ボンヂア、旅ブロガーのファインです。
「イグアスの滝について、ブラジル側とアルゼンチン側はどっちがいいの?」
イグアスを訪れると、この話題をよく耳にします。
世界自然遺産に登録されたのは、アルゼンチン側がブラジル側より2年早かったです。
1984年に世界自然遺産に登録されました。
アルゼンチン最大級の自然と周辺の亜熱帯周辺を対象としています。
国立公園の敷地面積では、ブラジル側がアルゼンチン側の約3倍の大きさがあります。
現地で言われているのは、滝全体を見たいのならブラジル側がお勧めという事です。
近くで滝を観るならば、アルゼンチン側がオススメと言われています。
ということで、今回はアルゼンチン側の「イグアスの滝国立公園」について語ります。
プエルト・イグアス:Puerto Iguazu
アルゼンチンの「イグアス国立公園」が設立されたのは、1934年です。
アルゼンチン側のイグアス国立公園へ行くには、「フォス・ド・イグアス」市内から拠点となる街「プエルト・イグアス」を目指すことになります。
アクセス:Access
フォス・ド・イグアス市内中心部から近距離バスターミナルへ移動します。
但し、近距離バスターミナル(TTU)からアルゼンチン側へは出発しません。
「プエルト・イグアス」行バスは、近距離バスターミナル(TTU)の外にバス停があるのです。
分からなかったらグーグルで「メン・デ・サー通り」の道路を検索してみましょう。
ファインが、「メン・デ・サー通り」を検索した時は、ネット環境が悪かったのです。
仕方なくメモ紙に「Argentine Puerto Iguazu」と書きました。
その辺にいる人に手あたり次第にその紙を見せ、バス停を教えてもらう作戦です。
教えてもらったバス停の屋根には「LINHAS INTERNATIONAL」と書いてあります。
正面に「 Argentine Puerto Iguazu」 と書いてあるバスが来たら乗り込みましょう!
運賃
▼5ブラジルレアル(約103.2円)
▼25アルゼンチンペソ(約28.5円)
▼1.2USドル(約138円)
運賃は運転手に直接払うのですが、お釣りがないケースが多い傾向です。
※もしお釣りがあっても、運転手が面倒くさがってくれない場合もあります。
また上記( )内の日本円換算はリライトした日の通貨レートです。
ファインが訪れた時は、アルゼンチンペソでの運賃が一番高かったです。
ブラジル通貨
イミグレーション:immigration
ファインが、アルゼンチン側のイグアス国立公園を訪れた時は、
「ブラジル側のイミグレーションでの手続きは不要」
との情報をよく目にしていました。
しかし、これは情報が古いかシステムが変更した可能性があります。
ブラジル人とアルゼンチン人以外は、必ずバスを降りて出国手続きをしましょう。
※ファインは、現地人同様に手続きせずにアルゼンチンに入国してしまいました。
この判断が、後のトラブルの原因となってしまうのです。
「ブラジル側のイミグレーションで出国手続きをした場合、バスは待ってくれません」
との情報も、ガイドブックやネットで多く目にします。
しかし、3人ほど出国手続きに降りましたが彼らが戻るまでバスは待ってくれていました。
※国境に関する情報は頻繁に変更されるので、これから「イグアス国立公園」を訪れようとする方は、最新の情報を得てから行動することを推奨します。
手続きを終えた3人がバスに戻り、次は「アルゼンチン側のイミグレーション」です。
ここでは入国審査手続きのために全員下車します。
特に何も質問されることなく、入国スタンプを押してすぐに手続きは完了します。
ファインは、ブラジル出国のスタンプがないのにアルゼンチン側のイミグレーションでは問題なくスタンプを押されたので、上記情報を完全に信じ切っていました。
もちろん、バスは全員の手続きが終わるまで待っていてくれました。
全員乗車したことを確認後、ファインを乗せたバスはアルゼンチン側のイミグレーションから約18キロ先の「プエルト・イグアスバスターミナル」へ移動します。
この全員乗車確認後、って日本人の感覚からしたら当たり前だと思いますよね?
しかし、海外ではちょっと珍しいかもしれません。
乗車人数を確認しないで出発するバスの運転手はたくさんいますから・・・・💦
そのことを知らない日本人が、休憩のサービスエリアで置いていかれたという話はよく聞く話です。(添乗員でさえもそのような人が過去にいましたからwww)
RIO URUGUAY:リオ ウルグアイ社
イミグレーションを出発し「プエルト・イグアスバスターミナルTerminal de Omnibus de Ciduad de Puerto Iguazú」へ到着します。
Argentina Immigrationからの距離:約2.2km
所要時間:約8分
ここのバスターミナルで、「イグアス国立公園行き」のバスに乗り換えが必要です。
「イグアス国立公園」へ行くバス会社:『RIO URUGUAY』社
分かりずらいですが、「Log CATARATAS」がイグアス国立公園行のバスです。
CATARATAS = 滝、 瀑布
『RIO URUGUAY社』のカウンターは、バスターミナル内にあります。
クレジットカードも利用できるので、アルゼンチンペソへの両替は必要ありません。
ゲート番号:11番
運行時間:7:20〜19:20(時期により変更あり)
運行間隔:20分間隔
所要時間:約37分
※ファインが訪れた時が11番ゲートでしたが、変更の場合もあるので要確認です。
ファインはずっと座って乗車できましたが、ずっと座れない人も何人かいました。
南米ではお年寄りや体の不自由な人へ席を譲る行為は、日本よりも積極的です。
つまり、混雑している状況でお年寄りがいた場合は自然と立っていくことになります。
見た目の怖そうな、たくさんタトゥーを入れている青年が当然のように席を譲ります。
日本で公共交通機関に乗っている時、お年寄りが乗車して来たら真面目そうな人でも寝たふりをする光景を見ると、やや残念な気持ちになるのはファインだけでしょうか?
