アニョハセヨ、旅ブロガーのファインです。
あなたは、韓国の世界自然遺産をご存じでしょうか?
2007年に韓国で初めて世界自然遺産に登録されたのが「済州の火山島と溶岩洞窟群」です。
ちなみに、世界文化遺産ではありませんよ♪
ユネスコが定める世界遺産は大きく3つの種類があります。
①世界文化遺産
②世界自然遺産
③世界複合遺産
2021年7月「韓国の干潟」が世界自然遺産に登録されるまでは、韓国唯一の自然遺産でした。
ということで、今回は世界自然遺産に登録された「済州島」について語ります。
トルハルバン
済州島を観光していれば、トルハルバンの石像をどこでも目にすることが出来ます。
済州島各地に約45体あると言われている守り神です。
町の平和を保ち、悪い気から守ってくれる守護神の意味を持っています。
沖縄にあるシーサーのようなイメージでしょうか。
済州の方言で「石のお爺さん」という意味があります。
材質は玄武岩を削って作られており、帽子を被り手はお腹の上にのせている姿の石像です。
済州島のお土産として「トルハルバン」の人形を貰った方も多いんじゃないでしょうか?
トルハルバンの石像
西帰浦:ソグィポ
済州島の南部に位置し、年間13,664千人以上が訪れる国際観光都市となっています。
サッカーが好きな人には、ワールドカップ競技場があることでも知られています。
現在はミカンの産地として有名ですが、実は苗木を寄贈したのが和歌山県紀の川市なのです。
紀の川市は35万本の苗木を寄贈しただけでなく、十数回も訪問し技術指導をしてきました。
済州島のミカンを口にすると和歌山県産のミカンとほとんど味は変わりません。
これをきっかけに紀の川市と西帰浦市は姉妹都市提携を結んでおります。
済州島のミカン
城山日出峰:ソンサンイルチュルポ
西帰浦を代表する観光地が「城山日出峰」です。
観光用ポスターや絵葉書等にも使われており、済州島のイメージシンボルになっています。
城山日出峰は、海底噴火によって生まれた標高182mの小さな火山です。
済州島に約360個あるオルムの一つで、山頂からの絶景は観光客を魅了します。
オルム = 漢拏山の噴火によりできた寄生火山の小火山体
周囲は絶壁ですが、西北側はトレッキングすることが可能なほどなだらかです。
トレッキングの所要時間:往復約50分
日の出の名所としても知られており、その光景は「済州十景」のひとつに数えられています。
ちなみに、日の出が有名な「城山日出峰」に対して、夕焼けが有名なのが松岳山です。
営業時間:7時半~18時
定休日:無休
城山日出峰
アクセス:Access
最寄りバス停:城山日出峰
済州バスターミナル発
所要時間:110-1、110-2番急行バス/約1時間
201、210-1、210-2番バス/約90分
天地淵瀑布チョンジヨンポッポと正房瀑布チョンバンポッポ
済州島には自然景勝地として有名な3大瀑布があるのは、ご存じでしょうか?
西帰浦市の中心部には、3大瀑布の内2つがあります。
※三大瀑布のもうひとつが神の池という意味の天帝淵瀑布です。
<天地淵瀑布>
名前は、「天と地が出会ったためにできた池」ということから由来しています。
高さ:22m
幅:12m
営業時間:日の出から22:00まで
入場料:2,000W
天地淵瀑布
アクセス:Access
西帰浦市バスターミルから市内バスで約20分
済州国際空港から空港リムジンバス600番乗車、「ニューキョンナムホテル」下車
<正房瀑布>
韓国では唯一滝の水が海に直接落ちる海岸滝です。
高さ:23m
幅:8m
深さ:5m
正房瀑布
大浦海岸柱状節理帯テポチュサンチョルリデ:Ju-sang-jeol-li cliff Columnar Jointing
柱状節理
済州
海に流れ込んだ溶岩が海水で冷やされ6角形状に固まりました。
6角形状の柱は、ひとつが約30m~40mあります。
なんと、この景色が1km以上も続いているのです。
ファインは利用しませんでしたが、遊覧船からの景色が人気あるそうです。
大浦海岸桂状節理
ウェドルゲ
「海の上に植えられた自然の芸術品」
約150年前の火山噴火でできた岩盤が波の浸食で変形した高さ20mの海食柱です。
海の真ん中にポツンと立っており、オルレ道で一番景観が美しいと言われています。
西帰浦
入場料:無料
ウェドルゲ
漢拏山国立公園ハルラサンクンニッコンウォン:Hallasan Mountain national park
韓国最高峰の漢拏山
標高:1950m
韓国の3代霊山の一つに数えられ、火口湖の白鹿潭
漢拏山
漢拏山
アクセス:Access
最寄りバス停:城板岳
所要時間:済州
龍頭岩:ヨンドゥアム
約200万年前に噴出した溶岩が固まって形成された奇岩です。
高さ:10m
長さ:30m
龍頭岩
伝説によれば、龍が天に昇ろうとして、神によって岩にされてしまったと伝えられています。
夕暮れ時に動いているように見えると聞きましたが・・・・・全然そうは見えません。
龍頭岩
龍頭岩
アクセス:Access
済州
山房山:サンバンサン
山房山
標高:345m
長径:約1,250m
短径:約750m
周囲:約6.1km
山房山
山房山
菜の花と山房山
