ニイハオ、旅ブロガーのファインです。
今回は、マカオに点在する集合遺産「マカオ歴史市街地区」の最終回となります。
マカオの世界文化遺産の第3弾です。
集合遺産に飽きてきたらスイマセン💦
ということで、セナド広場周辺に点在する世界遺産について語ります。
セナド広場:Senado square
セナド広場は、世界文化遺産へのアクセス拠点となる場所です。
30ヶ所すべて観れなくても、20ヶ所以上はここを拠点にして巡ることが出来ます。
異国情緒あふれており、夜景も楽しめるので、1日2度訪れる観光客も珍しくありません。
広場の中央には地球儀をモチーフにした噴水があり、広場のシンボルとなっています。
時期によってはイベント会場になり、その噴水を中心に広場を美しくデコします。
亞美打利庇盧大馬路:Avenida de Almeida Ribeiro
セナド広場はマカオの目抜き通り、通称「新馬路」に面しています。
入り口付近には、1929年に建てられた郵便局があります。
広場を囲むピンクやイエローの美しい建物が立ち並び、観光客の目を楽しませてくれます。
アクセス:フェリーターミナルから3、3A、10、10Aのバス
媽閣廟から2、5、7、10、11、18、21Aのバス
三街会館(関帝廟):Templo de Kuan Tai
三国志でお馴染みの関羽の廟です。
路地と言うか小道に入ったところにあるので、見つけるのにかなり苦労しました。
三街会館の名称は、以前3つの街の商店会の役割を果たしていたことに由来しています。
螺旋線香から煙が出ている光景を見ると、マカオが中国だということを実感します。
営業時間:8:00~18:00
アクセス:セナド広場から徒歩2分
仁慈堂大桜じんじどうだいろう:Santa Casa da Misericòrdia
仁慈堂大桜は、1569年当初、医療・慈善活動を目的とする建築物でした。
後に孤児や海で行方不明となった船員の寡婦が身を寄せる場所となりました。
寡婦=夫と死別または離婚し、再婚していない女性
2階博物館の展示室には「イエズス会の紋章」が描かれた陶器の壺が展示されています。
奥の会議室には、司教の肖像画や頭蓋骨を展示しています。
テラスはインスタ映えスポットになっており、ここから写真撮影をする人が大勢います。
仁慈堂 = マカオ初の慈善福祉団体
営業時間:10:00~13:00
14:30~17:30
入場料:5パタカ
定休日:月曜日
アクセス:セナド広場から徒歩1分
右側の白い建物が「仁慈堂大桜」
カテドラル(大堂):Cathedral
正式名称:「聖母誕辰主教座堂」(Cathedral of the Nativity of Our Lady)
大堂は、イエスの弟子、聖ラザロ St. Lazarusを祀る教会です。
1622年頃に建築され中国語で「主教座堂」、ポルトガル語で「Sa Cathedral」といい、司教を置くことが許された、非常に位の高い教会です。
元々はタイパという土とワラでできたレンガで築かれていましたが、災害などの後、再建を重ね1937年に現在の重厚な石造りの外観となりました。
ファサード(正面)の外装の漆喰は上海製で、飾り柱と突出した2つの鐘楼が特徴的です。
外観は質素ですが、内部のステンドグラスはとてもカラフルです。
営業時間:7:30~20:00
アクセス:セナド広場から徒歩3分
入場料:無料
※土・日曜はミサがあります。
大堂広場:Cathedral Square
名前の通り、大堂(カテドラル)の前に広がる石畳の広場です。
大堂広場には、円形デザインの石畳と中央には「竜の噴水」と十字架があります。
台座の部分にはシャチ??のようなものが彫られていました。
ここでもアズレージョと呼ばれるポルトガル式タイルを観ることが出来ます。
大堂広場の周囲は壁で囲まれ、アズレージョで装飾されているのです。
ベンチも多く、観光客が歩き疲れたときに休憩できる場としてオススメです。
アクセス:セナド広場から徒歩3分
盧家ろけ屋敷:Casa de Lou Kau
中国人貿易商・盧華詔の中庭のある二階建て中国式邸宅として、1889年に建てられました。
