ボンジア、旅ブロガーのファインです。
あなたは、海外旅行先の移動方法についての優先順位は何を基準しますか?
時間、価格、安全、快適、その人の旅のスタイルによって色々ありますよね。
今回旅をしているブラジル国内移動は、日本人の常識とはかけ離れたことが起こります。
広大なブラジル国内を移動するなら、飛行機移動を推奨している人が多い傾向です。
日本の23倍の面積を誇るブラジルで、2番目に人気があるのが長距離バスでしょうか。
鉄道移動に関しては、ほぼ沿岸部ばかりを通っており、主要な都市や観光地へは便数も少なく不便なので、オススメしている経験者はファインも含めて殆どいません。
ということで、今回は「サンパウロ」から「フォス・ド・イグアス」へ移動した時の体験談について語ります。
移動方法:How to move
①飛行機:Airplane
グアリューリョス国際空港(サンパウロ)⇒フォス・ド・イグアス国際空港(イグアス)
日本人の感覚からしたら、時間と距離を天秤にかけると妥当な移動方法です。
世界共通ですが、スケジュールが決まっているなら早く予約した方が安くなります。
~就航航空会社~
・LATAM航空
・アビアンカブラジル航空
・アズールブラジル航空
・ゴル航空
運賃:1万円~2万円(季節や時間帯により変動します。LCCの場合荷物や燃油サーチャージにより運賃は変動します)
所要時間:約1時間50分
距離:約1,000km
②長距離バス:long-distance bus
<舗装されていない砂利のバスターミナル>
ファインがフォス・ド・イグアスを訪れたときは、Uberの利用が微妙な状況でした。
少々の料金の違いで、危険を冒したくないとの判断でRota Iguaçu社の利用を回避。
現在は、フォス・ド・イグアスでもUberが使えるようです。(Uberが利用できるなら利用するかもしれません)
フォス・ド・イグアスの宿で知り合った日本人は、このバスを利用したらしいです。
「サンパウロ発の運賃としては最安値で、全く問題なかった」
と言っていましたので、次回機会があれば利用してみようと思います。
降車場所は、フォス・ド・イグアス中心部から約5.8㎞離れたところにあります。
250番のバスが近距離バスターミナルまで30分間隔で運行しています。
但し、サンパウロ発のバスは早朝に到着するようなのでその時間帯にバスは走っていないと聞きました。
まだ暗い中で、降ろされるのが嫌な方はこのバスの利用を避けた方が無難かもしれません。
平日:17時発
所要時間:約14時間~16時間
運賃:90R$~130R$(約1,836円~2,652円)
バス会社:Rota Iguaçu社
※フォス・ド・イグアス中心部から約6キロ離れた場所に到着します。
アクセス:Access
最寄り駅:Sao Bento駅
乗車場所は、前回紹介したサンパウロ中央市場(Mercado Municipal de Sao Paulo)近くにありますが、治安面でこのバスターミナル周辺は怪しい雰囲気が漂っています。
<降車場所>
<チエテ長距離バスターミナル:Tiete Bus Terminal>
殆どの方が、バス移動の時にお世話になるサンパウロのメインバスターミナルです。
バス会社も豊富で、チエテ長距離バスターミナルは凄く広くいつも混雑しています。
ブラジル国内線のバスは勿論、アルゼンチン、チリ、ウルグアイ、ペルー、パラグアイなどの国際線バスの発着バスターミナルとなっています。
最寄り駅:Portuguesa Tietê駅と直結
営業時間:24時間発着
ここでは、ブラジル唯一のブランドの「havaianas」のサンダルが売っています。
ちなみに、街中に露店などで安く売っている「havaianas」は偽物ですから。
本物は、やや高いけど作りがしっかりしているので長時間履いていても疲れません。
ここで数セット購入し、ファインは今でも日本でしっかり愛用させてもらっています。
長距離バスのトランクに預ける荷物制限は、30kgと決められています。
しかし、荷物の重さを量られている人は誰もいませんでした(かなり適当です)www
運賃:140R$~160R$(約2,856円~3,264円)
所要時間:約14時間~16時間
<長距離バスターミナルから近距離バスターミナルへ移動方法>
サンパウロを出発したバスは、フォス・ド・イグアス長距離バスターミナルに到着します。
長距離バスターミナルは、市内中心部から少々離れた場所にあるのです。
やや面倒ですが、4km離れた近距離バスターミナルへ移動しなければなりません。
バス番号:105番 もしくは 115番
運賃:3.2R$(約65.28円)
近距離バスターミナルへ着いたら、方向が分かれるので自身が予約した宿へ移動します。
ちなみに、TTUでバスを乗り換える場合は再度運賃を払う必要はありません。
Terminal de Transporte Urbano = 近距離バスターミナル
つまり、最初に払った3.2R$で宿の近くのバス停まで移動できることになります。
時間帯によっては、近距離バスターミナルから乗車するバスは混んでいます。
複数のバスが近距離バスターミナルからたくさん出ているので荷物が大きい人は、注意しましょう。
~自分の宿泊場所へ行くバスがわからない場合~
「Moovit」というアプリを利用すれば見つけることができますよ。
ちなみに、フォス・ド・イグアスに降り立ったファインのスマホは調子が悪かったです。
仕方がないので、紙に宿の住所と名前を書いてガンガン人に聞いちゃいましたwww
降車場所のバス停付近に近づくと、ファインが聞きまくった複数の乗客たちが
「ここで降りるんだよ」
と教えてくれました。(イグアスの人たちは皆さん優しかったです)
おばあさんと少女
ちょっと脱線しますがサンパウロからイグアスへ向かう長距離バスでのエピソードです。
移動中の景色も楽しみたい方は、長距離バスは2階の最前列を選択することがお勧めです。
ファインは、狙い通り、2階右側の最前列をゲットしました。
※ちなみに、海外で希望座席を伝えないと日本人はトイレ近くにされてしまう傾向が強いです。理由は、トイレ近くのの座席は臭いので多くの旅人が避ける傾向があります。トイレ周辺の座席を売っても、文句1つ言わないと思われているのが日本人なのです。
サンパウロを出発したバスに、途中から70代くらいのおばあさんバックパッカーが乗車してきました。
70代の女性が夜行バスを利用し、一人旅をしているんですよ。
日本では見かけない光景なので、なかなかブラジルの高齢者は元気です。
出発してしばらくすると、2つ目の停車場で少女と母親らしき人が乗車してきました。
見た感じ小学校1年生か2年生くらいでしょうか?
