけで、同じ商品の値段が数倍も違うのですから驚きです。
日本人が多いのか、接客する人も日本語を話せる人をチラホラ見かけます。
営業時間:8時半~21時
豫園商城の看板を撮影したければ、福佑側からの入口を目指しましょう。
ここではお茶の試飲や量り売りのお菓子の試食を沢山勧められてお腹が満腹になります。
ちなみに豫園のレストランで提供されるビールは、なぜか山東省の青島ビールです。
<湖心亭周辺>
買い物に興味ない人は、カメラを片手に湖心亭のある池を目指します。
ここでガイドが必ず説明するのが、釘を一本も使わずに建てられたというエピソード。
混雑を避けライトアップされた豫園の幻想的な雰囲気を味わいたいなら、夜がお勧めです。
140年の歴史を誇る上海最古の茶館でさえ混雑はなく落ち着いた雰囲気を味わえます。
池の上のジグザグにかかっている九曲橋は、湖心亭最大の写真撮影スポットです。
最寄り駅:地下鉄10号線「豫園」駅 徒歩11分
外灘:The Bund
豫園商城と双璧をなす上海随一の観光エリアです。
黄浦江沿い、中山東一路の全長1.1kmほどのエリアを指して外灘と呼びます。
19世紀に建設された西洋式高層建築が建ち並び、官庁や銀行などが多い地区です。
ファインが外灘を散歩しているとジロジロと好機の目で見られることが多かったです。
特に変な服装をしていたわけではないですが、リュックを前方に抱えて歩いていました。
外灘を訪れる前に、スリに合いそうになったので警戒していたのです。
中国人には、スリ対策でリュックを前方に抱える人は「奇妙な人」と映るのでしょうか?
すれ違う多くの人に好奇の目と言うか、侮蔑的な目で見られて不愉快な思いをしました。
エレベーター停止事件
ファインは、上海滞在中に豫園と外灘の間に位置するホテルに宿泊しました。
そのホテルの夕食会場へは、エレベーターで最上階へ移動します。
夕食時間が決まっており、エレベーターはまあまあ混雑していました。
ファインたちを乗せ夕食会場へ上昇していたエレベーターは、突然停止したのです。
緊急ボタンを押して助けを呼ぶも、エレベーター内には日本人や欧米人ばかりでした。
エレベーターを管理しているところから、中国語で話しかけられました。
中国語が話せないエレベーター内では、「助けて」や「help」など聞こえてきます。
それでも、スピーカーから聞こえてくる音声は誰も翻訳できない中国語です。
エレベーターに閉じ込められた状況を説明できず、次第にパニックに陥ります。
人間がパニックに陥る状況に遭遇するなんて、滅多に見れるものではありません。
泣きそうになっている日本人女性や、怒りまくっている欧米系男性が騒ぎ始めました。
こんな機会はめったにないと、エレベーター内を動画撮影しちゃいました。
怒っても、焦っても、どうしようもないので助けが来るのを待つしかない状況です。
いつ助けが来るかわからない状況が、不安や怒りを増殖させるのでしょう。
結論から申し上げますと、1時間もしないうちに助けてもらえました。
エレベーターが半分しか空かない状況から脱出した経験のある方はいるでしょうか?
通報から50分後に、我先にと半分しか空いていない状況のドアへ群がる観光客たち。
こんな時に、人間の本性が現れるのですね。
エレベーターに閉じ込められた我々の為に、夕食会場は時間を延長してくれました。
夕食を終えて、会場を後にするときにちょうどエレベーター修理が終わっていました。
修理業者が「エレベーター直ったよ」と説明しても誰一人として乗車する人はいません。
全員無視し非常階段を利用し降りて行きました。
今回紹介した、豫園と外灘よりも上海の思い出が残るアクシデントでした。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
豫園商城と外灘は、いかがでしたでしょうか?
豫園では印鑑文化のない欧米人が、職人さんがその場で彫る印鑑をどんどん購入していきます。
外灘では、有名ブランド店やレトロな雰囲気の飲食店が西洋建物の中で営業をしています。
パニック状況を興味本位で撮影したらダメだなぁと、帰国後、反省しました。 💦
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