
皆さんBoa tarde、旅ブロガーの「ファイン」です。
今回も前回に引き続き「リオデジャネイロ」について語ります。
リオデジャネイロは、世界の都市の中でも治安の悪さがとても有名です。
貧富の格差が激しいので、エリアによって宿泊を避けた方がいいエリアはあります。
リオデジャネイロに渡航予定の方は、宿泊先の安全エリアもしっかり調べましょう。
目次
リオデジャネイロの宿選び
リオデジャネイロの中でも、比較的治安がいいエリアは「ボタフォゴ」でしょう。
ファインは、「コパカバーナエリア」の地下鉄とスーパーが徒歩圏内にある宿にしました。
「セントロ」や「サンタテレサ」周辺の宿が安い理由は治安がとても悪いからです!
リオの宿選びは値段より安全を優先しましょう。
リオ初心者の方は、海側より山側に行くほど治安が悪くなるとイメージして下さい。
2月の宿選びは、カーニバルを観て、深夜から明け方に宿に戻ることを想定しましょう。
今回宿泊した宿は、日本人はファインだけでした。
ミックスドミトリーで欧米人が多かったですが、韓国人青年が一人いました。
フランス人に誘われて、夜は酒場に彼らと飲みに行きました。
リオデジャネイロのドミトリー
カーニバルの時期だったので、宿泊料は普段の数倍の値段でした。
24時間出入り自由な宿ですが、宿泊客には手首にテープを巻かれます。
そのテープをしていないと、宿泊施設の敷地内に入れてもらえません。
駅の改札みたいな棒がホステルの入り口にあり、入れないようになっています。
カリオカ水道橋:Aqueduto da Carioca
ラパ地区のシンボルのひとつです。
1750年にローマの水道鏡を模した全長270メートルの石橋として建設されました。
その後、水道橋は延長されましたが、19世紀に水道としての役目を終えました。
カリオカ水道橋
現在は「リオデジャネイロの歴史地区セントロ」と「丘の上の町サンタ・テレーザ」を
つなぐ路面電車の陸橋となっています。
カリオカ水道橋を走る路面電車
この路面電車に乗ろうとしたのですが、「観光客はやめておけ」と言われました。
治安
ちなみに、カリオカ水道橋周辺は治安がかなり悪いです。
この地域では、雰囲気の良くない少年たちの集団がたむろしています。
子供好きなファインでも、カリオカ水道橋周辺の少年たちは少々怖かったです。
大人でも車に向かって奇声を上げている人やたくさんの浮浪者も目撃しました。
リオデジャネイロに関するサイトやガイドブックでは注意喚起しているエリアです。
「気をつけて観光してください」とか「くれぐれも用心して下さい」と記載があります。
しかし、このエリアではいくら用心しようにも注意しようがないのです。
理由は、万一少年たちに襲われた場合、まず近くに避難できるお店がありません。
大きな広場があり、モニュメントの前では写真を撮ったりするのですが、
障害物がないため、遠くからでもアジア人観光客と一目でわかる状況です。
韓国人グループと交代で写真を撮りあったりしましたが、襲われたらアウトでしたね。
ここへ観光しようとする方は、くれぐれも自己判断で行くようにお願いします。
物を投げられたバス
ちなみに、上記写真に写っているバスに向かって何か物を投げている集団がいました。
おそらくバスの中からカメラで写真を撮っている人がいたのだろう、ということらしいです。
すぐその場から逃げたので、その後の詳細まではわかりません。
セラロンの階段:Escadaria Selarón
この階段を作ったアーティストは、ホルへ・セラロン(Jorge Selaron)さん。
2013年まで、約20年もの年月をかけて、自宅前の階段を飾りました。
60カ国以上から集めた2000枚以上のタイルを使用したそうです。
全長125メートル、215段の長い階段です。
この階段は、タイルで飾られたアート作品になっています。
ファインは階段下から登りましたが、上から降りるとカラフルな景色が楽しめません。
ここで写真を撮るなら、下から見上げて撮ってもらうとタイルがよく見えます。
セラロンの階段
ここも先ほどのカリオカ水道橋から近いので治安は良くありません。
