国内外から毎年350万人の観光客が訪れる西オーストラリア州(パース)#224

西オーストラリア州2大観光地に数えられる「ロットネスト島」Australia
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G’day(グダイ) 旅ブロガーのファインです。

あなたは、「世界で最も住みやすい都市ランキング」って、ご存じでしょうか?

世界140都市を対象に、2021年世界で最も住みやすい都市ランキングが発表されました。

オーストラリアで4番目に大きな都市「パース」は、第6位にランキングされています。

しかし、国外からは毎年70万人訪れるパースに行ったことがある日本人は多くありません。

 

オーストラリアへ渡航した日本人に、訪れた都市名を聞くとほとんどが東側でした。

西オーストラリア州(パース)が、決して魅力がないというわけではありません。

東側から約4000kmも離れているので、国内移動という感覚ではないのです。

2019年まで直行便が就航しゅうこうしていなかったことも日本人が訪れない理由にあげられます。

 

ということで、今回は西オーストラリア州(パース)について語ります。

 

 

治安:Public Order

オーストラリアの治安は日本と同レベルで、殺人に関しては日本よりも低い数字です。

但し、軽犯罪率が高く、被害者の多くが観光客と言われております。

 

ファインが、買い物帰りに歩いていると2mくらいの男性にお金を要求されました。

しかも、顔を20cmくらいまで近づけてくるので、かなり威圧的でした。

ファインは、近くに車に乗っている方に助けを求めましたが、拒否された経験があります。

これはオーストラリア東側での出来事で、観光客の一人歩きは控えるよう注意されました。

 

しかし、パースでは夜間の一人歩きを注意されたことが一度もありません。

夜間、女性の一人歩きも多く見かける程です。

同じオーストラリアでも、4000kmも離れていると治安認識もかなり違うと感じます。

 

 

 

パーヌルル国立公園:Purnululu National Park

西オーストラリア州には4つの世界遺産があります。

①ニンガルー・コースト(2011年:世界自然遺産登録)

②西オーストラリアのシャークベイ(1991年:世界自然遺産登録)

③オーストラリアの囚人遺跡群(2010年:世界文化遺産登録)

 

一番人気のパーヌルル国立公園は、2003年に世界自然遺産に登録されています。

この国立公園最大の見所は「バングル・バングル:Bungle Bungle」の奇岩です。

パーヌルルとは、アボリジニ族の言葉で「砂岩」と呼ばれています。

 

 

高さは100m近くもあり、東京ドーム1万6,000個分の敷地に奇岩群が広がっています。

但し、「地球最後の秘境」とも言われており、個人で行くのがとても大変です。

パースから移動するだけで1日かかります。

 

①ヘリコプターツアー

②ウォーキングツアー

 

など、旅行会社の豊富なツアーがあるのでツアーで行くことをオススメします。

 

アクセス:Access

<パース空港からカナナラ空港>

距離:約2,054km

所要時間:3時間半

カナナラ空港からパーヌルル国立公園(4月~10月のみ利用できる道路を利用)

所要時間:車で5時間半

※カナナラからワームンにヘリコプター移動することも可能です。

 

パーヌルル国立公園パーヌルル国立公園

 

 

 

ロットネスト島:Rottnest Island

ロットネスト島は、フリーマントルという港町から約19kmに位置しています。

パースからの日帰りも可能で、63ものビーチがあり、ウォータースポーツが人気です。

ロットネスト島では車の通行が禁止されているなど、政府の環境保護が厳しい島です。

島での移動はレンタル自転車が一般的で、高速船の港で借りることが出来ます。

 

ちなみに、ロットネスト島は、パース近郊の2大観光スポットの1つに数えられています。

ロットネスト島①ロットネスト島①

 

<クオッカ>

体重約3kgの小動物で、動物園以外では世界でここでしか見ることが出来ません。

クオッカはワラビー属の小動物で、ロットネスト島に数多く生息しています。

人間慣れしていますが、クオッカに触ったりすることは法律で禁止されています。

 

<島内移動方法>

約90分でロットネスト島を一周するIsland Explorer(循環バス)があります。

島内の19ヶ所を回るIsland Explorer(循環バス)は、主要なビーチを網羅しています。

運行時間:8:45~16:15

1日乗り放題運賃:20豪ドル

購入場所:ロットネスト島ビジターセンター(高速船の港にあります)

