首都「マドリード」からスペイン南部「グラナダ」へ370kmの移動方法3選#60

マドリードからグラナダ行の「ALSAバス」Spain
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ブエナス タルデス、旅ブロガーのファインです。

あなたは、スペイン南部の都市「グラナダ」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

海外旅行好き、もしくはスペイン好き以外の方は、「聞いたことがない」と答えるか、歴史好きの方は「アルハンブラ宮殿」と答える人が大半を占めることでしょう。

グラナダは、「シエラネバダ山脈」や「地中海」があり、海と山に囲まれた自然豊かなエリアにあります。

そのアルハンブラ宮殿と自然豊かな「グラナダ」の行き方は知らない人も多くいます。

 

 

ということで、今回は「マドリード」から「グラナダ」へ移動方法について語ります。

 

 

マドリードからグラナダへ3つの移動方法

①電車(AVE)移動

マドリードアトーチャ駅⇔グラナダ駅

この移動方法を知らない人も当然で、開通したのは最近で2019年6月24日だからです。

運行時間:7時台~19時台

運行頻度:1日3本

所要時間:3時間~3時間半

 

<チケット購入>

運賃:片道35€/往復70€(片道約4,508円/往復約9,018円)

以下のサイトから購入でます。

Access Denied

 

理由は不明ですが、日本のクレジットカードが使える人と使えない人がいるみたいです。

チケット購入できた方には、メールにeチケットが送られてきます。

プリントアウトするか、スマホの画面でeチケットのQRコードをかざせばokです。

小心者のファインは、海外では念のために印刷していくよう心掛けています。

Wi-Fiが使えなかったり、予測不能なトラブルに合う可能性を常に考慮しているのです。

 

マドリードアトーチャ駅マドリードアトーチャ駅

 

マドリードアトーチャ駅は、南側から入ります。

電光掲示板があるので、「行き先」「出発時刻」「列車の番号」を確認しましょう。

出発時間が近くなったら、プラットフォームを確認して下さい。

過去のトレドの記事で説明したように、プラットフォームはギリギリに表示が出ます。

 

<補足>

「マドリードアトーチャ駅」には空港と同じような保安検査があります。

保安検査通過後、各列車が出発するホームの前で再度チケットの読み取りがあります。

保安検査を通過しても、印刷したeチケットは絶対に捨てないように注意しましょう。

 

ちなみに、「マドリードアトーチャ駅」の保安検査は2階です。

ヨーロッパのホテルは、日本と異なり地上階を0階としています。

「G」と表記するホテルも多いです。

つまり、日本でいう2階は1階の表示になっています。

「マドリードアト―チャ駅」のような、大きな駅もホテルと同様の表示です。

 

アクセス:Access

グラナダ駅に到着したら、4番の青い2両連結バスで市内へ移動します。

グラナダ駅 ⇒ カテドラル下車

運賃:1.4€(約180円)

運行時間:7時台~23時台

各停留所にチケット券売機があります。

グラナダ駅から「ANDALUCES通り」を真っ直ぐ進みます。

「de la Constitucion通り」に出たら、右折したところにバス停があります。

※もし荷物が少なければ、市内までは1.6㎞なので歩いて行けなくもない距離です。

 

 

②飛行機移動:Airplane

スペイン国内線は「イベリア航空」「ブエリング航空」の2社が運行されています。

所要時間:約65分

 

<イベリア航空>

マドリードを拠点にしている、スペインのフラッグキャリアです。

世界で最も古い航空会社の1つで、ワンワールドに加盟しています。

1998年に撤退するまで、実は日本路線にも就航していました。

飛行機オタクの間では、1985年に148人全員が死亡した事件が印象的みたいです。

2016年にふたたび日本に就航しましたが、コロナの影響で今後どうなるのでしょうか?

