ボアタールデ、旅ブロガーのファインです。
あなたは、イベリア半島の西に位置するポルトガルを訪れたことがありますか?
世界平和度指数ランキングで4位で、日本よりも治安がいいと言われている国です。
その治安がいいポルトガルの首都が、都市圏人口300万人の「リスボン」です。
ファインは、前回のセビリアからポルトガルの首都リスボンへバスで移動しました。
日本の歴史を学ぶ上で、ポルトガルは教科書に必ず出てきたのを覚えていますか?
日本にも大きな影響を与えたポルトガルは、ファインにとって欧州の中でも関心度が高い国の1つでした。
ということで、今回はセビリアからリスボンへの移動方法について語ります。
ポルトガル共和国:República Portuguesa
移動方法を語る前に、ざっくりとポルトガルについて説明します。
冒頭でも述べた通り、ポルトガルの首都は「リスボン」です。
クリスチアーノ・ロナウド選手を輩出した国と言えば、一番わかってもらいやすいでしょうか?
ファインがリスボンに降り立った第1印象は、ホームレスが多いということでした。
先進国の首都にしては、
「あまり活気がない都市だなぁ」
と感じました。
1543年鹿児島県の種子島に漂着したのがポルトガルの船であり、ヨーロッパで初めて日本と接触した国として歴史の時間に習った方は覚えているでしょうか?www
ここから日本人が奴隷交易が始まったことを知っている人はあまり多くありません。
奴隷と言ったら多くの日本人はアフリカ人を思い浮かべるでしょう。
そのアフリカ人と同じく16~17世紀にかけて世界中で奴隷の境遇に置かれていたのです。
その影響でしょうか、ポルトガル人の約31%が自身の子供がアジア人を愛すると不快に感じるとの調査結果が報告されているのです。
このブログでは、世界遺産を紹介する記事が多いことにお気づきの方もいるでしょう。
ポルトガルの世界遺産は、文化遺産が12件、自然遺産が1件登録されています。
アクセス:Access
ファインは、「セビリア」から夜行バスで「リスボン」へ向かいました。
セビリアには2つのバスターミナルがありますが、リスボン行きは、「プラサ デ アルマスバスターミナル」から出発します。
<2つのバスターミナル>
★プラド デ サン セバスティアン バスターミナル
★プラサ デ アルマスバスターミナル
チケット窓口で
「リスボン」
もしくは
「リスボア」
と言えば通じると思います。
ファインは、ひとり旅なので
「ウノ(1)」
と指を1本立てて「大人一枚」を窓口のおじさんにアピールしました。
セビリアからリスボンまでの距離:約513km
出発時間:20時発
到着時間:翌朝4時到着(時差1時間あり)
運賃:16€~30€(約2,062円~3,866円)
今回は、時間にルーズなスペイン人に期待します。
朝4時についても宿にチェックインはできないだろうし、やることが何もありません。
そんな時間にバスから降ろされたくないし、お店も多分開いていないでしょう。
「1時間や2時間くらい遅く到着してくれてもいいんだよ~」
というファインの期待もむなしく、こんな時に限って予定通り到着するのです。
このルートは観光客の需要がないのか、あまり便数が多くありません。
ブログなどでは人気路線との記事も目にしたことがるのですが、時期によるのかな?
ファインが利用した2月は、週に四便しかありませんでした。
この夜行バスは、いろんなところを経由していきます。
夜中に、住宅街を走っている時は、
「本当にこのバスで大丈夫かな?」
と不安になりつつ、何度もウトウトしていました。
上記でセビリアのバスターミナルを2つ紹介しましたが、リスボンのバスターミナルも2つあります。
<リスボンのバスターミナル>
★リスボア オリエンテ バスターミナル:Terminal Lisboa Oriente
★セッテ・リオス バスターミナル:Terminal Rodoviário Sete Rios
寄り道しないでリスボンを目指せば、4時間半くらいで到着するみたいですwww
セッテ・リオス バスターミナル:Terminal Rodoviário Sete Rios
ファインが到着したバスターミナルはこちらです!