山房山と菜の花
営業時間:8:00-18:00(冬季は17:00)
入場料:2,500W
アクセス:Access
西帰浦
日本から済州島へ
済州
①大韓航空
②ティーウェイ航空
所要時間:成田空港から約2時間50分
関西空港から約1時間50分
中部国際空港から約2時間
福岡空港から約1時間20分
※航空運賃は日本の卒業旅行シーズンにあたる1月中旬から3月上旬に安くなる傾向です。但し、韓国国内から移動する方が圧倒的に安いチケットが入手できます。
「フェリー編」
済州
<福岡発>
所要時間:約11時間半
<下関発>
所要時間:約11時間45分
<大阪発>
所要時間:約18時間
韓国国内から済州島へ
ソウル ⇔ 済州島
釜山 ⇔ 済州島
所要時間:どちらも約50分
ソウル発や釜山発は多くのの航空会社が就航しており、運賃競争がとても激しいです。
コロナ禍前は、タイミングが合えばどちらも1,000円以内で行くことも可能でした。
個人的には、2泊もしくは3泊くらいすることを推奨しますが日帰りも可能です。
<就航航空会社一覧>
①大韓航空
②アシアナ航空
③ティーウェイ航空
④チェジュ航空
⑤ジンエアー
⑥エアプサン
⑦中国東方航空
⑧春秋航空
⑨吉祥航空
⑩中国国際航空
<済州
済州
①空港リムジンバス
バス番号:600番バス
運行時間:6時台~22時台
運行間隔:約25分
運賃:5,500W
②市内バスは3種類
・急行バス
バス番号:100番台
運賃:3,000W
・幹線バス
200番台、300番台、500番台
運賃:1,200W
・支線バス
400番台、600番台、700番台
運賃:1,200W
過去記事で紹介した交通カード「T-money」が利用可
※T-moneyは40分以内の乗り継ぎ2回までは追加料金が無料
③タクシー
空港の到着ターミナルを出たところにタクシー乗り場があります。
運賃:初乗り2kmまで/小型タクシー2200W
/中型タクシー2800W
/大型タクシー3800W
4時間チャーター:約80,000W~
済州国際空港
④レンタカー
海外レンタカーデビューするなら済州
<理由1>
レンタカー代は、日本の半額。
<理由2>
ソウルや釜山ほど、交通が激しくない。
<理由3>
電気自動車が普及しているので、燃料費が安い。
※国際免許が必要なことと、日本と逆の右側通行だけは要注意
「フェリー編」
台風など天候の影響により欠航または運航スケジュールが変更される場合があります。
<釜山発>
釜山港国際旅客ターミナル ⇔ 済州国際旅客ターミナル
MSフェリー社
ニュースター号
所要時間:約12時間
【釜山発】月、水、金曜日の19時発
【済州発】火、木、土曜日の18時40分発
運賃:3等室B:48,500W~特室(2人)201,000W (夏は10%割増)
木浦旅客ターミナル ⇔ 済州国際旅客ターミナル
シーワールド高速フェリー社
クイーンジェヌヴィア号
【木浦発】毎日運航(日曜日と毎月第2・4・5月曜日休航)
【済州発】毎日運航(土曜日と毎月第2・4・5月曜日休航)
所要時間:約5時間
右水営旅客ターミナル ⇔ 済州国際旅客ターミナル
シーワールド高速フェリー社
クイーンスター2号(楸子島経由)
【右水営発】毎日運航(毎月第2・4水曜日休航)
【済州発】毎日運航
所要時間:約3時間
莞島沿岸旅客ターミナル ⇔ 済州国際旅客ターミナル
ハニル高速社
SONGLIMブルーオーシャン号(楸子島経由)
【莞島発】毎日運航(毎月第1・3木曜日休航)
【済州発】毎日運航(毎月第1・3水曜日休航)
所要時間:約5時間
シルバークラウド号
【莞島発】毎日運航
【済州発】毎日運航
所要時間:約2時間40分
HANILブルーナレ号
【莞島発】毎日運航
【済州発】毎日運航
所要時間:約1時間30分
鹿洞新港旅客ターミナル ⇔ 済州国際旅客ターミナル
南海高速社
アリオン済州号
【高興発】毎日運航(日曜日休航になることあり)
【済州発】毎日運航(土曜日休航になることあり)
所要時間:約3時間40分
麗水エキスポクルーズターミナル ⇔ 済州国際旅客ターミナル
ハニル高速社
ゴールドステラ号
【麗水発】毎日運航(日曜日休航になる場合あり)
【済州発】毎日運航(土曜日休航になる場合あり)
所要時間:約5時間半
<注意事項>
フェリーに乗船する際は身分証明書(パスポートまたは外国人登録証)が必要となります。
船旅が好きな方や、時間に余裕がある方向きです。
車両がない場合は出航40分前までに出発ターミナルに到着していれば問題ありません。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
追伸
日本人か「韓国の東尋坊」とも呼ばれている済州
また「韓国のハワイ」とも呼ばれ、一番気軽に行ける海外のリゾート地です。
済州
2011年11月には「世界7大自然奇観」のひとつにも選ばれているのです。
日本語の観光案内所がある済州国際空港の年間利用者数が、コロナ前は1600万人以上でした。
韓国のみならず、世界的なリゾート地「済州
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