アニョハセヨ、旅ブロガーのファインです。
あなたは、海外でガイドブックを片手に旅行をしたことがありますか?
ファインが若いころは「地球の歩き方」を持って海外旅行をするのが定番でした。
韓国は日本人にも人気がある旅行先なので、たくさんのガイドブックを目にします。
ただガイドブックを頼り、見過ごしてしまうと勿体ないスポットがソウルはあるのです。
書店にずらりと並ぶガイドブックにも、あまり載っていない観光地に興味ありませんか?
ということで、今回はソウルの穴場的スポット3選について語ります。
文来洞芸術創作村:ムルレドンイェスルチャンジャッマウル
通称:文来芸術村
ソウルに、昔ながらの町工場が残る鉄鋼団地一帯があります。
そこは永登浦エリアにあり「鉄工場と芸術家の不思議な共生の場」と呼ばれています。
ファインの抱いた印象は、大田区の中小工場エリアに近い雰囲気を感じました。
2000年代に鉄工所の上に、安い賃貸料で作業室を借りる芸術家が現れたのが始まりです。
絵画や彫刻、壁画やストリートパフォーマンス等が観光客の目を楽しませています。
平日はシャッターが開いていて気がつかない壁画も、週末に訪れたら工場がお休みでシャッターが閉じており、こんな絵がシャッターに描かれていたと気がつきます。
日中も夕方ごろからシャッターが閉じられるので、平日の夕方からカメラを持った観光客が増え始める傾向にあります。
ちなみにずらりと並ぶ鉄工場密集エリアの周囲は高層マンションに囲まれています。
無名だったこのエリアも、現在ではソウル市の援助を受け、フェスティバルやフリーマーケット、映画上映やライブイベント、講演会などの活動が行われています。
芸術性のかけらもないファインでも、文来洞芸術村を歩いているだけで楽しめました。
<文来芸術工場>
自然形成された文来創作村にあり、アーティストのための創作支援センターです。
共同作業室、多目的発表場、レコーディング室、セミナー室などを兼ね備えています。
文来洞鉄工所通りの鉄材商店街があった所に創作スペースとして建設されました。
2010年1月28日に開館
利用時間:09:00~18:00
以前は、芸術学校、美術学校、音楽関係者などアーティストの卵が訪れる場所でした。
現在は、口コミで噂が広まり、徐々に観光客も足を運ぶようになっています。
アクセス:Access
最寄り駅:地下鉄2号線(235)文来駅 Mullae 7番出口 徒歩7分
地下鉄1号線(139)永登浦駅 Yeongdeungpo 6番出口 徒歩14分
仙遊島公園ソニュドコンウォン:Seonyudo park
漢江に架かる32の橋の一つである楊花大橋の中間辺りに位置します。
仙遊貯水池施設を改造して作られた韓国初のリサイクル生態公園です。
「漢江展示館」「緑の柱の庭園」「散策路」などがあり、水生植物と生態の森を楽しめます。
ソウル市指定の撮影名所なのですが、意外にも観光客が少なく穴場的存在なのです。
漢江に浮かぶこの公園は、「仙人が遊び暮らした峰」という意味を持っています。
2002年4月開園
総面積:約11万4,000平方メートル
観光客には穴場でも、ソウル市民にはドラマや映画の撮影名所として知られています。
学校の体験学習や遠足にも利用されているのか、子供の団体をチラホラ見かけます。
<仙遊島船着場>
過去記事で少し触れた「漢江遊覧船」の船着場の1つです。
チケットは、仙遊島にあるカフェテリアで購入できます。
ファインが利用した時は、汝矣島を経由の周遊ルートしかありませんでした。
仙遊島案内センター
水質浄化園に隣接し、小規模ながら模型などが置かれています。
1階:管理事務所
仙遊島の歴史と公園案内情報を提供していますが、残念ながら日本語はありません。
仙遊橋
インスタ映えスポットの一つに数えられるアーチ型の橋です。
ここにある展望台からの景色がソウル市民に人気があります。