 

イベリア航空イベリア航空

 

<ブエリング航空>

2004年に設立されたバルセロナを拠点とする新しい航空会社です。

スペイン初の格安航空会社LCCとして欧州ではかなり注目されています。

ブエリング航空は、LCCによくみられる発着料金が安い地方空港を利用していません。

大手航空会社が使用する、比較的中心地に近い空港を利用しているのが特徴です。

 

アクセス:Access

グラナダ空港Aeropuerto de Granadaから市内の距離:約15km

<タクシー>

運賃:35€~40€(約4,508円~5,153円)

所要時間:20分

※グラナダのタクシーはメーター制

もし乗車後メーターが動いていなかったらぼったくられる可能性が高いので

「メーターの料金しか払わない」

と毅然とした態度で運転手にしっかり伝えましょう。

 

<空港バス>

ALSA社(青い車体)

運賃:3€(約386円)

所要時間:約40分

市内中心部の下車場所はグラナダ大聖堂(Catedral)

チケットは運転手さんから直接購入します。

グラナダ空港から発車するバスには明確な時刻表はなく、到着便の乗客がターンテーブルからいなくなったら出発するシステムのようです。

 

③バス移動:Bus

ファインは、マドリードからグラナダまでは高速バスで移動しました。

運行頻度:1日に20本以上

マドリード ⇒ グラナダ

所要時間:約5時間

運賃:20€(約2,575円)

 

スールバスターミナルスールバスターミナル

所要時間5時間なんて、車窓からの景色を楽しんでいたらすぐにに到着してしまいます。

ちなみに日本人ではありませんが、運行本数も多いのでバックパッカー若者が、深夜バスを利用してマドリードからグラナダまで日帰りした強者もいました💦

 

スール(南)バスターミナル:Madrid Mendez Alvaro Estacion Sur

ファインが利用したのは、マドリードで一番大きい「スール(南)バスターミナル」です。

このバスターミナル周辺には、スーパーやデパートもあるので時間潰しに困りません。

ファインは、小心者なのでいつも出発時間より早めにバスターミナルへ到着します。

バスターミナル周辺のスーパーやデパートをプラプラしてからバスへ乗車しました。

最寄り駅:メトロ6号線「Mendes Alvaro駅」(メンデス・アルバロ駅)

スールバスターミナル②スールバスターミナル②

 

アクセス:Access

グラナダバスターミナルは、大きくも小さくもなく、ごく普通のバスターミナルです。

ファインは、荷物も少ないのでタクシーは使わずローカルバスを利用しました。

<グラナダバスターミナルから市内移動方法>

路線バス番号:33番

距離:市内中心部まで3.1km

所要時間:約20分

運賃:1.4€(約180円)

運行時間:7時台から23時台

運行間隔:平日は10分間隔

 

運賃は、ドライバーさんに直接払います。

ファインは、お釣りのないようになるべく小銭をぴったり用意します。

今回は、降りたい場所をドライバーに伝えました。

 

なぜなら、観光客には降りるバス停を特定するのがグラナダでは少々難しいのです。

土地勘のある地元民は、目的地の一つ手前でボタンを押すシステムとなっています。

初めて訪れたグラナダで、次に降りる風景なんか勿論わかりません。

 

しばらくするとドライバーさんが

「あっ・・・・セニョール、ごめん ごめん、すっかり忘れてた」

みたいなことを言ってたような(多分)

降りる予定のバス停のひとつ先で降りることになりました。

「ドライバーさん、頼むよ~」😢

とスペイン語で言えずはずもなく、バスを下車しました。

 

旅人の多くは、ファインが下車したカテドラル周辺の宿に泊まることでしょう。

カテドラル周辺には、安宿から中級の宿が密集しています。

但し、街並みが迷路みたいに入り組んでいるのでファインのように方向音痴だと予約した宿を見つけるのに少し苦労すると思います。

 

 

 

 

クレディブス:Credibus

長期間グラナダに滞在する方向けの交通系のカードです。

①市バス

②アルハンブラバス

両方とも利用できます。

 

<購入方法>

市バスのドライバーさんから直接購入

デポジット:2€(約257円)

チャージ金額:5€、10€、20€(約644円、1,287円、2,574円)

1回の乗車運賃:0.8€(約103円)

 

1枚のクレディブスカードを友達同士でシェアすることも可能です。

グラナダを離れるとき、カードを運転手さんに返却すればデポジットの2€は戻ってきます。

 

 

 

グラナダカード:Granada Card

販売元:グラナダ市役所

観光地の入場券がまとまったお得なセット料金で販売しているカードです。

 

