G’day(グダイ) 旅ブロガーのファインです。
あなたは、オーストリアで5番目の規模を誇るの南オーストラリア州に行ったことありますか?
過去には日本からの直行便が就航していましたが、現在は直行便がありません。
前回紹介した「西オーストラリア州」同様に、あまり日本人が訪れない都市となっています。
人口100万人以上を有する大都市であるにもかかわらず、直行便が以下の6ヵ国のみです。
①ニュージーランド②シンガポール③マレーシア④香港⑤中国⑥インドネシア
ということで、今回は南オーストラリアの州について語ります。
アデレード:Adelaide
兵庫県の姫路市と姉妹都市を結んでいる南オーストラリアの州都です。
観光業よりも「文化」と「芸術」といったイメージが強い都市であります。
冒頭でお話ししたように、日本からアデレード空港への直行便はありません。
但し、オーストラリアの全ての州都からのフライトを運航しています。
日本人にはケアンズやゴールドコースト、ホバート等から移動するのが一般的です。
この路線は、日本でお馴染みのジェットスターが就航しています。
また過去記事で紹介した「グレートオーシャンロード」でメルボルンと繋がっています。
世界最大規模のトラムが走る都市・ビクトリア州の州都「メルボルン」#222 | 元添乗員のひとり旅 (fineserviceagency.com)
シドニーからは、約1,375kmの距離があります。
緑の平原の間を、延々とドライブして約15時間かかります。
アデレード空港:Adelaide Airport
アジアのハブ空港経由、又はオーストラリア主要都市経由路線が就航しています。
コンパクトな空港で、観光客の間では夕日がきれいな空港として有名です。
アクセス:Access
<バス>
空港到着ロビーを出て、左方向にバス停があります。
Jet Express
所要時間:アデレード市内まで約30分
運行間隔:15分間隔
運賃:ピーク時/5.30豪ドル
オフピーク時(平日9時~15時と日曜・祝日の終日)/3.40豪ドル
アルパカ:Alpaca
ここでちょっと脱線します。
2014年にアデレード在住者がアルパカを購入したニュースをご存じでしょうか?
両親がクリスマスプレゼントとして、13歳の少年にアルパカを送ったのです。
アルパカの原産国は、南米のアンデス山脈です。
なぜ、アルパカが原産国から遠く南の島にいるのでしょうか?
理由は、オーストラリアで人間の金儲けの道具として強制交配させ増やしたのです。
現在、オーストラリアはアルパカを輸出するほどの生産国となっています。
アルパカの飼育には、広大な牧草のある敷地と高原などの気温の低い環境が必要です。
また、多頭飼育を基本としているので1頭や2頭での飼育は難しいとされています。
1頭180万円から250万円が相場価格です。
つまり、多頭飼育と広大な牧草地を用意するには、数億円必要という計算になります。
アルパカが好きなら、人間が南米に行けばいいだけのことですよ。
果たして人間の金儲けのために、生態系を壊すほどの行いをしてもいいのでしょうか?
動物保護や自然環境に厳しいオーストラリアが、このようなことをするのは非常に残念です。
添乗員の頃、アルパカツアーをたくさん経験したのでこの話題に触れさせていただきました。
ヨーク半島:Yorke Peninsula
ヨーク岬半島と混同する方が多いですが、全く別の場所にあります。
ヨーク半島は南オーストラリア州にあり、ヨーク岬半島はクイーンズランド州にあります。
ヨーク半島は、ワタリガニやザリガニなどの甲殻類が美味しいことでも知られています。
また「Innes National Park」が定番観光地として知られているのがヨーク半島です。
近年は、インスタの影響もあり桟橋からの景色と釣りを楽しむ観光客が増えています。
マレー川: Murray River
以下の3つの州にまたがる全長2700kmのオーストラリア最長の河川です。
①ニューサウスウェールズ州
②ビクトリア州
③南オーストラリア州
マレー川では、昔ながらのボートを見かけることがあります。
あれは、ボート兼個人所有の家だそうです。
マレー川沿いに寄りながら長距離の旅をしていると聞き、羨ましかくないですか?
