オーストラリア準州ノーザンテリトリーのハイライト「ウルル・カタジュタ」#227

ウルル・カタジュタ国立公園にある「エアーズロック」Australia
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G’day(グダイ) 旅ブロガーのファインです。

あなたは、オーストラリアの準州ってご存じでしょうか?

ファインは「総合旅行業務取扱管理者」の勉強をするまで???でした。

準州とは、一言で言うと「Territory=領土」のことです。

連邦国家において州に準ずる構成主体、または本土未編入の自治領的な部分を指します。

ちなみに自治領とは、国内において地方自治より高度な自治を行っている領域のことです。

 

 

ということで、今回はオーストラリアの準州「ノーザンテリトリー」について語ります。

 

 

ダーウィン国際空港:Darwin International Airport

ノーザンテリトリーの州都「ダーウィン」にある空の玄関口です。

とてもコンパクトな空港で、ターミナルが一つしかありません。

ダーウィンはオーストラリアで16番目に大きな都市です。

 

アクセス:Access

市内までの距離:約12km

<Darwin City Airport Shuttle Service社>

運賃:25豪ドル

所要時間:約30分

シャトルバスの運賃としては、日本人感覚ではかなり高くないですか?

空港には電車の乗り入れがなく、節約バックパッカーにはちょっと厳しい状況です。

しかし、安く移動できる方法が他にもあるのです。

 

<路線バス:Darwin Bus>

ダーウィン空港からのバス停までの距離:約700m

バス停:Charles Eaton Drive

運賃:3時間券/3豪ドル(ドライバーに直接払う)

   1日券/7豪ドル

   1週間券/20豪ドル(タップ&ライドカード)

所要時間:約60分

バス番号:#3系統

「Rothdale Rd before Seabright Cres」乗り換え

バス番号:#5系統

「Daly Street」下車

または

バス番号:#3系統

「Casuarina Interchange」乗り換え

バス番号:#4系統

「Mitchell Street」下車

運行時間:6時台~21時台

運行間隔:約30分

 

 

 

ザ・ガン:The Ghan

アデレードからダーウィンまでの2979kmを結ぶ世界的に有名な鉄道です。

2泊3日もしくは3泊4日をかけ南オーストラリア州からノーザンテリトリーを走ります。

<チケットは2種類>

①プラチナ

運賃:2979豪ドル

②ゴールド

運賃:2629豪ドル

 

名称の由来は、アフガニスタンから来ています。

19世紀の後半、アフガニスタンから1万頭のラクダが連れてこられました。

未開の内陸部を切り開いたラクダたちに敬意を表し「アフガニスタン」と命名。

その後「アフガン」から省略され「The」をつけ現在の「ザ・ガン」となりました。

 

 

 

カカドゥ国立公園:Kakadu National Park

1981年ユネスコ世界複合遺産に登録されたオーストラリアで一番大きな国立公園です。

カカドゥ国立公園内には約1万頭の「クロコダイル」が生息しています。

大きいものでは、10m級のクロコダイルも存在します。

 

面積:約197万5500ha

 

日本の四国と同じくらいの広さを誇り、25のウォーキングコースがあります。

ベストシーズンは、乾季の3月~11月です。

雨期の11月~3月は道が封鎖されるほどの豪雨が降り、一部アクセス不可になります。

カカドゥ国立公園のクロコダイルカカドゥ国立公園のクロコダイル

 

アクセス:Access

州都ダーウィンからの距離:約250km

所要時間:レンタカーで約3時間

レンタカーで行く場合は、ジャビルーという町が起点となります。

また運転に自信のない方は、4WD必須の悪路も多いのでツアーに参加した方が安心です。

ダーウィン発のオプショナルツアーは日帰り~10日間まであり種類も豊富です。

 

<見所>

①ウビルー:全長約1kmに渡る3ヶ所の壁画

②ノーランジーロック:約1.5kmに渡る3か所の壁画

③ガンロム滝:映画「クロコダイル・ダンディー」の滝壺が有名

④イエロー・ウォーター・ビラボン:川の支流に水が溢れ、水溜まりになった所

⑤マグック渓谷:神秘的なスイミングスポット

⑥ジムジム滝:高さ150mから流れる滝

カカドゥ国立公園の壁画カカドゥ国立公園の壁画

 