カードは2種類

▼Basicタイプ:33.5€(有効期間3日間)約4,312円

▼Plusタイプ(Basicより交通機関の乗車回数が4回多い+ツーリズム列車乗車券付き)

37.5€(有効期間5日間)約4,826円

 

<入場可能な観光箇所>

①アルハンブラ宮殿(ナサリエス宮殿とヘネラリフェ庭園の入場券)

15.4€(約1,982円)

②グラナダ大聖堂:Cathedral and Royal Chapel

5€(約643円)

③王室礼拝堂:Capilla Real

5€(約643円)

 

④カルトウーハ修道院:Monasterio de Nuestra Señora de la Asunción “La Cartuja”

5€(約643円)

外観は期待薄のがっかり観光地だと勘違いしてスルーすると後悔すると思います。

一歩中へ足を踏み入れると、芸術の宝庫です。

それもそのはず、ここの修道士の多くが芸術家だったというから驚きました。

⑤聖ジェロニモ修道院:Monasterio de San Jerónimo, Granada

5€(約643円)

1942年、レコンキスタ(国土回復運動)後、イザベル女王とフェルナンド王の命により初めて建てられた歴史的に重要な修道院です。

36ある半円形のアーチを歩いていると、どこからともなく柑橘系の香りがしてきます。

また天井から壁全体に装飾された芸術的な彫刻と壁画に圧倒されます。

⑥科学博物館:Parque de las Ciencias

5€(約643円)

ファインが訪れた月曜日は定休日でした。

ここを訪れた観光客の話だと、

「子供が喜びそうな施設」

とのことです。

ネバダ山脈を臨むことが出来るので、大人でも眺望を楽しめるらしいですよ。

⑦グラナダ地方銀行美術館

⑧サフラの家

⑨サクラモンテの聖堂

 

バス乗車1.2€×5=6€(約772円)

グラナダの主要観光地をほぼ網羅しているので、全部観てやろうと思う方向けですね。

ファインは、今回⑦⑧⑨に関してはスルーしました。

 

 

 

アルハンブラ宮殿巡回バス:Alhambra bus

<アルハンブラ宮殿巡回バス>

バス番号:C30

運行時間:7時台~

運賃:1.4€(約180円)

市内中心部のイサベル・カトリカ広場からグラナダのメイン観光地アルハンブラ宮殿を巡回するバスです。

 

乗車場所:イサベル・カトリカ広場:Plaza de Isabel La Católica

 

セント・スコラスティカ:santa escolásticá

 

降車場所:アルハンブラ宮殿チケット売り場前

ファインが訪れた時は「Ⅽ32」のルートはありませんでしたが、現在はこのルートでもアルハンブラ宮殿に行けるみたいです。

運賃も安いので地元のスペイン人んとバックパッカーが多く利用しています。

もし、間違えても循環バスなので元に戻るから安心して利用できますよ。

「アルハンブラ宮殿」に関しては、次回の記事で紹介します。

 

 

ここまで読んでいただきありがとうございます。

 

 

追伸

今回ご紹介した「マドリード」から「グラナダ」への移動方法はいかがでしたでしょうか?

グラナダは、人口24万人の留学生がとても多い街です。

ファインが泊った宿でも、日本人留学生と出会いました。

グラナダに住んでいるので、一緒に観光することはなかったですが好青年でした。

ひとり旅をしていると、こういう出会いも楽しいですよね。

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管理人

性別    :男性
居住地域  :千葉
<自己紹介>
飛行機が飛ばない状況でも、未知の国へ行く意欲がまったく衰えない旅ブロガーです。ひとり旅を好むが寂しがり屋という矛盾した性格をしています。都内の大学卒業後、旅行会社へ就職。転職後も旅行関連の資格を取得し観光業界へ従事。添乗員を目指している方、国家資格取得を目標にしている方の参考になるネタを投稿していく予定です。海外旅行では、失敗だらけだけど無事に帰国できればokという考えで旅を続けています。同じ旅好き、もしくは観光業界への就職を目指している方々の役に立ちたいという思いでブログをはじめました。旅行に関する情報をシェアしあなたと一緒に成長できれば嬉しく思います♪

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