最寄駅:Cinelândia駅
リオデジャネイロ大聖堂:カテドラル・メトロポリターナ
「アルコス・ダ・ラパ」の奥にある巨大なドーム状の建物です。
天井に施された巨大なステンドグラスがとても有名ですが、外観も個性的です。
1976年にできた近代的なデザインで、他では見られないインパクトのある教会です。
リオデジャネイロ大聖堂
カテドラル・メトロポリターナ
天井から光がやさしく注ぎ込み、非常に神秘的な空間です。
無宗教で、芸術に疎いファインでも、この大聖堂は個性的で美しいと感じました。
リオデジャネイロ大聖堂の内部
<基本情報>
オープン日時:8時~12時、13時~18時(平日)、8時~12時(土日)
アクセス:メトロ「Carioca」駅から徒歩約5分。
リオデジャネイロ市立劇場:Theatro Municipal do Rio de Janeiro
歴史的な建造物が立ち並ぶシネランディア広場に面しています。
ブラジル国内で最も重要な劇場の一つで、デザインはオペラ座をモデルにしています。
リオデジャネイロ市立劇場
メトロ・シネランジア駅から徒歩1分です。
日曜と月曜日は定休日ですが、館内ツアーもガイド同行で1日6回行われています。
リオのカーニバル:Carnival in Rio
リオのカーニバルは21時から始まりますが、すでに昼からハイテンションです。
警察もたくさん待機しているので、危険は感じませんでした。
昼間のリオデジャネイロ市内
地下鉄の車内も派手な衣装に身を包んだ人たちが大合唱していました。
大合唱グループが駅で降りても、乗ってきた人たちも大合唱を始めるという感じです。
上記写真は、派手に騒いで散らかしていったゴミを清掃しているボランティア団体です。
カイピリーニャ:Caipirinha
ブラジルを代表するアルコール度数51度とかなり強めのお酒です。
コパカバーナビーチでは、屋台のカイリピーニャもあります。
なんと、屋台なのにクレジットカードも使えるんです(笑)
田舎の娘さんという意味のカイリピーニャ
コパカバーナビーチで、寝転がっているだけでカイリピーニャの売り子がきます。
ビーチでの相場は、1杯=15レアル(約400円)、500ml
ファベーラ:favela
リオデジャネイロ市内に1000か所以上点在する貧民街。
この貧民街こそが、「ファベーラ」です。
ブラジルでは、イタリアからの帰国者が初めてのコロナ感染者になりました。
二人目も三人目も海外へ渡航できるお金持ちからコロナの感染者が出ています。
3月頃は、富裕層が住むエリアに感染が広がり、金持ち病と言われていました。
ただ皆さんもご存じの通り、密になること、衛生面での消毒が重要なこと、
これらを出来ないファベーラの住民がコロナに感染するのは時間の問題でした。
普段の生活が密の状態のファベーラ。
衛生面でも、消毒もできない状況のファベーラ。
皮肉なことに、富裕層宅にメイドで働いていた貧困層の女性が最初の死亡者となりました。
富裕層の雇い主は、コロナから回復したのです。
問題は、富裕層の雇い主がコロナに感染している事実をメイドに隠していたことです。
ファベーラでは、一人でもコロナ感染者が出ると、続々と広がる環境にあります。
富裕層や経済界から支持を受けるボルソナロ大統領は、貧困層のファベーラ住民を
助ける対策もせず、感染拡大のスピードは雪だるま式に加速しています。
コロナ禍以前は、ファベーラ観光ツアーも催行されていました。
現在観光客はコロナ対策が出来ていないファベーラに近づけない状況みたいです。
治安が悪いから近づけないのではありません。
国から見捨てられ、貧困から抜け出すことのできない彼らを皆さんはどう思いますか?
ここまで読んでいただきありがとうございます。
追伸
次回はいよいよリオのカーニバルについて熱く語ります。
バッグを盗まれたりしたけど、また行きたくなる魅力がブラジルにはあるのです。
物価も高いけど、コロナ禍が落ち着いたらぜひ再訪したいと思っています。
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