G’day(グダイ) 旅ブロガーのファインです。
あなたは、タスマニアと聞いて何を想像しますか?
タスマニア州は、オーストラリアにある6つ州の中で、最も小さい州です。
そのタスマニア州の州都は「ホバート」で、オーストラリアで2番目に古い都市です。
日本では「静岡県焼津市」「埼玉県鳩ヶ谷市」の2都市と姉妹都市提携をしています。
ということで、今回はオーストラリア最小の「タスマニア州」について語ります。
ホバート国際空港:Hobart International Airport
タスマニア州の玄関口となるコンパクトな空港です。
メルボルン、シドニー、キャンベラ、ブリスベン、パース、アデレードなど国内主要都市に就航しています。
全長1,396mの「タスマン・ブリッジ」を通り、ホバート市内へ向かいます。
アクセス:Access
ホバート市内までの距離:約18km
<シャトルバス>
Redline社
時刻表はなく、フライトスケジュールに合わせて運行しています。
運賃:18豪ドル
所要時間:約50分
<タクシー>
到着ロビーを出るとタクシー乗り場があります。
運賃:6時~20時/初乗り3.6豪ドル(1kmに1.94豪ドル加算)+空港利用料2.6豪ドル
所要時間:ホバート市内まで約20分(ざっくり40豪ドル)
※オーストラリアのタクシーは、後部座席に乗る行為はマナー違反となります。
運転手さんに「なんだコイツは・・・偉そうな奴だなぁ」と思われてしまうでしょう。
ニュージーランドやアイルランドも同様に、タクシーは助手席に乗りましょう。
タスマニア王立植物園:Royal Tasmanian Botanical Gardens
1818年に設立されたオーストラリアで2番目に古い植物園です♪
入場料:無料
営業時間:4〜9月/8時〜17時
10〜3月/8時〜18時半
<チューリップフェスティバル>
「タスマニア王立植物園」がフェスティバルの会場になります。
毎年9月末から3週間にわたり開催されます。
敷地面積:14ha(東京ドーム約3個分)に植栽されていたものです。
冒頭で触れたように、ホバートは1977年に静岡県焼津市と姉妹都市となりました。
きっかけは当時100隻以上の焼津港の漁船がホバートへ寄港していたことです。
その影響でしょうか、タスマニア王立植物園内に日本庭園があります。
日本庭園の近くに、姉妹都市提携40周年を祝った記念植樹のサクラがありました。
日本庭園は、オーストラリア人に人気があるようで写真を撮る姿をたくさん見かけます。
アクセス:Access
ホバート国際空港からの距離:約17㎞
ホバート市内中心部からの距離:約3㎞
レッドデッカーのバス停もあります。
<レッドデッカー>
乗り降り自由の観光用2階建てバスです。
市内の人気観光スポットをご自分のペースで気軽に巡りることができます。
国際免許を保持していない観光客に人気があります。
ホバート市内20か所の停留所を約90分かけて巡ります。
タスマニアデビル:Tasmanian devil
タスマニアと聞いたら「タスマニアデビル」を思い浮かべるのではないでしょうか?
約3000年ぶりにオーストラリア本土で2021年5月に赤ちゃんが生まれました。
健康なタスマニアデビル26匹をシドニーの国立公園へ連れてきて繁殖させたたのです。
体長:約55cm(尻尾を除く)
体重:オス約11kg メス約7kg
ただ、人間が自然の生態系に関わることに疑問視する声も少なくありません。
2012年マリア島に、ある保護団体がタスマニアデビルを放ちました。
結果タスマニアデビルは繁殖しましたが、小型ペンギンが全滅してしまったのです。
絶滅危惧種を保護するために、他の動物を絶滅させたら本末転倒だと思いませんか?
現在、タスマニア島には約15万匹のタスマニアデビルが生息していると言われております。
後足より前足の方が長いので、走る姿は可愛らしいですよ。
しかし、見た目に騙されては行けません。
あなたは、名前の由来となった彼らの鳴き声を聞いたことありますか?