 

エアーズロック:Ayers Rock

言わずもがな、誰もが知っているダーウィン観光のハイライトですね。

1987年世界複合遺産に登録され、ウルル・カタジュタ国立公園に存在します。

入園料:38豪ドル

通称:「世界の中心」「大地のへそ」「地球のへそ」など様々な呼び方をされています。

 

標高868m

周囲9.4㎞

 

日本では、小説や映画になった「世界の中心で、愛をさけぶ」で有名になりました。

現地では「ウルル」と呼ばれています。

 

色々なガイドブックなどを見ると、「世界最大の一枚岩」との紹介されることが多いです。

しかし、西オーストラリア州のマウントオーガスタスが世界最大の一枚岩というのが事実です。

 

現在は登山禁止となっていますが、以前は入場料25豪ドルで頂上まで登山が出来ました。

所要時間:往復約2時間半

最大斜度が46度もあり、過去には転落死亡事故も起きています。

先住民の聖地とされ、観光客が登ることに不快感を示していた現地人も多くいました。

その結果、2019年10月観光客による登山が禁止となりました。

エアーズロックエアーズロック

 

アクセス:Access

以前は「ダーウィン」や「アリススプリングス」からエアーズロックへ行くことが主流でした。

しかし、現在はエアーズロック空港からのアクセスが一般的です。

エアーズロック空港からの距離:約30.1㎞

所要時間:約20分

 

 

 

カタジュタ:Kata Tjuta

先住民族アボリジニの言葉で「たくさんの頭」を意味します。

36ものドーム型の奇岩の中で、大きな4つの岩には名前が付けられています。

①マウントオルガ

②マウントギー

③マウントウルパ

④リルウォール

 

エアーズロックからの距離:約50km

所要時間:約60分

営業時間:時期により変動するので現地で要確認

3月:5時半~20時半

4月:6~20時

5月~8月:6時~19時半

9月:5時半~19時半

10月~11月:5~20時

12月:5~21時

入場料: 25豪ドル

 

カタ・ジュタで日本人に有名なのが奇岩の間を歩くトレイルコース「風の谷」です。

Valley of the Wind:1周約7.4㎞

「風の谷のナウシカ」のモデルとの噂がありますが、宮崎監督は肯定も否定もしていません。

カタジュタを訪れるときの服装は、黒い服は避けた方が無難でしょう。

ハエのような小さな虫が黒い服に集まりやすく、追い払うのがとても大変です。

また、奇岩の赤土の間を散策するので靴は汚れます。

7.4kmも歩くのが無理と言う方は、フラットで片道2kmの「オルガ渓谷」がオススメです。

カタジュタカタジュタ

 

アクセス:Access

エアーズロック空港からの距離:約57.6km

エアーズロックからの距離:約57.9㎞

<レンタカーでの注意事項>

上記で紹介したエアーズロック空港にはたくさんのレンタカー会社が並んでいます。

あなたは、レンタカーを借りるときにあまり走行距離を気にしたことはありませんよね?

しかし、エアーズロック空港のレンタカーは走行距離に応じて料金設定されているのです。

また、未舗装道路を走り車両を傷つけてしまった場合は保険適用外となります。

国立公園内にはガソリンスタンドがないので、出発前に燃料の確認が必要です。

日本と異なり、海外のレンタカーは必ずしも満タンで貸してくれるとは限りません。

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

追伸

今回紹介した「ノーザンテリトリー準州」はいかがでしたでしょうか?

魅力的な観光地がある一方、訪れる季節が限定されていることが難点です。

州都の「ダーウィン」は、11月から4月ごろが雨季となります。

しかも、ダーウィンの雨期は、道路が水没こともあるくらいの降水量なのです。

つまり、観光のベストシーズンは必然的に4月から11月の約8か月間のみとなります。

 

卒業旅行でノーザンテリトリーを計画している方は、注意が必要となります。

海外でレンタカー移動して、水没する道路を走っていることを想像して下さい。

ダーウィン郊外は、助けを呼ぶ人もいないので危険度が更に増します。

ノーザンテリトリーを訪れる際は、くれぐれも時期を考慮してくださいね。

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管理人

性別    :男性
居住地域  :千葉
<自己紹介>
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格をしています。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えで旅を続けています。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しく思います♪

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