皆さんニイハオ、旅ブロガーのファインです。
中国では鉄道でカバーしきれない町までの交通手段として長距離バスを利用します。
大型バスから小型バスまで、富裕層から地元民用まで様々な種類のバスがあります。
ミネラルウォーターが配布されるバスから、定員オーバーのバスまで様々です。
全ては紹介できないので、日本人が多く利用する主要バスターミナルに絞りました。
ということで、今回は上海から郊外への移動方法のバスターミナルについて語ります。
上海長距離総合バスターミナル:上海長途客運汽車総站
上海を代表するアジア最大級の巨大バスターミナルです。
1日1200便以上のバスが運行されている為、人が多く疲れます。
最寄り駅:上海駅
地下鉄1号線6番出口から地下連絡通路を越えて、かなりの距離を歩きます。
上海駅南広場西側から行く方は、上海駅の外周をひたすら歩くことになります。
<チケット窓口>
クレジットカードは拒否されました。
チケット窓口は英語が通じませんが、インフォメーションは英語が通じます。
蘇州へ行く場合は荷物をトランクに預ける際にどちらにいくか質問されます。
新区=新市街
園区=旧市街
ちなみに、蘇州の「虎丘塔」は3度傾いているので「東洋の斜塔」とも呼ばれています。
上海浦東国際空港バスターミナル
到着ロビーに出たら「Long Distance Bus」の看板が目印です。
連絡通路の第1ターミナル寄りにバスターミナルへの入口があります。
空港に隣接している為、窓口で簡単な英語が通じます。
チケット購入後、セキュリティーチェックがあります。
バスターミナルなのに、バスは道路に停車しているのが面白い所です。
座席指定になっていますが、皆さん適当に座っています。
自分のチケットを見せて正当性を訴えても「空いている席へ行けと」逆切れされます。
上海南長距離バスターミナル:上海長途南站旅客服務中心
最寄り駅:地下鉄1号線3号線上海南駅
烏鎮へ行かれる方は、ここから行く人が多い傾向にあります。
烏鎮は、上海郊外の観光地で「アジアのヴェネツィア」と呼ばれています。
距離:上海から約145km
<バスチケット>
人気観光地でも春節でない限り当日購入することができます。
中国語が苦手でも、窓口で「目的地」「時間」「枚数」のメモを渡せば問題ありません。
上海中山客運站バスターミナル
最寄り駅:地下鉄1号線「中山北路駅」4番出口徒歩2分
近郊都市から広東省、河南省、湖北省、福建省などへ行く長距離バスが発着します。
列車の駅がない小さな街を行き先とする路線をメインとしています。
上海虹橋バスターミナル
最寄り駅:地下鉄2号線10号線虹橋火車站駅
切符売り場窓口は12ヵ所あります。
行先は20ヵ所以上あり、1日800本のバスが運行しています。
長距離バスは、出発時間によりますが昼と夜に食事タイムがあります。
但し、車掌さんがいてもワンマンドライバーでも出発予定時間を教えてくれません。
ファインは、ドライバーさんの食事をチラ見して出発のタイミングを計っていました。
注意事項
中国の長距離バスは、車内で吐く人が多い傾向にあります。
車内でエチケット袋が用意されていたら、吐く人が多い路線だと認識しましょう。
窓から顔を出して吐いている人がいるときは要注意です。
走っているバスの窓から吐いた場合、後ろの席で窓を開けていたら被害を受けます。
そうなると車内に連鎖が起こるので、慣れていない人は辛い状況になるでしょう。
トイレ:Toilet
長距離バスで一番困るのがトイレで、寝台バスでもトイレは付いていません。
食事や給油のタイミングなどでは、なるべくトイレに行くことをお勧めします。
中国トイレの衛生面は、日本人には厳しいですが青空トイレを考えてみて下さい。
扉が無いトイレや汚いトイレでも、停車のタイミングで用を足すことをお勧めします。
<Toilet Revolution>
中国では女性を中心に、壁や屋根やドアを作ろうという運動が行われています。
つまり、壁や屋根やドアがない青空トイレがまだたくさん残っているという事です。
トイレ革命の影響で、将来的に青空トイレがなくなることを期待しましょう。
万一のために、座席は前方を確保することをお勧めします。
長距離バスなのに通路に人がいて、前方へ移動が困難なときがあります。
誰かがトイレでバスを停めたときは、特に女性の方は行っておきましょう。
ちなみに、トイレで降車するときに貴重品も一緒に持っていくことは忘れないで下さい。
寝台バスだと、寝ている間に貴重品を盗む輩もいます。
特に真ん中の列は、両サイドが通路として利用されるので危険度が高いです。
寝台バスの利用時には、必ず窓側希望を伝えましょう。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
言葉が話せない場合、長距離バスチケット購入時に強制的に保険も加入させられます。
中国の保険会社は、事故が起きても保険金をなかなか支払ってくれません。
もし払ってくれたとしても上海まで保険金を受け取りに行くか、小額払われるだけです。
つまり、中国で保険は無駄という結論に至ります。
万一長距離バスで事故に遭遇しても、クレジットカード付帯の海外旅行保険で十分です。
ですので、チケット購入時に保険も付けられていたら「要らない」と断りましょう!
保険はあくまで任意です。
中国語が話せない旅行者は、勝手に加入されていることが多いので注意して下さい。
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