<最寄り駅>
地下鉄Azul(青)線:ジャルディンズロジコ駅(JARDIM ZOOLOGICO)
もしくは国鉄: セッテ・リオス駅(Sete Rios駅)に隣接しています。
駅前の広場には、オレンジ色の塔(エレベーター)と上りエスカレーターがあります。
バスターミナル横に小さいカフェがひとつだけあります。
しかし、朝の4時はもちろん閉まっています。
長距離バスで移動予定の方は、バスに乗る前に朝食の用意をした方がいいでしょう。
なぜなら、メトロの始発が6:30なのです。
暗闇のホームレスしかいないバスターミナルでやることなんてありません。
暇なので、朝食を食べることくらいしか時間を潰す方法がないのです。
ファインが訪れたのは2月。
最低気温が1桁、最高気温が15℃くらいの早朝です。(寒っ)
メトロの始発が動き出したら宿へ向かいます。
<切符購入方法>
窓口の切符売り場と自動販売機があります。
通常数字を伝えるだけの窓口で買いますが、始発の時間帯に窓口は閉まっていました。
仕方なく、自動販売機を利用します。
ここでは1回券を1.5€(約193円)で購入しました。
自動販売機の初期画面は、ポルトガル語になっています。
我々日本人は、イギリス国旗を押して英語表示にしましょう。
「1.5€」を選択するだけです。
★1回券以外にも以下の券種があります。
バス・メトロ・トラムに24時間乗り放題:6.4€(約825円)
バス・メトロ・トラム・フェリーに24時間乗り放題:9.55€(約1,231円)
バス・メトロ・トラム・近郊列車(シントラ行き等)24時間乗り放題:10.6€(約1,366円)
ファインは、今回「ロシオ駅」周辺の宿を予約しました。
「ロシオ駅」は、地下鉄「レスタウラドーレス駅」とも繋がっています。
バスターミナルの最寄り駅は、始発時間にはファインしかいませんでした。
「言葉が通じなくてもいいから誰か人が現れないかなぁ」
と思いつつも、乗車するまで寂しく一人ホームで電車が入ってくるのを待ちました。
ロシオ広場まで青線「JARDIM ZOOLOGICO駅」から6駅目で乗り換えもなく簡単です。
Praça de espanha駅
São Sebastião駅
Parque駅
Marquês de Pombal駅
Avenida駅
「Resutauradores駅」下車 → ロシオ駅と繋がっています。
かなりの急階段ですが、地上に出たらすぐ目の前がロシオ広場です。
カルサーダス:Calcada
これからリスボンへ行く予定の方は、坂道も多いのでバッグパックをオススメします。
石畳でタイヤがガタガタ暴れて、キャリーケースはとても運びにくいです。
かつ、石畳の影響でキャリーケースのタイヤが壊れたという旅人にも出会いました。
ちなみに、ヨーロッパの地下鉄はエレベーターやエスカレーターは少ないです。
勿論、リスボンの地下鉄にもほとんどエスカレーターはありません。
階段をキャリーケースを持って運ぶのは、男性はもちろん女性には結構大変ですよ。
但し、あなたが女性の場合、多くの男性が階段上まで持ってくれるかもしれません。
日本では、このような光景をあまり見かけませんが、ここリスボンや次回紹介するパリなどは、階段下で大きな荷物を持っている女性に複数人の男性が助けてくれるのです。
ジェントルマンですね~♪
ヴィヴァ ヴィアジェン:Viva viagen
地下鉄以外にも国鉄、バス、市電、ケーブルカー、カリスで使える便利なカードです。
カード代:0.5€(約64円)
チャージ=「Zapping」と呼ばれる方法は割引になりお得感があります。
1回当たりの運賃が1.34€(約173円)に割引されます。
短期滞在者は端数が出て余る可能性もあるので、チャージする際はよく計算しましょう。
<自動券売機>
自動券売機はクレジットカードと現金の両方に対応しています。
現金は5€~50€(約129円~約1,290円)までのお札の他、コインも使えます。
画面はタッチパネル式で、ここでも我々はイギリス国旗をタッチして英語にしましょう。
「Viva Viagemカード」を買う場合
「With a reusable Card」を選択。
次に、カードの購入枚数を選択。
カードにチャージする場合は「Without a reusable card」を選択。
チャージ(Zapping)のみしたい場合は「Stored Value」を選択。
次にチャージする金額を3€~40€(約387円~5,156円)までで指定します。
最後にチケットの枚数(通常は1でOK)を選択して決済すれば終了です。
リスボアカード:Lisboa card
ファインが1週間滞在でお勧めするのが、この「リスボアカード」です。
「路面電車」「ケーブルカー」「サンタジュスタのエレベーター」「地下鉄」「バス」
「CPカスカイス線」「シントラ線」が乗り放題となっています。
2日以上リスボンにいる方には利用価値が高いと思います。
<種類>
★24時間券:20€(約2,577円)
★48時間券:34€(約4,381円)
★72時間券:42€(約5,412円)
但し、購入場所が少ないのがこのカードの唯一のマイナス点です。
<購入できるのは以下の7か所のみ>
①リスボン空港07:00~24:00
②レスタウラドーレス広場9:00~20:00(ロシオ駅すぐ近く)
③コメルシオ広場9:00~20:00(最寄り駅:テレイロ・ド・パソ駅)
④サンタ・アポローニャ駅8:00~13:00日曜月曜休み(メトロ)
⑤アウダスタ通りのキオスク10:00~18:00(13時~14時は昼休み)
⑥ベレンのキオスク10:00~18:00(13時~14時昼休み)日曜月曜休み
⑦アルセナル通り10:00~18:00(コメルシオ広場~Corpo Santoの通り)
リスボア オリエンテ バスターミナル:Terminal Rodoviário Lisboa Oriente
国鉄またはレッドラインのオリエンテ(Oriente)駅の目の前にあります。
セッテリオスバスターミナル発でオリエンテバスターミナル経由の長距離バスも多いですよ。
オリエンテ駅は、残念ながら利用していないのでプチ情報だけのせておきました。
マドリードや「ポルト」へ行く人はこの駅を利用している人が多い傾向です。
「とてもお洒落な駅でインスタ映えするよ」
と、同じ宿のバックパッカーが教えてくれました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した「セビリア」から「リスボン」への移動方法はいかがでしたでしょうか?
冒頭で、都市圏の人口を約300万人と説明しましたが、リスボンの人口は約50万人ほどです。
ファインが訪れた2月の平均気温は12.4度ですが、数字よりも温かく感じました。
学生の夏休みとなる8月の平均気温は23度と過ごしやすい気候だと思います。
年間を通しての平均気温も17.1度なので、寒暖差は日本より大きくありません。
ファインはバス移動を選択しましたが、スペインからの国際列車も走っています。
ヨーロッパの電車旅なんて、ちょっと憧れませんか?
ファインはロシオ広場に到着後、混雑している安食堂を発見しました。
大きな荷物を持っていたので写真は取っていませんが、生絞りジュースが抜群です。
リスボンを訪れる機会があれば「Minho Dourado」に1度立ち寄ってみて下さい。
ファインのようにポルトガル語が話せなくても、指差し注文で問題ありません。
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