航海士が「この世のものとは思えない」鳴き声を聞いたことから、命名されました。
タスマニアデビルは夜行性で、昼間は巣穴で生活し、夜になると餌を探しに出歩きます。
動物の肉を食べることが多く、小型の哺乳類のほか、鳥類や昆虫なども食します。
1日の食事は体重15%~40%相当量を食べるので、ペンギンが絶滅するのも納得です。
タスマニアデビルは噛む力が強く、肉だけでなく皮や骨なども噛み砕いてしまいます。
鳴き声だけでなく、その骨までも噛み砕く姿も悪魔と言われる所以とされています。
ちなみに、東京の「多摩動物園」に行けばタスマニアデビルを観ることが出来ますよ♪
トロワナ ワイルドライフ 自然保護区:Trowunna Wildlife Sanctuary
ここのツアーに参加すると「タスマニアデビル」の尻尾だけ触らせてもらえます。
但し、骨をかみ砕く力があるので、飼育員以外抱くことは出来ません。
もし動物を抱きたいなら「ウォンバット」なら抱っこさせてもらえますよ。
所要時間:約90分
1日3回/11:00、13:00、15:00(夜行性なのに可哀そう)
ツアー代:28豪ドル
営業時間:9:00~17:00
リッチモンド橋:Richmond Bridge
ジョージ様式の建物が並ぶ小さな町ホバートに、1823年から23年かけて建設された橋です。
現存する橋の中では、「オーストラリア最古の石橋」となります。
アクセス:Access
ホバート市内からレンタカーで約22分
マウントフィールド国立公園:Mt. Field National Park
1916年タスマニア初の国立公園になり「タスマニア最古の国立公園」と呼ばれています。
国立公園内には複数の遊歩道が整備されており、ラッセル滝へのコースは初心者向けです。
ラッセル滝は、タスマニア初の自然保護区に指定されました。
広さ:1万6,000ha
ドブソン湖やシェルフ湖があるコースはアップダウンがあるので中級者向けです。
所要時間:約4時間
<スワンプ・ガム>
公園内を散策していると樹高100mの巨木を見かけますが、これもユーカリの一種です。
幹の直径は約2m
アクセス:Access
ホバートからの距離:約70km
所要時間:レンタカーで約60分
タスマニア原生地域:Tasmanian Wilderness
1982年・1989年に、世界複合遺産に登録されました。
面積:138万ha(タスマニア州の約20%)
クレイドル・マウンテン ー セント・クレア湖国立公園:Cradle Mountain-Lake St Clair National Park
一部では、オーストラリアで最も美しい国立公園と言われています。
オーストラリア一星がよく見える公園で、鏡のような湖面のクレーター湖が有名です。
運が良ければ「南極オーロラ」が観れるかも・・・・・
オーバーランド・トラック:Overland Track
高山湖や壮大な山々の景色が楽しめる最もポピュラーなハイキングコースです。
セント・クレア湖(Lake St Clair)まで全長65km
所要時間:約6日間(観光客はガイドが付きツアーの方がいいかもしれません)
アクセス:Access
<シェフィールド:Sheffield>
ロンセストンから約1時間半
<ダーウェント・ブリッジ:Derwent Bridge>
ホバートから約2時間半
ポート・アーサー:Port Arthur Historic Sight
年間28万人もの観光客が訪れるタスマン半島に位置する小さな街です。
2010年「オーストラリアの囚人遺跡群」の1つとして世界文化遺産に登録されました。
罪人が新たな罪を犯すと送り込まれた場所で「監獄のなかの監獄」と呼ばれていました。
実は、ポート・アーサーだけでなく、登録遺跡はオーストラリアに111ヶ所もあります。
かつては、オーストラリア最大の流刑植民地があった場所で脱出不可能の刑務所でした。
正直、保存状態はよくありません。
ただ、ポート・アーサーはこれまで観てきた刑務所とは一味違うのです。
まず受付でトランプのカードを受け取ります。
そのカードを持ってギャラリーに行くと、そのカード番号の引き出しがあります。
その引き出しに囚人のプロフィールが貼ってあるのです。
囚人の詳細がわかるなんて、なかなかリアルでちょっと興味深くないですか?
世界遺産なので、 ホバートからツアーがたくさんでています。
夜に訪れるゴーストツアーなど、ツアー内容はかなり豊富です。
過去に日本のテレビでも放送されたみたいで、タスマニアを訪れる人には人気です。
アクセス:Access
ホバートからの距離:約96km
<バス>
所要時間:約2時間
入場料:40豪ドル
ブライドストー・ラベンダー・エステート:Bridestowe Lavender Estate
タスマニア島の北側に位置するラベンダー畑です。
ファインが10代の頃、一人で北海道1周旅行をしたことがあり富良野のラベンダー畑を思い出しました。
但し、富良野と比較するとスケールの違いに驚きます。
105haに広がる65万株のラベンダーと説明されても、感覚がわかりませんよね?
ちなみに、ここにも富良野と同じくラベンダーソフトクリームが売っています。
ウェリントン山:Mt. Wellington
標高標高1,260mの小さな山です。
ホバート市街より10度以上気温が低いので、上着は持って行った方がいいでしょう。
所要時間:レンタカーで約30分
ホバート市街からの距離:約14km
頂上には広い駐車場と遊歩道がありますが、季節により道が凍結している場合もあります。
観光客よりも地元のホバート市民の方が多い印象を受けました。
ホバート市民は、ハイキングやトレッキング、サイクリング、で来る人が多いようです。
ホバートの街は小さくしか見えませんが、週末は渋滞するほど人気があります。
なぜなら、無料の展望台から見える海、山、川の3つの絶景素晴らしいのです。
展望台には、有料の望遠鏡もあります。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介したタスマニア州はいかがでしたでしょうか?
タスマニア原生地域で、クレイドル・マウンテン ー セント・クレア湖国立公園について触れました。
その他に「フランクリン・ゴードン・ワイルドリバーズ国立公園」や「サウスウエスト国立公園」などもタスマニア原生地域に入っていますが、ファインは訪れていません。
とても広いので、かなりの日数を要しなければ全部観ることが出来ないのです。
タスマニア原生地域はとても興味深いので、時間とお金を作りいつか全部観てみたいものです。
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