バエイシャパ デ カアル、旅ブロガーのファインです。
あなたは、パラグアイ共和国がどこにあるかご存じでしょうか?
ブラジルとアルゼンチンとボリビアに囲まれて南米中央部に位置しています。
パラグアイ共和国の主要言語は、「スペイン語」と「グアラニー語」です。
今回は、冒頭でグアラニー語で挨拶してみました。
パラグアイの国旗は、世界的にも珍しく表と裏のデザインが異なっているのです。
国名の由来となる「大きな川から」とは、パラナ川のことを指しています。
ということで、今回は南米のへそと呼ばれる「パラグアイ共和国」について語ります。
シウダー・デル・エステ:Ciudad del Este
パラグアイ東部にある街で、ブラジルとの国境沿いに位置しているのが今回訪れた「シウダー・デル・エステ」です。
南米の秋葉原と呼ばれる有名な電気街があり、かなり安く電気製品が入手することができます。
但し、偽物や詐欺、クレジットカード払いによるスキミングなどトラブルは多いです。
ここで騙されるリスクを考えたら、何も買わない方が無難かもしれません。
ブラジルの「リオデジャネイロ」「サンパウロ」のバスチケットは安く購入出来ます。
国境を挟んだ「フォスド・イグアス」や「プエルト・イグアス」よりかなり安いです。
節約バックパッカーは、交通費節約の為にこの街でチケットを購入する人もいます。
ファインが訪れた時は、アルゼンチンの「プエルトイグアス」からが最も高額でした。
為替レートの関係で、現在はブラジルの「フォス・ド・イグアス」からが最も高額です。
パラグアイの「シウダー・デル・エステ」で購入すれば、アルゼンチンやブラジルのバスターミナルで購入するよりも2千円から3千円は安い傾向にあります。
バス会社によっては、4千円ちかくも違ってきます。
この3ヶ所は地理的に近いので、安いチケットを購入するついでにパラグイアイの「シウダー・デル・エステ」サクッと観光するのもありかもしれませんねwww
~~民宿小林~~
南米を旅している日本人なら、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
「シウダー・デル・エステ」から、約52キロ離れたところにある有名な日本人宿です。
ファインも、世界一周中の日本人の方から
「岩手県出身のご夫婦が経営されている民宿小林は本当にいいですよ~」
と強くオススメされました。
伝説と言われている民宿小林の魅力は何と言っても「日本食」が食べられることです。
数か月旅をしていると、無性に日本食が食べたくなることがあります。
どんな豪華なステーキよりも、納豆や味噌汁に日本のご飯が無性に恋しくなるのです。
アクセス:Access
長距離バスターミナルから「オレアリ行き」のロ―カルバスに乗車します。
近距離バスターミナル沿いの通りのガソリンスタンド付近からも乗車可能です。
※長距離バスターミナルは近距離バスターミナルから約3km離れています。
運行間隔:45分に1本
運賃:15,000グアラニー(約251円)
所要時間:約90分
km53で下車。
周囲は何もない所なので乗車時車掌さんに「km53」で降りたい旨伝えてましょう。
イタイプダム:Itaipu Binacional
ファインが、パラグアイ共和国を訪れた目的はパラナ川に作られた「イタイプダム」です。
1984年に送電を開始し、ブラジルとパラグアイの共同出資・共同管理しています。
パラグアイ共和国のイタイプダム①
発電能力は1,400万キロワットで、世界第二位を誇ります。
実際の発電実績は世界1位の三峡ダムを上回っており、実質「世界一のダム」なのです。
総合計20基の発電機を備え、電力はブラジルとパラグアイで均等に分けています。
しかし、パラグアイはその何割かで国内需要電力を全て満たせています。
余剰電力はブラジルに売電し、パラグアイ国家財政の大きな比重を占めているのです。
アクセス:Access
ファインは、まず「シウダー・デル・エステ」へ同じ宿に宿泊していたアフリア人のミュージシャンと一緒にローカルバスで向かいました。
シウダー・デル・エステでは、英語が全く通じないので、イタイプダム行のバスを見つけるのに時間がかかりちょっと大変でした。
この都市の言語は、「グアラニー語」「ポルトガル語」「スペイン語」が混在しています。
英語が通じないので、紙に書いて聞きまくる作戦を実行するしか方法はありません。
かなり時間はかかりましたが、なんとか無事にローカルバスに乗車できました。
説明が難しいのですが、人気の少ないショッピングモール前から、バスが出ています。
ローカルバス車内で、ブラジルの大学生が親切に英語で説明して助けてくれました。
おそらく、彼女がいなければイタイプダムに到着できなかったかもしれません。
彼女の指示通り言われるがまま、「ガソリンスタンド前」でバスを下車しました。
少し歩くと、高速道路の料金所みたいな建物が見えてきます。
その建物の右側が、「イタイプダムビジターセンター」の受付になっていました。
現在は、フォス・ド・イグアス市内の102番の市バスに乗れば簡単に着くらしいです。
~~~入園料:Entrance Fee~~~
ファインが訪れた2019年はパスポートチェックだけで入園料は無料でした。
しかし、2020年は入場する前にチケット購入する必要があるみたいです。