 

アクセス:Access

<鉄道>

パース駅からフリーマントル駅(フリーマントルライン)

所要時間:約30分

運賃:4.7豪ドル

 

 

<フェリー会社>

①ロットネスト・エクスプレス社

②ロットネスト・ファスト・フェリー社

所要時間:フリーマントルから約25分

運賃:58.50豪ドル

※パースから小型機で移動する方法もありますが、運賃がかなり高額です。

 

ロットネスト島②ロットネスト島②

 

 

 

金鉱山:Super Pit

「宇宙からも見えるオーストラリア最大の人口の穴」とのうたい文句で有名です。

金鉱山のある「カルグーリー」は、1893年にゴールドラッシュに沸いた地です。

金鉱山は、巨大な露天掘り採掘現場のことを指します。

展望台には観光客用に鉱山用車両が置いてあり、記念写真を撮影できます。

長さ3.5km

幅1.5km

深さ400m

金鉱山金鉱山

 

アクセス:Access

最寄り空港:カルグーリー・ボールダー空港

所要時間:パース空港から約60分

 

 

 

カリジニ国立公園:Karijini National Park

西オーストラリア州で2番目に大きな国立公園で、20億年かけて削り取られてできました.

地球で最も古い岩を登り、澄み切った水路が見どころです。

難易度が異なる「ウォーキング・トレイル」は、登山用のシューズがオススメです。

 

<フォーテスキュー・フォールズ:Fortescue Falls>

駐車場から一時間歩くと、泳げる滝壺があるので水着は必ず持っていきましょう。

 

<オクサー展望台(Oxer Lookout)>

駐車場から800mで、4つの巨大な渓谷の合流点を見渡すの展望台にたどり着きます。

①ウェアノ(Weano)

②レッド(Red)

③ハンコック(Hancock)

④ジョフル(Joffre)

カリジニ国立公園①カリジニ国立公園①

 

アクセス:Access

パースからの距離:約1,400km

<レンタカー>

所要時間:約17時間

※高額になりますが、オフロードを考えると4WD車が無難です。

<飛行機>

パラバドウ空港(paraburdoo)

ニューマン空港(Newman)

カリジニ国立公園②カリジニ国立公園②

 

 

 

ナンバン国立公園:Numbung Natinal Park

「ナンバン」=「曲がりくねった」

パース近郊の2大観光スポット「ピナクルズ:Pinnacles」がある国立公園です。

広大な砂漠に数千もの奇岩が林立する独特な景観で知られています。

年間15万人以上が訪れる人気観光スポットです。

 

年々小さくなっているピナクルズの石柱は、石灰岩でできています。

公園内には、ピナクルズが近くで観れるように1周約1時間の遊歩道が設置されています。

西オーストラリア環境庁は、ピナクルズに触れないよう観光客に注意喚起をしています。

 

ピナクルズは高いもので3.5メートルもあります。

別名:荒野の墓標

風化した石柱が朽ちた墓石のようにも見えることからそう呼ばれています。

ピナクルズピナクルズ

 

アクセス:Access

パースからの距離:約195km

所要時間:車で約2時間20分

 

 

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

追伸

今回紹介した西オーストラリア州の観光地は、いかがでしたでしょうか?

移動距離に難があるので、時間とお金がある人ではないと訪れるのが厳しいのが現実です。

 

ファインは、学生時代に白馬の八方尾根スキー場でアルバイトをしていました。

その時に、オーストラリアからたくさんのスキーヤーに出会いました。

コース外を滑るマナー違反者が多い外国人の中で、パース出身者のマナーは良かったです。

 

昼の仕事を終え、ナイタースキーを楽しんでいるとパース出身者に声をかけられました。

日本文化や日本人が好きだと言ってくれて、嬉しい気持ちになったことを覚えています。

個人的には、オーストラリア西側の国民性は穏やかで優しいと感じることが多かったです。

オーストラリア東側を制覇した方は、時間があれば一度パースも訪れてみてはいかがでしょうか?

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管理人

性別    :男性
居住地域  :千葉
<自己紹介>
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格をしています。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えで旅を続けています。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しく思います♪

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