ブラジルへの帰路
アルゼンチン側の「イグアス国立公園」を満喫したら、ブラジル側のフォス・ド・イグアス(Terminal de Transporte Urbano – Pedro Antonio de Nadai)へ戻ります。
<ファインが辿った経路>
イグアス国立公園
↓
プエルト・イグアスバスターミナルTerminal de Omnibus de Ciduad de Puerto Iguazú
↓
アルゼンチン側イミグレーション
↓
ブラジル側イミグレーション
↓
フォス・ド・イグアスTerminal de Transporte Urbano – Pedro Antonio de Nadai
↓
ホステルマンダラ
復路は、往路で降車した所から『RIO URUGUAY社』のバスで「プエルト・イグアスバスターミナルTerminal de Omnibus de Ciduad de Puerto Iguazú」まで乗車します。
往路で一度来たので問題なく「プエルト・イグアスバスターミナル」で乗り換えました。
ブラジルの「フォス・ド・イグアス」行きのバスに問題なく乗り換えて出発します。
約18キロ走ると、数時間前に来たアルゼンチン側のイミグレーションに到着です。
ここでは全員降りてアルゼンチンの出国手続きをします。
同じバスでブラジル側のイミグレーションまで行くので、バスは待っててくれます。
いよいよブラジル側のイミグレーションに到着です。
ドライバーがアナウンスしました。
「パスポートを持って手続きに行ってきて~」
バスの運転手
イミグレーショントラブル:imigration trouble
ブラジルのイミグレーションで、出入国カードを記入し係りの女性にパスポートを見せました。
「ブラジルに行くの?」
ファインは、小さく頷きます。
「なぜ、ブラジルの出国スタンプがないのですか?」
予想外の質問が飛んできました。
「えっ? なぜって、日帰りだから・・・」
担当した女性は困惑した様子でブラジルに入国させていいのか判断できなかったようです。
「上司を呼ぶからここで待って下さい」
との指示に、その場で呆然と立ち尽くすファイン。
ファインはブラジルのビザもちゃんんとあるし、深く考えていなかったので、
「そんな大袈裟なことになるのか」
と、急に不安になりました。
窓口の女性の方が、上司らしき人に真剣な表情で状況を説明しています。
窓口の女性も上司も困惑した表情なので、ファインはまずい状況だと察知しました。
ファインの心臓がバクバクッ、鼓動が早くなるのが自分自身でもわかるほどです。
ブラジルの宿泊先やらイグアス国立公園のチケットを見せて長時間状況説明しました。
どれくらいの時間が経ったでしょうか、
「今回だけは見逃すけど、次回からはきちんとスタンプを押してもらってください」
とのことで、なんとか入国を許可されました。
消えたバス
入国を許可されて、ほっとしたけど、待っててくれてるはずのバスがいません。
まあまあ長時間を費やしたので、当然と言えば当然でしょう。
言葉の通じない国境で、とぼとぼ「フォス・ド・イグアス行」のバスを探します。
ポルトガル語もスペイン語もわからない状況で、ここでは英語が全く通じないのです。
手帳に「フォス・ド・イグアス」と書いてその辺にいる人に聞きまくりました。
Aさん:「このバスだよ」と教えてくれました。
しかし、乗車しようとドライバーに確認すると
「違う、このバスじゃない」
との返事です。
Bさん:「あっちのバスだよ」
ドライバーの返事は、またもや
「このバスじゃない」
Ⅽさん:「ここで待っていれば大丈夫だよ」
と聞く人聞く人みんな違う回答が返ってきます。
目的のバスが見つからず、途方に暮れている状況でも腹が減ってくるものですね。
近くの屋台で腹ごしらえです。
ブラジル国境の屋台飯
お腹が満足したので、通るバスに聞きまくりました。
その辺りにいる人たちは、悪気はないんだろうけど当てにはなりません。
数打ちゃ当たる作戦が成功し、なんとか「フォス・ド・イグアス」行のバスに乗れました。
宿に戻ってから知ったのですが、同じバス会社だった場合、追加料金を払わなくても次のバスに乗ることが出来たそうです。
あの時は、精神的な余裕もなく、バス代の事は頭から完全に吹っ飛んでいました。
とにかく、宿のある「フォス・ド・イグアス」に戻ることしか考えられなかったのです。
時間にした2時間以上は国境付近にいたかもしれません💦
自分自身のミスとはいえ、かなり疲れたアルゼンチンへの日帰り観光でした。
まぁ、アルゼンチン側の「イグアス国立公園」はメチャクチャ楽しかったけどね(^^♪
その様子は、次回の記事にします。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介した「フォス・ド・イグアス」からアルゼンチン側の「イグアス国立公園」への移動方法失敗体験についてはいかがでしたでしょうか?
理由は定かではありませんが、ブラジルのイミグレーションで出国スタンプなしでもトラブルもなく戻れた旅人もいるみたいです。
但し、ファインと同じような目に合いたくない人は、念の為に往路でのイミグレーションでは出入国スタンプは必ず押してもらうようにしましょう。
万一、イミグレーションでバスが待ってくれない状況になったとしても大丈夫です。
次のバスが来るのを気長に待てばいいだけのことですから。
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