無料でダム見学した時は、お金を徴収してもいいレベルのツアーだと感じました。
ツーリストセンターから綺麗なバスに乗り、音声による案内をしてくれたのですから。
ちなみに、音声ガイドで日本語バージョンはありません💦
ファインが期待した放水のシーンですが、以下の写真通り水が少ない状態でした。
つまり、ファインが訪れた時は放水シーンは観ることが出来なかったのです。
イタイプ湖の眺望を知識がない状態で観たら、海だと勘違いすることでしょう。
建物には、博物館的なところとお土産売り場があるところは変わってはいないようです。
パラグアイ共和国のイタイプダム②
<料金詳細>
・パノラマツアー 44レアル(約893円)
・イルミネーションツアー 48レアル(約974円)
・動物保護区ツアー 35レアル(約711円)
※2019年は先着順に受付していました。
イタイプダムのスケールは日本人の理解を超えている大きさです。
堤頂の長さ:7.37km
最大堤高:196m
日本では有名な黒部ダムを見て感動した方は是非、一度は訪れて欲しい所ですね。
ファインが参加した時には無料だったので、ランチはありませんでした。
現在の有料ツアーでは、途中にあるレストランで食事ができるようになったようです。
パラグアイ共和国のイタイプダム③
パノラマコース
営業時間:8:00~17:00
所要時間:約2時間
案内言語:ポルトガル語、英語、スペイン語
紹介映像鑑賞+専用バス乗車+発電所+貯水湖見学
建設初期からの映像は、言葉が理解できなくても面白かったです。
スペシャルコース(年齢制限14歳以上)
所要時間:約2時間半
時間スケジュール
8:00、8:30、10:00、10:30、13:30、14:00、15:30、16:00
外部だけでなく、発電所の内部にも案内されタービン等の諸設備も見学できるようです。
年中無休の謳い文句がありましたが、さすがにコロナ禍では休園していたみたいです。
Ponte de amizade:友情の橋
パラナ川にかかる「ブラジル」と「パラグアイ」を結ぶ550mの国境にある橋です。
「友情の橋」の手前にパラグアイの税関、橋の終わるところにブラジルの税関があります。
ブラジルは物価が高いですが、この橋を越えてパラグアイに入ると物価が安くなります。
パラグアイのイミグレーションを黒い大きな荷物を担ぐ人を多く見かけます。
アルゼンチン人曰く、彼らは密輸業者らしいです。
こんなにたくさん密輸業者が、堂々と国境を抜けられるものなのでしょうかwww
どのようなシステムで密輸が横行されているのか興味がわきませんか?
しかし、現地人に
「あまり関わりあわないように」
とアドバイスを受けました。
ブラジルとパラグアイの国境を流れるパラナ川
上記の写真で伝わるでしょうか?
周囲はゴチャゴチャした雰囲気でしたが、橋からは中々の景観でしたよ。
ちゃんちーとす:chanchitos
シウダー・デル・エステは物価も安く、節約系の旅人にとっていい街だと思いますか?
しかし、この街で多くの日本人が騙されているために、実は注意が必要な街なのです。
ファインのクレジットカードは、南米で限度額までスキミングされちゃいました。
スキミングされたことに数週間全く気がつきませんでした💦
結局旅の資金がなくなり、ウユニ塩湖を目前に帰国するという悔しい経験したのです。
帰国後も、数週間クレジットカードを止められて不自由な生活を余儀なくされました。
しかし、ファインの仇を取ってくれた日本人がいて個人的にかなり興奮しちゃいました。
それが、旅系ユーチューバーの「ちゃんちーとす」さんたちです。
以下のユーチューブは、本当にやってやった感が強くとても印象的な動画です。
しかし、これは本当に危険なので真似だけはしないでください。
彼ら三人は、かなり綿密な作戦が練られたことが推測されます。
だから、ちゃんちーとすさんには
「よくやってくれた」
と心の底から拍手を送りたいです。
ファインは、ユーチューブを見てこれほど興奮したことはありません。
ぼかしが入っているけど、この街に行ったことがある人ならあの辺だとわかるはずです。
ちなみに、ちゃんちーとすさんは上記で紹介した「民宿小林」に泊ったみたいですね。
動画紹介の許可を貰うために連絡しましたが、とても好感ある対応をしてくれました。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介したパラグアイの「シウダー・デル・エステ」は、いかがでしたでしょうか?
ファインは、フォス・ド・イグアスからパラグアイに向かうときに、途中まで一緒に行動したアフリカのミュージシャンと意気投合して日本の甚平をプレゼントしました。
彼は、とても喜んでくれてその甚平を着て演奏すると言っていましたwww
また、色々助けてくれたアルゼンチン人女性には扇子をプレゼントしました。
サンパウロでは役に立たなかった翻訳機ポケトークがここでは活躍してくれたのです。
ファインは、パラグアイの首都がアスシオンということぐらいしか知らなかったです。
今回は短い滞在となりましたが、次回南米を訪れた時はゆっくりパラグアイの首都まで足を伸ばしたいと感じました。
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