ワールドカップ噴水が評判で、恋人とのデートスポットになっています。
ちなみに、夜はカップルだらけで、一人で行くと居心地が悪いのなんのって・・・・
水生植物園
蓮の花、ネコヤナギ、ホソバオグルマなど水生植物を見られるエリアです。
環境を意識した施設らしく、植物が水を浄化する過程を観察することができます。
時間の庭園
青い森の庭園や苔、ワラビの園など8種類のテーマ庭園から形成されています。
映画やドラマ、ミュージックビデオの撮影もよく行なわれる有名な場所です。
円形劇場
小規模公演ホールや集会所、休憩所、ピクニック場所になっているスポットです。
季節により、様々なジャンルの音楽会が開かれます。
水質浄化園
各水槽では水中の汚染を取り除いており、水生植物が育つ過程を見ることが可能です。
熱帯地方の水生植物や韓国南部の常緑植物を階段式の大きな水槽を経由し観察できます。
温室
水質浄化園の隣にあり、熱帯地域の水生植物など珍しい植物がたくさんあります。
環境水遊び場
水深15cm以下
水質浄化園から綺麗な水が流れ、砂場などもあり子どもたちの遊び場になっています。
入場料金:無料
営業時間:6:00~24:00
展示館・案内所:9:00~18:00
アクセス:Access
最寄り駅:地下鉄9号線(912)仙遊島駅 Seonyudo 2番出口 徒歩12分
地下鉄2・9号線(237/913)堂山駅 Dangsan 徒歩18分、又は5714番の緑のバス
地下鉄2・6号線(238/622)合井駅 Hapjeong 8番出口バス停
5714番の緑色のバス 一つ目の停留所が「仙遊島公園入口」
ソウルワールドカップ競技場:Seoul World Cup Stadium
2002FIFAワールドカップの時に建設されました。
収容人数:66,704人(アジア最大の規模のサッカースタジアム)
現在は、KリーグのFCソウルのホームスタジアムとなっています。
スタジアムの客席の下にはショッピングセンターがあるのが特徴です。
また、映画館もあるので試合がない日でも大勢のソウル市民で賑わいます。
スペイン編で紹介したカンプノウスタジアム同様、試合がない日は一般公開されています。
こちらも観客席や選手のロッカー、ピッチサイドまで入ることができます。
入場料:1,000w
外国人特別価格チケット:10,000w(ホットドッグ&ビールの引換券付き)
「上岩」と書いてあるガイドブックを見かけたことはありませんか?
計画では、上岩洞のゴミ処理場で建設が予定されていました。
その計画の名残で、地元では「上岩競技場」とも呼ばれているのです。
また上岩洞にある「ワールドカップ公園」もこの名称に影響していると思われます。
営業時間:9:00~18:00(入場17:00まで)
アクセス:Access
最寄り駅:地下鉄6号線(619)ワールドカップ競技場・World Cup Stadium駅
1番出口 東門・南門、2番出口 北門・西門
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
今回ご紹介したソウルの穴場的スポットはいかがでしたでしょうか?
どれも韓国のガイドブックにはあまり掲載されていない隠れた穴場スポットです。
最後に紹介したソウルワールドカップ競技場が、地球の歩き方に少し載っていた程度です。
今後人気が出る前に、訪れてみてはいかがでしょうか?
今回もファインは、地下鉄で移動しています。
韓国の地下鉄は日本語での表示もあり、ハングル語がわからなくても困りません。
また、駅員さんがファインが日本人だとわかると日本語の路線図を出してくれました。
穴場的スポットをひとりで巡ると、高確率で韓国人の優しさに触れることが出来ますよ。
ツアーでは味わうことが出来ないソウル市民との触れ合いがひとり旅の醍醐味ですね。
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