盧家屋敷は灰色レンガを使用し、風水設計を取り入れた芸術性の高い造りになっています。
西洋を意識し、吹き抜け空間が3つある開放的な造りとなっています。
※土・日曜、祝日は10:00~18:00の間に6回、広東語でのガイドツアーがあります。
営業時間:9:00~19:00
定休日:月曜日
入場料:無料
アクセス:セナド広場から徒歩3分 聖ドミンゴ広場からすぐ
聖ドミニコ教会:St. Dominic Church
別名:板樟堂(板造り堂)
石畳が敷かれたセナド広場を進むと、左に「聖ドミニコ教会」が目に飛び込んできます。
1587年創建された当時は木造だったことが別名の由来です。
クリーム色の聖ドミニコ教会の中には、約300点を超える宗教品が展示されています。
教会の名前が付いた「 板樟堂街(Largo do São Domingos)」⇒「卖草地街(Rua da Palha)」⇒「大三巴街(Rua de Sao Paulo)」へ進むと聖ポール天主堂跡に着きます。
アクセス:セナド広場噴水から徒歩2分
聖ドミニコ広場:St. Dominico Square
街の中心となる広場で、セナド広場と繋がっています。
ファイン的には、どこから聖ドミニコ広場なのか境目がわかりませんでした。
過去には、ここでクラシックコンサートが開催されています。
カルサーダスは、綺麗ですが、上を見上げると飾りつけなどが多く異文化を感じます。
地面は波打つ石畳のヨーロッパ、上はゴチャゴチャした中国、という感じでしょうか。
アクセス:セナド広場から徒歩2分
媽閣廟まぁこっうみゅう:A-Ma Temple
マカオの地名の由来となった1488年に建てられた歴史ある廟です。
マカオの世界文化遺産で、三ヵ所ある中国スタイルの建物のうちのひとつです。
他の2つは、「鄭家大屋」「三街会館」です♪
山と海の自然の景観から、石の階段を登ると自然のパワーを感じることができます。
マカオ最古の中国寺院は、海の女神と言われる「媽祖」が祀られており、旅行安全、自然災害、厄払いや無病息災等々様々なご利益があります。
ファインが毎回無事に帰国できているのは、ここを訪れた影響でしょうか? 笑
ここにある名物の渦巻き線香は、なんと燃え尽きるまで約1か月かかります。
廟内は、異なる神様で大殿、石殿、弘仁殿、観音殿など4つのお堂に分かれています。
儒教、道教、仏教、複数の民間信仰の影響を受けた中国文化が凝縮されています。
媽閣廟には「百年夫婦樹」という木があります。
カップルや夫婦が長く一緒にいられるように願うとご利益があるそうです。
30ある世界遺産の中で、ここをスルーしたらマカオを訪れたとはいえないでしょう。
営業時間:9:00~17:00
アクセス:セナド広場から徒歩19分
バラ広場:Barra Square
「媽閣廟」と「海事博物館」の中間にある広場です。
ちなみに、バラ(Barra)とは、花のバラのことではありません。
規模は小さいながらも、バラ広場にも色違いの波模様のカルサーダスが見られます。
ポルトガルの民俗ダンスやオペラが上演されることもあるますが、やや狭く感じます。
背後の丘にあったバラ要塞が名前の由来です。
屋台もあり観光客も買うことはできますが、ほぼ地元民用です。
早朝なら「太極拳」をしているマカオ人の素顔を見ることができますよ。
アクセス:セナド広場から徒歩20分
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
マカオに点在する世界文化遺産はいかがでしたでしょうか?
今回紹介した10ヶ所で、30ヶ所全てを紹介しました。
アクセスを見てみると30ヶ所全部は観れるような気がしてきませんか?
ファインは、宿泊しましたが頑張れば1日で回ることも不可能ではありません。
2021年5月現在では、中国大陸からの観光客のみ隔離が免除されています。
これまでの日常に戻ったら、マカオの世界遺産を巡ってみてはいかがでしょうか?
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