日本人の発想では、考えられない旅もあるのだとオーストラリアで知りました。
アオジタトカゲ:Tiliqua occipitalis
オーストラリアには11種類の「アオジタトカゲ」がいるらしい。
主にオーストラリアとインドネシアに生息するようですがファインは少し苦手です。
コアラなどを「かわいい~」という女性の気持ちはよくわかります。
しかし、爬虫類を「かっかっかわいい~」と叫ぶ女性は理解できません💦
今回紹介している南オーストラリア州にいるのは「ニシアオジタトカゲ」とのこと。
正直、可愛いとは思えないですが、ここでは季節により目にすることができる動物です。
カンガルー島:Kangaroo Island
オーストラリアで3番目に大きい島で、アデレードから111kmの位置にあります。
ざっくりですが、東京都の約2倍の大きさを誇る野生の楽園です。
カンガルー島の3分の1が国立公園で、約1000頭のオーストラリア・アシカが生息しています。
自然保護区なので、残念ながら個人で観に行くことは出来ません。
ツアーに参加しガイドに従って、オーストラリア・アシカを観ることが出来ます。
<フリンダースチェイス国立公園>
公園内のリマーカブル・ロックは、約5億年の月日を風や波で作られた花崗岩です。
また、アドミラルズ・アーチと呼ばれる奇岩もこの公園の見所のひとつです。
公園周辺には、約4000頭ものニュージーランド・オットセイが生息しています。
ハンソン・ベイ野生動物保護区では、野生のコアラを観察することができます。
絶滅危機に瀕していたコアラを保護するために18頭がカンガルー島に連れてこられました。
現在は、3万頭以上に増えて、カンガルー島の生態系に影響を及ぼす問題が発生しています。
アクセス:Access
アデレードからケープ・ジャービス
所要時間:約2時間
ケープ・ジャービス港からカンガルー島
所要時間:フェリーで約45分
アデレード空港カンガルー島へ空路移動も可能
所要時間:約30分
フルリオ半島:Fleurieu Peninsula
フルリオ半島は、ジャーヴィス岬とカンガルー島間でフェリーが就航しています。
上記で紹介したマレー川の河口にあり、クーロン国立公園の大湿原が有名です。
カンガルーは勿論、イルカ、オットセイ、ペリカン、アシカ、クジラも会える可能性があります。
鉄道好きにはたまらないオーストラリア最古のコックルトレインもフルリオ半島で乗れます。
モリアルタ保護公園:Morialta Conservation Park
アデレードから約10kmにあるのでアクセスしやすい場所にあります。
※隣接するブラックヒル保護公園とは別です。
駐車場から保護区入口に向かう途中の木の上に野生のコアラが爆睡しています。
前回紹介した西オーストラリア州では、コアラに触れることが禁止でした。
州によってルールが異なるのでしょうか?
モリアルタ保護公園のハイキングコースは、往復2時間半くらいで行けますよ。
運が良ければ、野生のカンガルーにも出会えるかも・・・・・・・・。
ちなみにガイドブック等では「大きな滝」の紹介がされていますが、季節によります。
冬から春が水量が多く「大きな滝」が見れます。
その時期を外すと、ちょろちょろのただの水たまり程度です。
アクセス:Access
<バス停>
アデレードCBDのCurrieストリートのバス停D1
バス番号:「H30」か「H33」
所要時間:約40分
「26」バス停下車
ここから徒歩20分
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回紹介した、「南オーストラリア州」はいかがでしたでしょうか?
記事内で紹介した「カンガルー島」は、世界最古のミツバチ保護区があります。
オーストラリア土産で、蜂蜜はとても人気があります。
ファインが蜂蜜を売っているお店を除くと、店員さんがなんと日本人でした。
ワーキングホリデーでオーストラリアに来ているとの事♪
「異国の地で頑張っているんだな~」と思い蜂蜜を購入しました。
「凄い高かったなぁ」と思いながら、他の商品も物色しながら店内をウロチョロしていると、他の観光客には同じ商品をファインの半額程度で売っていたのです。
海外で日本人を騙す人はたくさん出会いましたが、日本人に騙されたのはショックでした。
これに関しては、たかがお土産数個程度の金額の問題ではなく気持ちの問題なのです。
楽しいオーストラリア旅行が、嫌な気分になったのを記事を書きながら思い出しました。
コメント