映画のワンシーンみたいに、母親らしき人の胸で少女は号泣しています。
「夜行バスに、こんなに幼い少女を一人で乗せるの?」
ファインはそう思いつつも、やはり少女一人だけ乗車するようです。
この光景も日本では見ることがなく、一般的な日本人の感覚では驚くでしょう。
母親は泣いている女の子を諭してバスを降り、出発まで見送りしていました。
「少女は、一人で不安なんだろうな?」
と号泣しているファインはそう思っていました。
しかし
今まで号泣していた少女は、バスが出発した瞬間に泣き止みゲームを始めたんです。
「えっ・・・・・母親と別れて悲しいんじゃないの?」
「号泣していたのは、不安だからじゃないの?寂しいからなんじゃないの?」
おばあさんとファインの間に座った少女は何もなかったようにけろっとしていました。
女性は、子供のときから女優なのですねwww
バス車内での少女はファインとおばあさんからお菓子を貰ったりして快適そうでしたよ。
終点の一つ手前で、ファインに手を振って元気よく降りて行きました(笑)
そこにはおばあさんらしき人がきちんと迎えに来ていたのでホッとしました。
その後、ファインを乗せたバスは無事にイグアスの長距離バスターミナルへ到着しました。
ボスケ・グアラニ動物園:Bosque Guarani Zoo
フォスドイグアスの近距離バスターミナル(TTU)の近くに動物園があります。
パラナ州で3番目の規模を誇るのに、なんとっ入場料が無料なんです。
この動物園は、バスの出発時間までの時間潰しに最適でした。
Terminal de Transporte Urbano周辺には、他に時間潰し出来るものが何もないですから。
動物園の総面積4.5㌶と言っても、なかなかイメージしにくいですよね。
ざっくり野球場と同じぐらいの広さです。
ファインの滞在時間は、1時間くらいでした。
林の中を散策する感じで、涼しくて気持ち良かったですよ。
営業時間:月 14:00~17:00、火~日 9:00~17:00
アクセス:Access
Terminal de Transporte Urbanoから、徒歩2分
ホステル マンダラ:Hostel Mandala
フォス・ド・イグアスで、ファインが泊った宿です。
宿泊費は、日本円に換算するとドミトリーで1泊700円くらいでしょう。
ビュッフェ形式の朝食:無料
朝食時間:8:00~10:00
アフリカ人やフランス人、アルゼンチン人と仲良くなり一緒に出掛けたりしました。
バス停やスーパーも近いですが、近距離バスターミナルからは少し距離があります。
日本人も2割から3割くらいいて、一緒に夕飯をシェアしたりしました。
近所のスーパーで、食材を購入してみんなで割り勘にすれば節約になります。
ブラジルは、物価が高いのでみんなで協力して旅をするのが楽しかったりしますよ。
有料で洗濯をしてくれますが、催促しないとなかなか洗濯物を返してくれません。
なぜ、洗濯物を返してくれないのだろうと不思議に思っていました。
結論・・・・・・チェックイン初日に預けたのに洗濯をしていなかったのです💦
ファインの衣服は、半分がこのホステルに干したままチェックアウトしました。
濡れた衣服をバッグに入れたくないのと、飛行機の時間ギリギリだったからです。
Tシャツなどをこの宿に寄付しちゃいました。
プールはありますが、汚くて利用できませんので期待しないようにしましょう。
男女混合ドミトリーの2段ベットは、上段がギシギシ音がするので要注意です。
ロッカーはあるので、貴重品を宿に預けるよりはロッカーに南京錠をするほうが安心です。
ゆるい感じのスタッフだから、貴重品の保管状況があまり信用できませんでした。
こういうことは海外旅行ではよくあることなので、怒らないで寛容に諦めましょう。
アクセス:Access
近距離バスターミナル(TTU)からの距離:約4.9㎞
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した「サンパウロ」から「フォス・ド・イグアス」への移動方法と「ホステルマンダラ」についてはいかがでしたでしょうか?
ファインは、ホステルマンダラでブラジルの代表的なスイーツ「アサイー」を食べました。
フォス・ド・イグアスだけでなく、サンパウロやリオデジャネイロでも食べれます。
「アサイー」は、ハワイのスイーツだと思っている人が多いかもしれません。
実は、ブラジルのアマゾンを原産とするヤシ科の植物なのです。
生長すると25mの高さになり、細長い幹に大きな葉を生やし黒紫色の実をつけます。
ブラジル国内では、どこの都市でも売っているポピュラーなデザートです。
日本人には、かなり量が多いので一人で食べきるには少々大変かもしれません。
南米では、「スーパーフード」と呼ばれ国民の美と健康の源になっているので、ブラジルを訪れる機会があれば、ぜひ1度挑戦してみてはいかがでしょうか?
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